男おとこ三度笠さんどがさ 横よこちょにかぶり
おぼろ月夜づきよの 旅たびがらす
可愛かわいや小柳こやなぎ とめずにお呉くれ
あけりゃ明日あしたの 風かぜが吹ふく
世話せわにくだけて エー暮くらしゃんせ
野暮やぼな白刃しらはにゃ からだを張はるが
ままよにが手てな 色出いろだし入はいり
こんな男おとこに 惚ほれるなァおよし
末まつの苦労くろうが 目めに見みえる
想おもいつめずに エー暮くらしゃんせ
花ばなの三度笠さんどがさ 柳やなぎがなびく
乱みだれごころで なぜなびく
知しらぬ振ふりして 峠とうげを越こえりゃ
またも身みに沁しんむ 通とおり雨あめ
想おもい出だすよな エーことばかり
男otoko三度笠sandogasa 横yokoちょにかぶりchonikaburi
おぼろoboro月夜dukiyoのno 旅tabiがらすgarasu
可愛kawaiやya小柳koyanagi とめずにおtomezunio呉kuれre
あけりゃakerya明日ashitaのno 風kazeがga吹fuくku
世話sewaにくだけてnikudakete エeー暮kuらしゃんせrasyanse
野暮yaboなna白刃shirahaにゃnya からだをkaradawo張haるがruga
ままよにがmamayoniga手teなna 色出irodashi入haiりri
こんなkonna男otokoにni 惚hoれるなrerunaァaおよしoyoshi
末matsuのno苦労kurouがga 目meにni見miえるeru
想omoいつめずにitsumezuni エeー暮kuらしゃんせrasyanse
花banaのno三度笠sandogasa 柳yanagiがなびくganabiku
乱midaれごころでregokorode なぜなびくnazenabiku
知shiらぬranu振fuりしてrishite 峠tougeをwo越koえりゃerya
またもmatamo身miにni沁shinむmu 通tooりri雨ame
想omoいi出daすよなsuyona エeーことばかりkotobakari