萩はぎの花はな咲さく 野面のづらを渡わたる
風かぜに名残なごりの 祝いわい唄うた
今日きょうは日ひもよし 天気てんきもよいし
嬉うれし涙なみだの 盃さかずき交かわす
嫁とつぐわが娘むすめの 晴はれ姿すがた
金きんの屏風びょうぶに 幸しあわせ色いろの
親おやも見みとれる 夫婦みょうとびな
蝶ちょうよ花はなよと 育そだてた娘むすめ
母かあさん 留守るすと 火ひのつくように
泣ないたあの日ひを 思おもい出だす
思おもい溢あふれて 言葉ことばにならず
達者まめで暮くらせも 胸むねの内うち
さあさ お立たちだ お名残なごりおしい
こんど来くる時ときゃ 初孫はつまご抱だいた
母ははの姿すがたが 目めに浮うかぶ
萩hagiのno花hana咲saくku 野面noduraをwo渡wataるru
風kazeにni名残nagoりのrino 祝iwaいi唄uta
今日kyouはha日hiもよしmoyoshi 天気tenkiもよいしmoyoishi
嬉ureしshi涙namidaのno 盃sakazuki交kaわすwasu
嫁totsuぐわがguwaga娘musumeのno 晴haれre姿sugata
金kinのno屏風byoubuにni 幸shiawaせse色iroのno
親oyaもmo見miとれるtoreru 夫婦myoutoびなbina
蝶chouよyo花hanaよとyoto 育sodaてたteta娘musume
母kaaさんsan 留守rusuとto 火hiのつくようにnotsukuyouni
泣naいたあのitaano日hiをwo 思omoいi出daすsu
思omoいi溢afuれてrete 言葉kotobaにならずninarazu
達者mameでde暮kuらせもrasemo 胸muneのno内uchi
さあさsaasa おo立taちだchida おo名残nagoriおしいoshii
こんどkondo来kuるru時tokiゃxya 初孫hatsumago抱daいたita
母hahaのno姿sugataがga 目meにni浮uかぶkabu