大阪雪景色 歌詞 戸川よし乃 ふりがな付

ひでちゃん 起おきて 雪ゆきだよ
障子しょうじを開あければ 冬化粧ふゆげしょう
生うまれ故郷こきょうで 見慣みなれた雪ゆきも
いつもとどこか 違ちがってる
ここで寄より添そい もう二年にねん…
大阪おおさか暮くらしも いいものね

ひでちゃん ちょっと 出でようか
めったに降ふらない 雪ゆきだもの
あべの筋すじから
チンチン電車でんしゃに乗のれば
万代ばんだい池いけが きれいだよ
白しろい梢こずえに 雪ゆきの花はな…
寄より道みちするのも いいものね

ひでちゃん 息いきが 白しろいよ
体からだを寄よせ合あう 渡わたり橋ばし
傘かさにシンシン 冷つめたい雪ゆきも
芯しんまで温あたたかい 二人ふたりなら
「うちはホンマに 幸しあわせや…」
大阪おおさかことばも 馴染なじむ頃ころ