はるばるきても つきせぬものは
故郷こきょうに寄よせる 恋心こいごころ
トンガの風かぜに 思おもいをはがれ
生身いきみに沁しみる 南回帰線みなみかいきせん
晴はれれば時雨しぐれ 時雨しぐれれば晴はれる
きままな空そらに 似にた女ひとよ
イルカが啼ないて 忘わすれたはずの
面影おもかげ誘さそう 白しろいサンゴ礁しょう
田舎いなかの母ははに やさしく頼たのむ
ひと筆ふで書かいた 片便かただより
カヌーに託たくし 別わかれを告つげる
船路ふなじは遠とおい 南回帰線みなみかいきせん
きみにはみえぬ サウザンクロス
祈いのれば空そらで 涙なみだぐむ
ボンゴを叩たたき 椰子やし酒ざけ汲くめば
心こころは北きたへ 青あおい流ながれ星ぼし
はるばるきてもharubarukitemo つきせぬものはtsukisenumonoha
故郷kokyouにni寄yoせるseru 恋心koigokoro
トンガtongaのno風kazeにni 思omoいをはがれiwohagare
生身ikimiにni沁shiみるmiru 南回帰線minamikaikisen
晴haれればrereba時雨shiguれre 時雨shigureればreba晴haれるreru
きままなkimamana空soraにni 似niたta女hitoよyo
イルカirukaがga啼naいてite 忘wasuれたはずのretahazuno
面影omokage誘sasoうu 白shiroいiサンゴsango礁syou
田舎inakaのno母hahaにni やさしくyasashiku頼tanoむmu
ひとhito筆fude書kaいたita 片便katadayoりri
カヌkanuーにni託takuしshi 別wakaれをrewo告tsuげるgeru
船路funajiはha遠tooいi 南回帰線minamikaikisen
きみにはみえぬkiminihamienu サウザンクロスsauzankurosu
祈inoればreba空soraでde 涙namidaぐむgumu
ボンゴbongoをwo叩tataきki 椰子yashi酒zake汲kuめばmeba
心kokoroはha北kitaへhe 青aoいi流nagaれre星boshi