眠ねむりの訪おとずれぬ―逆さかさまの夜よる
少女しょうじょはただ酷ひどく
退屈たいくつしてた
薔薇ばらがつたう石造いしづくりの塔とうは
冷ひえる、底無そこなしに
とても永ながく保もたないのは
目めに見みえた
貴方あなたをさらって
この手てで壊こわしたい。
私あたしを、此処ここから
連つれ出だしてくれないなら
(眩まぶしい奇跡きせきを
信しんじながら
生いきてゆくのは
悪わるいことじゃないわ…)
少女しょうじょがドレープを
たくしあげれば
男おとこは平伏ひれふして良いい子こになった
舌したを這はわせ むさぼるほど
甘あまい棘とげは染しみ込こんで
我われに還かえるその背中せなかを、
アイシテた…
貴方あなたの言葉ことばを
炎ほのおに包つつむとき
私あたしは小ちいさな
雫しずくをこぼしてしまう
(眩まぶしい奇跡きせきを
信しんじながら
生いきてゆくのは
悪わるいことじゃないわ…)
お願ねがい…答こたえて、
神様かみさまひとつだけ。
私あたしを此処ここから
連つれ出だしてくれないなら
「眩まぶしい奇跡きせきを
信しんじながら
生いきてゆくのは
悪わるいことじゃない。」と
眠nemuりのrino訪otozuれぬrenu―逆sakaさまのsamano夜yoru
少女syoujoはただhatada酷hidoくku
退屈taikutsuしてたshiteta
薔薇baraがつたうgatsutau石造ishidukuriのno塔touはha
冷hiえるeru、底無sokonaしにshini
とてもtotemo永nagaくku保moたないのはtanainoha
目meにni見miえたeta
貴方anataをさらってwosaratte
このkono手teでde壊kowaしたいshitai。
私atashiをwo、此処kokoからkara
連tsuれre出daしてくれないならshitekurenainara
(眩mabuしいshii奇跡kisekiをwo
信shinじながらjinagara
生iきてゆくのはkiteyukunoha
悪waruいことじゃないわikotojanaiwa…)
少女syoujoがgaドレdoreープpuをwo
たくしあげればtakushiagereba
男otokoはha平伏hirefuしてshite良iいi子koになったninatta
舌shitaをwo這haわせwase むさぼるほどmusaboruhodo
甘amaいi棘togeはha染shiみmi込koんでnde
我wareにni還kaeるそのrusono背中senakaをwo、
アイシテaishiteたta…
貴方anataのno言葉kotobaをwo
炎honooにni包tsutsuむときmutoki
私atashiはha小chiiさなsana
雫shizukuをこぼしてしまうwokoboshiteshimau
(眩mabuしいshii奇跡kisekiをwo
信shinじながらjinagara
生iきてゆくのはkiteyukunoha
悪waruいことじゃないわikotojanaiwa…)
おo願negaいi…答kotaえてete、
神様kamisamaひとつだけhitotsudake。
私atashiをwo此処kokoからkara
連tsuれre出daしてくれないならshitekurenainara
「眩mabuしいshii奇跡kisekiをwo
信shinじながらjinagara
生iきてゆくのはkiteyukunoha
悪waruいことじゃないikotojanai。」とto