女おんな まだまだ おさな顔がお
男おとこ 傷きずもつ うれい顔がお
酒さけのさかなに 雨あめの音おと
今夜こんや抱だくやら 帰かえすやら
ぽつりぽつりと 古ふるい歌うた
酔よいにまかせて 歌うたう歌うた
じんとしみこむ 胸むねの傷きず
ひとりひとりの古ふるい傷きず
何なにがつらくて すすり泣なく
何なにを信しんじて すがりつく
名なさえあかさぬ そのうちに
灯あかり消けしたり かくしたり
傘かさがないから 帰かえれない
傘かさがあっても 帰かえさない
旅たびの疲つかれを ききながら
夜明よあけ迎むかえる 雨あめの宿やど
女onna まだまだmadamada おさなosana顔gao
男otoko 傷kizuもつmotsu うれいurei顔gao
酒sakeのさかなにnosakanani 雨ameのno音oto
今夜konya抱daくやらkuyara 帰kaeすやらsuyara
ぽつりぽつりとpotsuripotsurito 古furuいi歌uta
酔yoいにまかせてinimakasete 歌utaうu歌uta
じんとしみこむjintoshimikomu 胸muneのno傷kizu
ひとりひとりのhitorihitorino古furuいi傷kizu
何naniがつらくてgatsurakute すすりsusuri泣naくku
何naniをwo信shinじてjite すがりつくsugaritsuku
名naさえあかさぬsaeakasanu そのうちにsonouchini
灯akaりri消keしたりshitari かくしたりkakushitari
傘kasaがないからganaikara 帰kaeれないrenai
傘kasaがあってもgaattemo 帰kaeさないsanai
旅tabiのno疲tsukaれをrewo ききながらkikinagara
夜明yoaけke迎mukaえるeru 雨ameのno宿yado