あの日ひ 世界せかいは消きえた
唯一ゆいいつの光ひかりだった
凪ないだ風かぜの音おと 群衆ぐんしゅうの隙間すきまに孤独こどくも咲さく
僕ぼくは子守唄こもりうたを知しらず
寓話ぐうわの中なかの果実かじつを 喰くいんで微睡まどろみ
「ありふれた夜よるをください」と意識いしきを落おとした
忘わすれられた荊棘いばらの森もりで踊おどり狂くるう鳥とり
毟むしられた翼つばさは 醜みにくかろう そうだろう
止とまらない音楽おんがくを睨にらみつける
これは血ちに染そまった御伽おとぎ話はなし
竦すくんだ 心こころのままで
「悪夢あくむ」に立たち向むかう
恐怖きょうふを貪むさぼる 其それは
僕ぼくの背せを愛あいしすぎていた
死しは許ゆるさぬと唄うたいつつ
だれかの死しを願ねがう嘆なげきの手てに 救すくいを
悪意あくいと無邪気むじゃきがたゆたう
混沌こんとんの海うみへ溺おぼれてゆく鳥とり
誰だれも信しんじないくせに 愛あいを求もとめて
打算ださんを放はなつわりに 弄もてあそばれて
邪魔じゃまなのは 人ひとなのに
僕ぼくは人ひとでしかないと
割われた鏡かがみを踏ふみ抜ぬく
暗くらい暗くらい荊棘いばらの森もりを抜ぬけたその先さきに
貴方あなたが待まってる さあ僕ぼくを 迎むかえてくれ
手てを伸のばす それが希望きぼうだと信しんじて
そして血ちに染そまった奈落ならくの果はて
目覚めざめても 貴方あなたは居いない
あのano日hi 世界sekaiはha消kiえたeta
唯一yuiitsuのno光hikariだったdatta
凪naいだida風kazeのno音oto 群衆gunsyuuのno隙間sukimaにni孤独kodokuもmo咲saくku
僕bokuはha子守唄komoriutaをwo知shiらずrazu
寓話guuwaのno中nakaのno果実kajitsuをwo 喰kuiんでnde微睡madoroみmi
「ありふれたarifureta夜yoruをくださいwokudasai」とto意識ishikiをwo落oとしたtoshita
忘wasuれられたrerareta荊棘ibaraのno森moriでde踊odoりri狂kuruうu鳥tori
毟mushiられたrareta翼tsubasaはha 醜minikuかろうkarou そうだろうsoudarou
止toまらないmaranai音楽ongakuをwo睨niraみつけるmitsukeru
これはkoreha血chiにni染soまったmatta御伽otogi話hanashi
竦sukuんだnda 心kokoroのままでnomamade
「悪夢akumu」にni立taちchi向muかうkau
恐怖kyoufuをwo貪musaboるru 其soれはreha
僕bokuのno背seをwo愛aiしすぎていたshisugiteita
死shiはha許yuruさぬとsanuto唄utaいつつitsutsu
だれかのdarekano死shiをwo願negaうu嘆nageきのkino手teにni 救sukuいをiwo
悪意akuiとto無邪気mujakiがたゆたうgatayutau
混沌kontonのno海umiへhe溺oboれてゆくreteyuku鳥tori
誰dareもmo信shinじないくせにjinaikuseni 愛aiをwo求motoめてmete
打算dasanをwo放hanaつわりにtsuwarini 弄moteasoばれてbarete
邪魔jamaなのはnanoha 人hitoなのにnanoni
僕bokuはha人hitoでしかないとdeshikanaito
割waれたreta鏡kagamiをwo踏fuみmi抜nuくku
暗kuraいi暗kuraいi荊棘ibaraのno森moriをwo抜nuけたそのketasono先sakiにni
貴方anataがga待maってるtteru さあsaa僕bokuをwo 迎mukaえてくれetekure
手teをwo伸noばすbasu それがsorega希望kibouだとdato信shinじてjite
そしてsoshite血chiにni染soまったmatta奈落narakuのno果haてte
目覚mezaめてもmetemo 貴方anataはha居iないnai