一重二重ひとえふたえ 重かさね手合てあわせ、
ポタリ 雫しずく 溶とけ行いき流ながれ。
息いきづく命いのちの間まに、合あわせ、
さざめく白しろの道みちは通とおり過すぎ果はて。
眠ねむりから目覚めざめ
高たかみに昇のぼり
駆かけ行ゆく若樹わかぎは空そらに咲さき
祈いのりに芽吹めぶいた四季彩彩しきさいさいが
この地ちを撫なでては風かぜが吹ふく。
終おわり終おえた殼からは地ちに還かえり
茶色ちゃしきの夢ゆめ、黒土くろつちに埋うもる。
爪つめは叫さけび、牙きばは晒さらされ
枯かれゆく葉々はばは積つもり、包つつみ込こむように。
夢ゆめに身みを浸ひたし
春はるに焦こがれて
眠ねむり行ゆく日々ひびは流ながれ行ゆく
冷つめえた風かぜさえ追おい風かぜになり
目覚めざめたその日ひは春はるがある。
今いま 伝つたえよう。語かたり行ゆこう。
全すべての恵めぐみに生いかされて…
止やまない大地だいちに組くまれた我われは
永遠無とわなき命いのちに、四季彩彩しきさいさい。
一重二重hitoefutae 重kasaねne手合teaわせwase、
ポタリpotari 雫shizuku 溶toけke行iきki流nagaれre。
息ikiづくduku命inochiのno間maにni、合aわせwase、
さざめくsazameku白shiroのno道michiはha通tooりri過suぎgi果haてte。
眠nemuりからrikara目覚mezaめme
高takaみにmini昇noboりri
駆kaけke行yuくku若樹wakagiはha空soraにni咲saきki
祈inoりにrini芽吹mebuいたita四季彩彩shikisaisaiがga
このkono地chiをwo撫naでてはdeteha風kazeがga吹fuくku。
終oわりwari終oえたeta殼karaはha地chiにni還kaeりri
茶色chashikiのno夢yume、黒土kurotsuchiにni埋uもるmoru。
爪tsumeはha叫sakeびbi、牙kibaはha晒saraされsare
枯kaれゆくreyuku葉々habaはha積tsuもりmori、包tsutsuみmi込koむようにmuyouni。
夢yumeにni身miをwo浸hitaしshi
春haruにni焦koがれてgarete
眠nemuりri行yuくku日々hibiはha流nagaれre行yuくku
冷tsumeえたeta風kazeさえsae追oいi風kazeになりninari
目覚mezaめたそのmetasono日hiはha春haruがあるgaaru。
今ima 伝tsutaえようeyou。語kataりri行yuこうkou。
全subeてのteno恵meguみにmini生iかされてkasarete…
止yaまないmanai大地daichiにni組kuまれたmareta我wareはha
永遠無towanaきki命inochiにni、四季彩彩shikisaisai。