教師Aの顛末 歌詞 林田匠 feat. 初音ミク ふりがな付

いつぞやの春はるを思おもい出だしました
煩わずらわしさも虚像きょぞうの様ようでした
心こころの中なかじゃ蔑さげすんだ挨拶あいさつも
得えも言いわれぬ快哉かいさいを覚おぼえました

電子音でんしおんの鐘かねが鳴なり響ひびく朝あさ
黄色きいろく尖とがった嘴くちばしから出でた
程良ほどよい嘘うそも崇あがめる私わたしは
教卓きょうたくの上うえに並ならべたがりました

見込みこみ違ちがいに見渡みわたした限かぎりの
恐おそれを知しらぬ眼めの少年しょうねん少女しょうじょ
決けっして希望きぼうとは言いい難がたいものを
見みるようにせせら笑わらっていた

誇ほこれるものだけをただ眺ながめていたら
使つかえるものが無ないことに気きづきました
此この教室きょうしつの中なかで試ためされながら
疾とうに感かんじ続つづけている違和感いわかんの根ねを
探さがす(フリをする愛いとしい)自分じぶん

いつものように、とまでは言いいませんが
素知そしらぬ言葉ことばで塗ぬりたくりました
心こころの中なかじゃ蔑さげすんだ眼差まなざしも
汚よごれた制服せいふくから背そむけました

見込みこみ通どおりに見渡みわたした限かぎりの
恐おそろしく微笑ほほえむ少年しょうねん少女しょうじょ
決けっして希望きぼうとは言いい難がたいものを
彼女かのじょは見みつめ涙なみだした

溺おぼれる音おとだけをただ殺ころしていたら
聞きこえる音おとがないことに気きづきました
此この教室きょうしつの中なかに隠かくされながら
失うしなわれ続つづけていた足あしの踏ふみ場ばを

見込みこみすら見みえない遥はるか遠とおくの
行ゆく末すえに任まかせきりの私わたくしを
決けっして希望きぼうとは言いい難がたいものを
誰だれが許ゆるしてくれるのか

いつぞやの春はるを思おもい出だしました
煩わずらわしさも虚像きょぞうのようでした
此処こここの頃ごろじゃどうにも後うしろめたい
かの涙なみだが脳裏のうりを歩あるき回まわる

誇ほこれるものだけをただ眺ながめていたら
使つかえるものがないことに気きづきました
此この教室きょうしつの中なかで試ためされながら
疾とうに感かんじ続つづけていた違和感いわかんの根ねは

溺おぼれる音おとだけをただ殺ころしていたら
聞きこえる音おとがないのだと気きづきました
此この教室きょうしつの中なかに隠かくされながら
失うしなわれ続つづけていた足あしの踏ふみ場ばを
探さがす(フリをする愛いとしい自分じぶんを脱ぬぎ捨すてました)
私わたくし、教師きょうしA