鼓動こどうの音おとが 眠ねむりを醒さました
機械きかいの僕ぼくに灯ともされた、心こころ
「歌うたを歌うたって」
誰だれかが、呼よんでる?
光ひかりの先さきに、手てを伸のばした
初はじめての音おとが 喉のどを通とおり過すぎて
震ふるえる空気くうきに 耳みみを掠かすめたのは
強張こわばって、擦すれた歌声うたごえ
君きみが望のぞむように 僕ぼくは歌うたえているかな?
戸惑とまどいと緊張きんちょうが 歌うたになって溢あふれた
響ひびけ、君きみのもとへ 拙つたない最初さいしょの歌うた
それでも聴きいてくれる、君きみのために
私わたしの声こえで綻ほころぶ笑顔えがおに
たくさんの「愛あい」が詰つまっていると、知しった
君きみが褒ほめてくれる……私わたしの「この声こえ」を
嬉うれしくて、また次つぎも頑張がんばれるの
声こえを出だすことに 随分慣ずいぶんなれたけど
「感情かんじょう」というものは まだよく分わからない
嬉うれしいのに何故なぜ、泣ないてしまうの?
君きみが望のぞむように 私わたしは歌うたえているかな?
意気込いきごんで「感情かんじょう」も めいっぱい込こめたけど
これじゃ、まだ足たりない 未熟みじゅくな少女しょうじょの歌うた
もっと上手うまくなるよ、君きみのために
君きみが望のぞむほどに 僕ぼくの声こえは色いろづき
切せつなくて温あたたかい 歌うたになって溢あふれた
やがて この心こころが消きえてしまう日ひまで
君きみが笑わらってくれる歌声うたごえを 届とどけたい
君きみが望のぞむような歌うたを、歌うたえているかな?
紡つむがれた思おもい出でが 歌うたになって溢あふれた
響ひびけ、君きみのもとへ 精一杯せいいっぱいの「ありがとう」
今いままで聴きいてくれて 嬉うれしかったよ
これからも歌うたいたい 君きみのために……
鼓動kodouのno音otoがga 眠nemuりをriwo醒saましたmashita
機械kikaiのno僕bokuにni灯tomoされたsareta、心kokoro
「歌utaをwo歌utaってtte」
誰dareかがkaga、呼yoんでるnderu?
光hikariのno先sakiにni、手teをwo伸noばしたbashita
初hajiめてのmeteno音otoがga 喉nodoをwo通tooりri過suぎてgite
震furuえるeru空気kuukiにni 耳mimiをwo掠kasuめたのはmetanoha
強張kowabaってtte、擦suれたreta歌声utagoe
君kimiがga望nozoむようにmuyouni 僕bokuはha歌utaえているかなeteirukana?
戸惑tomadoいとito緊張kinchouがga 歌utaになってninatte溢afuれたreta
響hibiけke、君kimiのもとへnomotohe 拙tsutanaいi最初saisyoのno歌uta
それでもsoredemo聴kiいてくれるitekureru、君kimiのためにnotameni
私watashiのno声koeでde綻hokoroぶbu笑顔egaoにni
たくさんのtakusanno「愛ai」がga詰tsuまっているとmatteiruto、知shiったtta
君kimiがga褒hoめてくれるmetekureru……私watashiのno「このkono声koe」をwo
嬉ureしくてshikute、またmata次tsugiもmo頑張ganbaれるのreruno
声koeをwo出daすことにsukotoni 随分慣zuibunnaれたけどretakedo
「感情kanjou」というものはtoiumonoha まだよくmadayoku分waからないkaranai
嬉ureしいのにshiinoni何故naze、泣naいてしまうのiteshimauno?
君kimiがga望nozoむようにmuyouni 私watashiはha歌utaえているかなeteirukana?
意気込ikigoんでnde「感情kanjou」もmo めいっぱいmeippai込koめたけどmetakedo
これじゃkoreja、まだmada足taりないrinai 未熟mijukuなna少女syoujoのno歌uta
もっとmotto上手umaくなるよkunaruyo、君kimiのためにnotameni
君kimiがga望nozoむほどにmuhodoni 僕bokuのno声koeはha色iroづきduki
切setsuなくてnakute温atataかいkai 歌utaになってninatte溢afuれたreta
やがてyagate このkono心kokoroがga消kiえてしまうeteshimau日hiまでmade
君kimiがga笑waraってくれるttekureru歌声utagoeをwo 届todoけたいketai
君kimiがga望nozoむようなmuyouna歌utaをwo、歌utaえているかなeteirukana?
紡tsumuがれたgareta思omoいi出deがga 歌utaになってninatte溢afuれたreta
響hibiけke、君kimiのもとへnomotohe 精一杯seiippaiのno「ありがとうarigatou」
今imaまでmade聴kiいてくれてitekurete 嬉ureしかったよshikattayo
これからもkorekaramo歌utaいたいitai 君kimiのためにnotameni……