枯葉かれはの街まちが 油絵あぶらえのように
わたしの目めの前まえで 音おとをなくした
人恋ひとこいしさは 秋風あきかぜのせいね
ひとりが好すきなのに さみしがりやね
そっと瞳ひとみを伏ふせた 想おもいもいつしか
あの夏なつに 置去おきざりに
ねえ 何気なにげない毎日まいにちが美うつくしく
そう みずうみの黄昏たそがれを思おもわせる
十月じゅうがつの旅人たびびと
木立こだちの隅すみに やがて陽ひも落おちて
あたりの静しずけさが 肌はだに染しみます
記憶きおくの中なかの 別わかれの場面ばめんが
わたしを臆病おくびょうに させるのですか
ずっと信しんじてる まだ見みぬ誰だれかに
出逢であうため 生うまれたと
ねえ 透すき通とおるはかなさをこの胸むねに
ああ 地図ちずのない街角まちかどを行いき過すぎる
いま 何気なにげない毎日まいにちを旅たびしてる
もう 振ふり向むけば遠とおざかる季節きせつたち
十月じゅうがつの旅人たびびと
枯葉karehaのno街machiがga 油絵aburaeのようにnoyouni
わたしのwatashino目meのno前maeでde 音otoをなくしたwonakushita
人恋hitokoiしさはshisaha 秋風akikazeのせいねnoseine
ひとりがhitoriga好suきなのにkinanoni さみしがりやねsamishigariyane
そっとsotto瞳hitomiをwo伏fuせたseta 想omoいもいつしかimoitsushika
あのano夏natsuにni 置去okizaりにrini
ねえnee 何気nanigeないnai毎日mainichiがga美utsukuしくshiku
そうsou みずうみのmizuumino黄昏tasogareをwo思omoわせるwaseru
十月juugatsuのno旅人tabibito
木立kodachiのno隅sumiにni やがてyagate陽hiもmo落oちてchite
あたりのatarino静shizuけさがkesaga 肌hadaにni染shiみますmimasu
記憶kiokuのno中nakaのno 別wakaれのreno場面bamenがga
わたしをwatashiwo臆病okubyouにni させるのですかsaserunodesuka
ずっとzutto信shinじてるjiteru まだmada見miぬnu誰dareかにkani
出逢deaうためutame 生umaれたとretato
ねえnee 透suきki通tooるはかなさをこのruhakanasawokono胸muneにni
ああaa 地図chizuのないnonai街角machikadoをwo行iきki過suぎるgiru
いまima 何気nanigeないnai毎日mainichiをwo旅tabiしてるshiteru
もうmou 振fuりri向muけばkeba遠tooざかるzakaru季節kisetsuたちtachi
十月juugatsuのno旅人tabibito