20代後半の揺れる心を描いた傑作バラード
傑作3rd AL『溜息の断面図』から5曲目となる「宝物」のMUSIC VIDEOが公開。6月に入り「わらべうた」「Stand Up, Baby」「WILL (Ending Note)」と毎週公開されてきた映像作家、松永つぐみによるシリーズの最終作となる。
この曲は、Vo./Gt.ハルカが20代後半の揺れる心を描ききった秀逸な歌詞と独特な響きのピアノが印象的な傑作バラード。
実際に27歳である彼女が描いた世界は、海外のミュージシャンでいうところの「THE 27 CLUB」という数多くのミュージシャンが命を落とした年齢のことよりは、今の日本で27歳という年齢について。
若さに任せて生きるには大人過ぎ、現実のみを見つめるには若すぎる。
青春の終焉と現実の狭間を赤裸々に、告白するかの様に想いを綴り、様々に入り混じる状態を「青いままの春」と表現している。
特設サイトと共に聴くと更に!!
アルバム発売を記念して特設サイトが公開中。音楽ジャーナリスト 宇野維正氏のライナーノーツや、本人たちによる楽曲解説、今作に向ける決意と意気込みが感じられる序文など、見応えのあるものとなっている。
いよいよリリースを迎え、取材等を済ませたライター・評論家から"大傑作"と評判になっている全て書下ろしの新録12曲を是非、味わってほしい。
(配信・試聴はこちらから)
現在「終わりの始まり」が話題沸騰中!
16(金)に公開された「終わりの始まり」は3rd AL『溜息の断面図』の、最大の問題作であり、この"怒り"のアルバムを象徴するナンバーでMusic Videoもこの曲だけ、上記のシリーズとは別物。「限界だ全部 殺されてしまったみんな 麻酔が効いちゃって不幸せが大好きだ」 というサビが待ちかまえるこの曲は、閉塞感のある日常の"生きづらさ"と心情をありのままに描写し、誰もが飲み込んだままにしている「限界だ」「殺されてしまった」というストレートなフレーズをきっぱりと言い切ったキレ味鋭いナンバー。
一部ラジオ局ではOAを躊躇われていることもあり、急遽映像化(歌詞入りで)して公開されることとなり、ファンを中心に大反響が巻き起こっている。。
レコ発ライブ!3年振りにRIJ出演!野音ワンマンも決定!
また、アルバム発売日から3日連続で tacica, peridots, きのこ帝国とそれぞれ2マンライブを行う"レコ発3days"が渋谷で開催される。先日、ライブ全会場で終了後にサイン会を行うこともアナウンスされたこのライブは正にアルバムの新曲をいち早く生で体験できる機会となる。
加えてインディーズデビューから5周年を迎える今年、ROCK IN JAPAN FESTIVALにも3年振りに出演決定(出演日は8/12)。
これまで夏フェスにはあまり積極的ではなかった彼女たちが久しぶりにひたちなかに登場する。
そして、9月2日(土)に開催される3年連続となる日比谷野音ワンマンの一般発売が明日6/17(土)からスタートされる。
ブレイクスル―前夜、クールな彼女たちの夏が非常に熱を帯びつつある。