RIZE、サプライズで金子マリとスペシャルパフォーマンス
北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージで開催された野外ロックフェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017 in EZO」、イベント2日目の8月12日(土)のメインステージ・セミヘッドライナーとして登場したRIZEが、Char・金子マリと夢の親子共演を実現した。「Special guest we have, Char.」とJESSE(vo.)に紹介され登場したのはJESSEの父であり『ピンククラウド』などで活躍した日本を代表するギタリストChar。Charが60歳を迎えたときにJESSEが作詞・作曲して贈った「I’m just like you」を披露、実家の古時計が鳴るシンプルなサウンドにJESSEが父に抱く憧れを描いた歌詞を載せた珠玉のナンバーにオーディエンスが酔いしれる。「竹中家(JESSEの姓)が出たので、次は金子家。」というMCで登場したのは、金子ノブアキ(Dr.)、KenKen(Ba.)の母でヴォーカリストの金子マリ。披露したのは金子マリのグルーヴィーなナンバー「ありがとう」。金子ノブアキ・KenKenが金子マリの伸びやかな歌声に寄り添うようにフォローし、Charの歌うようなギターサウンドが厚みを足していく。さらにJESSEがそれぞれの親への感謝、そして娘への希望をラップに載せ普段のRIZEのライブでは見ることのできないないステージングでヴォーカルをしっとりと聴かせる至極のひと時となった。さらに、RIZEのナンバー「heiwa」へと続く。親から子や孫へ繋げていきたい平和への願いが込められた1曲をまさに親子で紡いだ夢のセッションを見せてくれた。
再びRIZEのステージに戻り、ラストの「カミナリ」へと突入する。名乗りを上げたオーディエンスの中からJESSEが指名し、その人が曲中のラップパートを歌唱する流れなのだが、「是非この人を指名させてください」と指名を受けたのはなんと金子マリ。超貴重な金子マリのラップに会場のボルテージは最高潮に達した。
Photo by HAJIME KAMIIISAKA
Char・金子マリそしてRIZEが魅せた家族の枠を越えたスペシャルパフォーマンスは、きっと後世に語り継がれるに違いない。
RIZEは今年結成20周年を迎え、9月6日(水)にはアルバム「THUNDERBOLT〜帰ってきたサンダーボルト〜」のリリース、さらに12月20日(水)には日本武道館での初ワンマンライブを控えている。