芸術と食と音楽のイベント「Reborn-Art Festival 2017」生配信ライブ
水曜日のカンパネラが、宮城県石巻市市街中心部、牡鹿半島を中心に開催されている「Reborn-Art Festival 2017」で、8月31日に行った生配信ライブの模様を公開した。「Reborn-Art Festival 2017」は、7月22日から宮城県石巻市市街中心部、牡鹿半島を中心に開催されている芸術と食と音楽のイベントで、このイベント内の「51日間、毎日どこかで音楽が鳴っているプログラム」の一環として、8月31日 牡鹿半島中部の荻浜港近辺で水曜日のカンパネラ生配信ライブが行われた。
ライブは、地元荻浜の港で使われる牡蠣用のカラフルなブイが並ぶ幻想的な暗い森の中から幕をあける。
1曲目の「ゴッホ」が始まるとスモークの中から、赤とオレンジのバルーンを見に纏ったコムアイが登場する。
光に照らされたコムアイのオレンジの髪色とくねくねとした軟体動物のようなバルーンが一体となり、森の中からふと現れた妖精のようにも見える。
妖精はこちらの様子を伺うかのように曲に合わせゆっくりと森の中をから出てくる。
この独特の形をした生物的なバルーンは、「Reborn-Art Festival 2017」にも出展しているバルーン・アーティスト・細貝里枝氏とグラフィックデザイナー・アートディレクターの河田孝志氏によるバルーンユニット「Daisy Balloon(デイジーバルーン)」が手がけたものでトータルのスタイリングをToshio Takeda氏が担当している。
続く曲は最近フェスでも披露されたばかりの「桃太郎」のremixバージョン。
ブイに触れたり、打ち上げられた小舟に乗ったり、Reborn-Art Festival2017の象徴的なアート作品、名和晃平作「White Deer(Oshika)」と戯れながら浜の中を自由に動き回っていく。
ビートがはやくなるにつれて動きも加速し、浜にあった貝殻で身に纏うバルーンを割ったりしながら楽しんでいる。
最後の曲「マルコ・ポーロ」では、イントロに合わせ波が打ち寄せる真っ暗な海岸をゆっくりと歩いていく。
背後から差す光と交差しながら、時折波と戯れるコムアイが印象的だ。
ラストは、浜に残るコムアイが、海へ去っていくこちらを見送っているような、ただどこか少し悲しげな姿でライブは幕を閉じる。
当日の配信告知でKOM_IのInstagram、水曜日のカンパネラオフィシャルTwitter、Reborn-Art FesオフィシャルInstagramにて配信されたライブは、直前の告知にも関わらずトータル約30,000視聴となった。
そして、9月1日からは水曜日のカンパネラオフィシャルyoutubeにてライブの模様が公開されている。
ライブを生配信で楽しめなかった人もぜひ映像を見て体感してほしい。
なお「Reborn-Art Festival 2017」は9月10日(日)まで宮城県石巻市市街中心部、牡鹿半島を中心に開催されている。
8月に続き9月も国内各地のフェスに出演する水曜日のカンパネラだが、10月からは台湾2都市での初単独ライブ、Tyler, the Creatorが主催する米ロサンゼルスで行われるフェス「CAMP FLOG GNAW CARNIVAL 2017」への出演と海を越えて海外でも精力的にライブを行っていく。
各地でどんなパフォーマンスを繰り広げるのか期待したい。
【水曜日のカンパネラLIVE RECORD (170831石巻市荻浜)】
■Youtube
■SETLIST
M1-ゴッホ Remix ver.
M2-桃太郎 Remix ver.
M3-マルコ・ポーロ Remix ver.
■CREW
ACT:KOM_I(WEDNESDAY CAMPANELLA)
DIRECTOR+MOVIE:Kento Yamada
STILL:Saki Yagi
COSTUME:Daisy Balloon
STYLING:Toshio Takeda(MILD)
HAIR&MAKE:Yuko Aika
LIGHT:HIKARI ASOBI CLUB
PA:zAk
MONITOR:Yu Shitanda
BUOY:Fushimi
SHIP:Tochi
©Reborn-Art Festival2017