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MUCC「殺シノ調ベ This is NOT Greatest Tour」ツアーファイナルレポ



MUCC トリビュートアルバム『TRIBUTE OF MUCC -縁[en]-』をリリース


バンド結成20周年イヤーを爆走するMUCCが、9月にリリースしたオールタイム・セルフカヴァー・アルバム『殺シノ調ベⅡ This is NOT Greatest Hits』を掲げて開催した全国ホールツアー『MUCC 20TH ANNIVERSARY 殺シノ調ベ This is NOT Greatest Tour』のツアーファイナルを10月9日(月・祝)、10日(火)東京・中野サンプラザにて行った。

92年に『殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits』のタイトルでセルフカヴァー・アルバムをリリースした大先輩・BUCK-TICKに敬意を表した、BUCK-TICK「ICONOCLASM」のカバーで幕を開けた最終日。
“キラーズ オーケストラ”と名付けられた8人のストリングス隊を加えた豪華編成でアルバム収録の名曲たちを披露。
ミヤ(Gt)のリードにSATOち(Dr)が力強いビートを鳴らし、YUKKE(Ba)の重厚なベースが重なると、ストリングスの美しいアンサンブルにも負けない逹瑯(Vo)の存在感ある歌声が広いホール会場に響き、超満員の夢烏(ムッカー)を魅了する。

結成20周年イヤーである今年は、春、夏とすでに2本の全国ツアーを完遂しているMUCC。
MCでは、「今年、何度目かのツアーファイナルです。感慨深さもあまりないですが、ひとつ終わるということは次が始まるということなので、良いと思いますよ」と逹瑯(Vo)が微笑を浮かべ、「このツアーでしか聴けないアレンジを楽しんでください」と語ると、ピアノの吉田トオルを迎えた「最終列車」を気持ちいっぱいに歌い上げる。

グルーヴィーな演奏に逹瑯のシャウトが映える「1979」、壮大な演奏に乗せたエモーショナルな歌声が胸に迫る「雨のオーケストラ」と、この編成ならではの魅せる曲が続くと、「このツアーに関してはお前らが楽しんでるかとか、どうでも良くて。とにかく俺が楽しいんだわ」とツアーの充実を語る逹瑯。
「今年はこの曲に尽きるよね。作った時はこんな大事な曲になると思いませんでした」と披露した「家路」は、風景や感情を丁寧に描くピアノの旋律が美しくノスタルジックに響いた。

アルバム収録曲を中心に構成されたこの日のセットは普段のライヴハウスツアーと異なり、ミディアムテンポの聴かせる曲が多かったが、ライヴ定番曲である「名も無き夢」、「Mr.Liar」と激しい曲が続く終盤の流れは、MUCCの真骨頂。会場中が大きく声を挙げジャンプして中野サンプラザを揺らすと、「ハイデ」が美しく壮大なエンディングを作り上げた。

今ツアーを終えたMUCCは11月22日(水)に、MUCCの歴史と活動範囲の広さを物語る豪華22組が参加するトリビュートアルバム『TRIBUTE OF MUCC -縁[en]-』をリリース。
そして、11月30日(木)からは、全国6都市で開催されるトリビュートアルバム対バンツアー『えん7』を開催。

さらに12月27日(水)には東京・日本武道館にて『20TH ANNIVERSARY MUCC祭「えん7 FINAL」in 武道館』の開催が決定している。中野サンプラザ公演では11月5日(日)横浜・7TH AVENUEにて、YUKKE(Ba)の生誕記念ライヴが緊開催されることも発表され、結成20周年イヤーのお祭り騒ぎはまだまだ終わらなそうだ。
カメラマン 西槇太一 ライター  フジジュン

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