イーグルス、名曲「ホテル・カリフォルニア」のライヴ音源配信スタート
11月24日に、世界同時に名盤 『ホテル・カリフォルニア』の40周年記念盤を3形態、発売するイーグルス。『ホテル・カリフォルニア』は1976年の12月に発売され、音楽評論家の絶賛を受け、商業的に大成功を収めた。
アルバムはビルボードのアルバム・チャートで8週連続1位となり、2つのグラミー賞を受賞し、世界中で3,200万枚のセールスを記録したほか、2曲のビルボードNo.1シングルが生まれた。40年後の今もなお、史上最も売れたアルバムの1枚として数えられている。
今までにイーグルスの公式なアルバムのライヴ音源として、CD/デジタル配信としてリリースされたのは、80年の『イーグルス・ライヴ』、94年の『ヘル・フリーゼズ・オーヴァー』、2000年の4枚組『ヒストリーBOX 1972-1999』の1999年の大晦日のライヴを収録したDisc4のみだった。
今回の40周年記念エクスパンデッド・エディションの最大の魅力は、Disc2の未発表ライヴと言える。
ちなみに、このライヴが行われたのは76年10月20日から22日のロサンゼルス・フォーラム。
当時のイーグルスのメンバーはグレン・フライ、ドン・ヘンリー、ランディ・マイズナー、ドン・フェルダー、そして創立メンバーのバーニー・レドンが脱退したため、ジョー・ウォルシュが加入していた。
1976年の2月に実現した初来日公演でも、このラインナップで演奏が行われた。
この年の12月に発表された名盤『ホテル・カリフォルニア』を制作したメンバーでもあり、イーグルス全盛期のメンバーとも言える。
さらに、今回収録される未発表ライヴ音源の中でも、1975年の全米No.1の大ヒット曲の「呪われた夜」、デビュー・アルバムから全米9位を記録した「魔女のささやき」、1974年のアルバム『オン・ザ・ボーダー』収録の「ジェームス・ディーン」と「過ぎた事」と「地獄の良き日」、以上5曲は公式なライヴ音源として、今回世の中に初めてお披露目されることになる。
しかも、この5曲がとても素晴らしい。
特に、ジョー・ウォルシュが加入したことにより、ドン・フェルダー、グレン・フライとともにトリプル・ギターとなったロック・バンドとしての魅力が「ジェームス・ディーン」、「過ぎた事」、「地獄の良き日」のようなロック・ナンバーで際立ち、いかにイーグルスがロック・バンドとして素晴らしいバンドであったかを再発見することができる。
名曲「ホテル・カリフォルニア」の1976年ロサンゼルス・フォーラムでのライヴの配信もスタート、なお、iTunes Storeでアルバムを予約した方は、この曲がその場でダウンロードされます。