YouTube Space Tokyoにて50組のカップルに愛を歌う!
11月22日にニューシングル「WINTERDELICS.EP〜あなたといきてゆく〜」を発売したGLAYが、YouTube による音楽ライブイベント YouTube Music Night に出演。六本木ヒルズにあるYouTube Space Tokyoで、招待された50組のカップルを前にアコースティックライブを行った。この模様はYouTubeで全世界同時配信されるともあり、兼ねてより注目が集まっていた。
会場は東京タワーが見える六本木ヒルズ29階にあるYouTube Space Tokyo。
デートには最高のシチュエーションと言える会場であろう。
時間になると会場の明かりが消え、TAKUROが登場し、そこからピアノと2人で自身のソロインスト楽曲『Guess Who』を披露。ビンテージレスポールが奏でる芳醇な音が夜景と共に会場を包み込んでいった。静かに曲を終えると、TAKUROの呼び込みでストリングスのカルテットが登場。そしてそれに続きGLAYのフロントマンTERUが登場した。
「これは僕に冒険を教えてくれた曲です」とTERUの語りからスタートしたのは、最新アルバム「SUMMERDELICS」のリードトラック『the other end of the globe』。アコースティックギター、そしてピアノとストリングスのカルテットが紡ぎ出す音にTERUの歌声が混ざり合い、壮大な世界観がより際立っていた。
続けて披露したのはGLAYの名曲ラブバラード『HOWEVER』。TERUが「この曲でたくさんの人と出会わせてもらった」と語っており、まさに誰もが知る楽曲であろう。今回は久しぶりのピアノを交えての披露。イントロのピアノが鳴り響けば、会場からは感動の声が所々から漏れた。
TAKUROは「今回55枚目となるシングル、沢山の人に後押しをされて『あなたといきてゆく』を収録する事になりました。また再録されたカップリングの『時計』は僕がGLAYで一番好きな曲。『Satellite of love』は約10年前にリリースされた曲だけど、今のTERUの歌声であれば、より伝えられると思い再録しました。」と語り、TERUは「『あなたといきてゆく』は今どうやって皆んなに愛を伝えるか、より大きな愛を感じて作りました。幅広い人に愛される曲になってほしいと思います」とそれぞれ今回のシングルに対しての想いを語り、『あなたといきてゆく』を披露した。二人称にとどまらず、大きな意味での「あなた」に対する感謝と愛が込められた曲であり、アコースティックサウンドにより歌詞の持つ世界観がより際立っていった。
会場は涙しながら聞くカップル、歌を口ずさみながら聞くカップルなどそれぞれの想いに身を委ねて聞き惚れていた。
この模様は会場を超え、ライブ配信で多くのオーディエンスに届けられ、愛に包まれた夜はふけていった。