公開日:2015年5月19日
フジファブリックが、6月24日にミニ・アルバム『BOYS』をリリースする事を発表した。
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今年の年明けに、"2015年は「BOYS」と「GIRLS」という2枚のコンセプトCDを出す"という事を発表していた彼らだが、
いつリリースなのか、シングルなのかアルバムなのか何月間も詳細を発表しないまま、3月から開催されている全国ツアーで新曲を演奏するなどファンの期待は高まる一方だったが、遂にその詳細が発表された。
フジファブリックにとってコンセプトを掲げた連動作品のリリースは、デビューした年に「四季盤」と呼ばれるシングル4枚(「桜の季節」「陽炎」「赤黄色の金木犀」「銀河」:春夏秋冬順)をリリースしてから10年振りとなる。
『BOYS』『GIRLS』で注目すべき所は、2作品通してテーマとして掲げた「恋愛」。独特な詞世界がフジファブリックの代名詞とされており、これまでに直球のラブソングというものをあまり多く発信していなかった彼らが、新たな境地としてストレートに「恋愛」を描く。
その第1弾となる本作『BOYS』は、全曲書き下ろし。疾走感溢れるアップナンバーが中心となっており、恋愛に不器用な等身大の男心を綴った5曲を収録。
表題曲となっている「Green Bird」では、現在の3人体制になってから初の試みとして、数々のヒット曲を生み出している百田留衣(agehasprings)をプロデューサーとして迎え入れて制作。
Vo & Gの山内総一郎と百田は地元大阪にいた時からの旧知の仲で、山内に音楽を教えた人物である百田とは、同じフィールドでそれぞれ活躍する中、今回が初のコラボレーションとなった。
5曲全てに参加しているBOBOによるタイトなドラミングと、ギターの様な力強いストリングスに、山内の透明感のある伸びやかな声が重なり、新たなフジファブリックサウンドが作られている。
「夢みるルーザー」は、炸裂するヘビーなギターのリフからスタートする疾走感溢れるサウンドと、がむしゃらで前向きな歌詞によって、聴くだけで元気になれる曲となっており、ライブで盛り上がる事は必至。
「夏の大三角関係」は、メンバーが思い切り音で遊んだ異色の楽曲で、キーボード金澤ダイスケのシンセサイザーが曲全体を彩っている。
歌詞は山内とベース加藤慎一が共作。フジファブリックらしい言葉遊びがふんだんに散りばめられた楽しい1曲。
「マボロシの街」は、金澤の曲に加藤が詞を付けており、アップナンバーが多い本作品の中で清涼感を感じるエバーグリーンなミディアムナンバー。
ラストの「ALONE ALONE ALONE」は、最初から最後まで転調に次ぐ転調の攻めたサウンドに、切ない男心が胸を打つアップナンバー。
恋愛における男心を描いた5曲は、歌詞が全てが実らぬ想いとなっているのだが、
それぞれの感情と、バラエティに富んだサウンドで、フルアルバムを聴いたかの様な聴きごたえある1枚となった。
パッケージは、初回盤が豪華BOX仕様となっており、夏の乾いた喉を潤すドリンクに使える「アイスボールトレー」(大きな丸い氷を作る製氷器)が特典グッズ入っている。ケースを開けた時に見える遊び心あるデザインも気になる所。
曲から初回特典グッズまでがようやく発表されたミニ・アルバム『BOYS』。第2弾の『GIRLS』への期待も高まる作品が遂に完成した。
フジファブリックは現在、全国ツアー【フジファブリックLIVE TOUR2015“はじまりましツアー”】を開催中。
ツアー終了直後の7月1日(水)と7月2日(木)にZepp DiverCityで行われる【フジフレンドパーク2015】は
対バン相手に"ウルフルズ"と"キュウソネコカミ"がそれぞれ決定しており、個性溢れる2バンドとの共演に、
何か面白い事が起きそうな予感がしているこちらのライブも見逃せない。チケット発売は5月30日(土)から。
●【フジファブリックLIVE TOUR2015“はじまりましツアー”】
3/27(金)福井・福井響のホール
3/28(土)富山・富山 MAIRO
4/2(木)新潟・新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE
4/3(金)長野・松本 Sound Hall a.C
4/10(金)静岡・浜松 窓枠
4/12(日)岐阜・岐阜 CLUB ROOTS
4/22(水)東京・EX THEATER ROPPONGI
5/30(土)岩手・盛岡 CLUB CHANGE WAVE
6/1(月)宮城・仙台 Rensa
6/5(金)北海道・札幌 PENNY LANE24
6/6(土)北海道・帯広 MEGA STONE
6/15(月)岡山・岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
6/17(水)高知・高知 X-pt.
6/18(木)広島・広島 CLUB QUATTRO
6/20(土)福岡・福岡 DRUM LOGOS
6/21(日)鹿児島・鹿児島 CAPARVO HALL
6/27(土)沖縄・桜坂セントラル
※スタンディング¥4,500(税込)+1Drink別
※チケット発売中
●【フジフレンドパーク2015】
7/1(水) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO) ゲストアーティスト:キュウソネコカミ
7/2(木) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO) ゲストアーティスト:ウルフルズ
※スタンディング/2F指定席 ¥4,500(税込)+1Drink別
※一般発売:5/30(土)
【フジファブリック プロフィール】
2000年、志村正彦(Vo/G)を中心に結成、2004年メジャーデビュー。
「銀河」、「若者のすべて」などの代表曲を送り出し、叙情性と普遍性と変態性が見事に一体化した独特の魅力で評価を得る。
2009年末、志村が急逝。遺された新曲をメンバー3人が完成させる形でリリースしたアルバム『MUSIC』より、
「夜明けのBEAT」が「モテキ」TVドラマ版(2010年)主題歌、映画版(2011年)オープニングテーマとして連続起用。
2011年夏、山内総一郎(Vo/G)、金澤ダイスケ(Key)、加藤慎一(B)の3人体制にて新たに始動、アルバム『STAR』を9月リリース。
2012年5月、新体制初のシングル「徒然モノクローム/流線形」リリース。
その後もコンスタントにリリースとツアーを積み重ね、精力的に活動を続けている。
2014年4月にはデビュー10周年の節目を迎え、9月に集大成となるアルバム『LIFE』をリリース。11月には初の日本武道館単独公演を行った。
現在全国ツアー開催中。
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