かなでももこ&いとうかなこ、2月4日にコラボライブ「LIVE A.N.D Vol.3」お互いの人気曲を一緒に共演!?。それともカバー!?!?
ゲーム「NOeSIS」シリーズなど、アニソン/ゲームソングを歌うシンガーとして活動中のかなでももこ。彼女が昨年より出演しているコラボイベントが、「LIVE A.N.D」。それぞれが持ち時間の中でライブを行い、最期に出演者全員でセッションを行うという通常のコラボイベントとは異なり、このイベントは、同じバックバンドによる生演奏を背景に、出演するアーティストが1-2曲歌うごとに入れ代われば、その合間にも、MCを担うお笑い芸人"こにわ"氏とのトークを繰り広げてゆくスタイルで進行。2017年5月に行われた「LIVE A.N.D Vol.1」D は、YURiKAさんと大原ゆい子さん2人のアニソンシンガーを招き入れ、3人のアニソンシンガーたちが1-2曲歌うごとに舞台上で入れ代わる華やかなライブを描けば、最期に『残酷な天使のテーゼ』をセッション。11月に行われた「LIVE A.N.D Vol.2」では、アイドルユニットのDorothy Little Happyを迎え、『ようこそジャパリパーク』をコラボレート。加えて、ギタリスト/声優の小原莉子とも共演。ジャンルの垣根を超え、ともに一つの想いを共有し繋がりあうアンドなステージを見せてくれた。
このたび、第三回目となる「LIVE A.N.D Vol.3」を発表。今回アンド(コラボ)するのが、同じアニソン/ゲームソングシンガーであり、かなでももこ自身がデビュー前から憧れを抱いていた、いとうかなこ。2人は、今回のアンドなライブを行うに当たり「お互いの看板作品である「NOeSIS」シリーズと「科学アドベンチャー」シリーズを掲げてコラボします」(かなでももこ)と発表。具体的にシリーズ作品を題材に据えたことで、さらに期待値が高まった。「LIVE A.N.D Vol.3」に向け、2人はこんな会話をしてくれた。
「LIVE A.N.D Vol.3」では、お互いの楽曲をカバーしあおうとも計画しています。
――「LIVE A.N.D」シリーズも、2月4日に渋谷サイクロンで行われる「LIVE A.N.D Vol.3」で3回目を迎えます。第1回目は、YURiKAさんと大原ゆい子さん2人のアニソンシンガーを招き入れた形で開催しましたよね。かなで YURiKAさんと大原ゆい子さんとかなでももこの3人、プラスMCのこにわさんという形で第1回目はやらせていただきました。あのときは、3人のコラボで『残酷な天使のテーゼ』を歌いました。
いとう 普通は、一人がある程度の持ち時間を持ってステージを行い、それを終えたら次の人へ渡しながら、最期にみんなで歌う形が多いと思うんですけど。「LIVE A.N.D」は、1曲ずつ交代で歌いながら進行していくんでしょ。そのお話を聴いたとき、「これ、観てる人は面白いだろうなぁ」と思いました。
かなで そうなんです。2回目のときは、Dorothy Little Happyの髙橋麻里ちゃんを迎えて「LIVE A.N.D」をやったんですけど。そのときも、歌唱面ではお互いに交代しつつ歌いました。あのときは、ゲストギタリストとして小原莉子ちゃんも参加してくださいました。
わたし、そのときのステージで『NOeSIS 歌う影の戯曲』のテーマ曲『Downfall flowers』を初披露したんですけど。同じ作品へ小原莉子ちゃんが声優として出ているので、初披露曲を一緒にコラボして届けられたのも嬉しかったことなんです。Dorothy Little Happyの髙橋麻里ちゃんとも、あのときは『ようこそジャパリパーク』をコラボしました。
ただ、1回目も2回目もお互いの曲をカバーしあうことはやってなくて。でも、今回いとうかなこさんとご一緒させていただく「LIVE A.N.D Vol.3」では、お互いの楽曲をカバーしあえればいいなと思っております。
――お二人が、どんな接点から繋がりを持ったのかも興味があります。
いとう 私がしゃべっているラジオ番組「いとうかなこの歌声喫茶ラルゴ」へ、「LIVE A.N.D Vol.1」の告知のために来てくれたとき初めてお会いしたんです。そのときの繋がりから、1月15日/21日放送回にも「LIVE A.N.D Vol.3」の告知で遊びに来てくれたんですよね。
かなで そうなんです。
いとう 確か8ヶ月くらい前でしたよね、「LIVE A.N.D」ってイベントを始めるんだぁというお話をしていたのは。それがもう3回目ですから、早いペースで開催してるよね。
かなで はい、いいテンポで(笑)。
いとう そこへ私を呼んでいただけたなんて、とても光栄でございます。こういうシリーズをやってると、お客さんたちも回を重ねるごとに楽しみ方をわかってくるからね。きっと今回も、前から足を運んでくれてるファンたちが、「トークのときは座ってていいよ」「でも、ライブのときは立って盛り上がろうぜ」とか、今回初めて「LIVE A.N.D」に参加するお客さんたちをリードしてくれるんじゃない?。ラジオ番組でも、そんなお話を一緒にしてたからね。
それぞれのシリーズをメインにしながら、他にもいろんな歌を披露していく形を取るつもりです。
――「LIVE A.N.D Vol.3」でも、短いスパンで交代しながら歌うスタイルを取ります。そのうえで、さらに何をやってくれるのか。そこが気になります。いとう 気になりますよねぇ。MCのこにわさんとの絡みもねぇ、すでに暑苦しくなりそうな予感がしてますし(笑)。
かなで そうですねぇ。冬でちょうどいいってやつです(笑)。
いとう お互いの楽曲のコラボとか出来たら面白そうじゃない?。
かなで コラボりましょう(笑)。
いとう 今回の面白さは、「NOeSIS」シリーズと「科学アドベンチャー」シリーズの曲を中心に歌っていくことなんでしょ。
かなで お互いに、シリーズ作品の中のどの曲を歌うかは当日までのお楽しみということで。じつは、かなこさんとは「それぞれの持ち歌の中、一緒に歌うとしたらどれがいいかな?」みたいなお話もしています。
いとう お互いに看板シリーズですからね、そこは戦いやすいですよね(笑)。
かなで でも、倒すのはお客さんですけどね(笑)。今回も、わたしとかなこさんが交代で歌うんですけど、それが1曲ごとなのか、2曲歌ってなのか、その辺の組み合わせによる選曲も面白さになりそうです。
いとう その入り乱れてくところが、この「LIVE A.N.D」シリーズならではなんだもんね。
――お互いに歌う楽曲は、「NOeSIS」シリーズと「科学アドベンチャー」シリーズのみの楽曲になるのでしょうか?
かなで そこは、それぞれのシリーズをメインにしながら、他にもいろんな歌を披露していく形を取るつもりです。
「怖そうな人しかいないんだ」って。わたし、それをかなこさんから聞いて怖くなりました(笑) 。
――いとうさん、「LIVE A.N.D Vol.3」に参加することについて、今、どんな意識ですか?いとう 「LIVE A.N.D」のスタイルって、なかなか無い面白い形ですよね。いわゆる普通のジョイントライブではなく、今回で言えば、互いの人気シリーズを掲げてというテーマがしっかりとあって。しかも、それを生バンドで歌うという。さらに会場が渋谷サイクロンという怖そうな人しか出ないような老舗のライブハウスでやるので、今から楽しみです。
かなで えっ、怖そうな人しか出てないところなんですか?
いとう だって、渋谷サイクロンですよ。あそこはゴリゴリなロックをやるバンドばかりがやっているライブハウスという印象なんで。
かなで 「怖そうな人しかいないんだ」って。わたし、それをかなこさんから聞いて怖くなりました(笑)。
いとう 最初、かなでももこでさんと一緒にライブをやる場所を渋谷サイクロンと聞いてビックリしたんですけど。アルバム『Lush*energy』を聞いたら、「なるほどー」と思った。この曲なら渋谷サイクロンに合うどころか、ライブハウスのお兄さんたちもビックリするんじゃない?。早く聞かせてやりたいですね。今回は、お客さんたちとスタッフさんたちを、2人で一緒にやっつけよう!!
かなで 今回、2人の中のテーマは「攻めていこう」ですからね。
――お互いのライブは、かなり攻めなスタイルになりそうだ。
いとう わたしはそのつもりです。まして「科学アドベンチャー」シリーズは速い・高い・つらいと歌うのにハードな楽曲が多いんで、時々、休憩でそれ以外の曲を歌うと思うんですけど(笑)
かなで 「NOeSIS」もサスペンスホラーアドベンチャーとテーマが重たいので…。
いとう 曲を聴いたけど、怖いのよ。怖い曲対決になっちゃうんじゃないかな!?という予想でございます。
――「LIVE A.N.D Vol.3」は、前2回のシリーズとはまた違う感じになりそうでしょうか?
かなで 今回のように作品へちなんだ曲を歌いあえるのは、何時もとは違うスタイル。きっと、ゲームやアニメの世界観にけっこう入り込んでいける「LIVE A.N.D」になっていくと思います。
いとう 互いにテーマとなる作品があるおかげで、統一感は出るよね。お客さんも、どんな曲を聞けそうかがわかりやすくなるぶん予習もしやすくなるからね。
かなで どちらのシリーズ曲も事前に知ってくださっていたら、余計に楽しめるので、ぜひ予習していただけたら嬉しいです。
「いとうかなこ」さんも、「かなでももこ」も、「こにわ」さんも、みんな「ひらがな」。
――お互いに、どんな風に絡み合うのかも、今回楽しみにしているところです。いとう わたし、ももこさんのようなハードな楽曲を歌ったことがないので、ちょっと興味はありますよ。歌えるか、わかんないですけど(笑)。だって超高音で叫び声を出してるんですよ。
かなで 『福音-GOSPEL~』を聞いてそう感じてくださったんですよね。でも『福音-GOSPEL~』は「NOeSIS」シリーズじゃないんですよね。そこはねぇ…。
いとう 大丈夫、わたしも「科学アドベンチャー」以外の楽曲も歌う予定だから(笑)。
――お二人で、こんなことをやってみたいというアイデアもありますか?
かなで わたしが「いとうかなこの歌声喫茶ラルゴ」へゲストで出させていただいたときのラジオ番組でも、かなこさんにリクエストをしてアカペラで歌っていただいたんですけど。わたし、「科学アドベンチャー」シリーズの中でも、『F.D.D.』が大好きなんです。
この歌は、わたしがデビューするきっかけとなるときにカバーして歌った楽曲なんですね。だから、かなこさんと一緒に「LIVE A.N.D」をやると決まったときから、「一緒にコラボしたいな」とわたしは思ってました。他にも、『スカイクラッドの観測者』や『Hacking to the Gate』など大好きな歌はたくさんあります!!
いとう 「STEINS;GATE」のゲームをやってくれてたんだもんねぇ。
かなで 追っかけてました。「STEINS;GATE」を通して初めてノベルゲームもやりました。
――かなでさん自身、最初にこの話が決まったとき、どんな気持ちでした?
かなで わーっ「ひらがな」だ。「いとうかなこ」さんも、「かなでももこ」も、「こにわ」さんも、みんな「ひらがな」だって。
いとう あー、ほんとだぁ!!。っていうか、最初の気持ちって、そこなんだ(笑)。
かなで いや、なかなかの驚きです。
いとう ひらがなどうし、みんなで頑張りましょう!!
――かなこさんの、ももこさんに対する印象も聞かせてください。
いとう ホントに見た目も声も可愛らしいのに、サウンドがゴリゴリのロックで、そこにギャップ萌えですよね。それがステージでどう見えるのか、わたしも楽しみにしています。
かなで ありがとうございまーす。
こにわさんがネタをやり始めたら、それがわかんなくて、「わー、ネタだったの?、ごめんごめん」って遮っちゃうかも知れません(笑)。
――当日、どんなアンドなステージが繰り広げられるのか楽しみです。いとう そこは弾けあっても、完全に混じりあっても面白いだろうし、全体にやってみてどうなるのかは、私たちもやってみないことにはわからないので楽しみにしています。
かなで リハーサルをしているときに想像していたことを本番でやってみると、思いもよらぬ嬉しい手応えを毎回感じているように、本番が終わったときどんな風に「アンドしたぁ」と思えて「安堵」出来るのか。その感覚を今回も楽しみにしているんですけど。それを、大先輩のいとうかなこさんとわたしは味わえるのか?というドキドキもありつつ。でも、楽しみな気持ちがすごくあるから、何時も通りしっかり準備して頑張るぞって気持ちです。
いとう 同じバンドメンバーで、2人が入れ代わって歌うのも面白いよね。お互い声質も曲調も違うから、その違いをくっきり出せたら、より楽しくなるなと思います。
――今回も、トークの絡みがあるんですよね。
かなで こにわさんも入れた3人でのトークもやります。
いとう 内容は、こにわさん任せですけど(笑)。でも、トークでの絡みって普段はない形だから新鮮だよね。
かなで トークの絡みも面白いと思います。
いとう でも、内容はこにわさん次第(笑)。
かなで 何を聞かれるか次第(笑)。もう聞かれたことに答えてく(笑)。
いとう こにわさんがネタをやり始めたら、それがわかんなくて、「わー、ネタだったの?、ごめんごめん」って遮っちゃうかも知れません(笑)。
かなで ネタの振りがわからないって(笑)。
――何が起きるのか、当日を楽しみにしています。最期に、改めてひと言ずつ意気込みをお願いできますか?
いとう かなでももこさんと2人だけのジョイントライブ。どうなるかお楽しみにというわけで、よろしくお願いします。
かなで わたしも、ずっと大好きな「STEINS;GATE」だったり、この「科学アドベンチャー」シリーズと、わたしが大切に歌ってきた「NOeSIS」シリーズの楽曲がコラボ出来るということで凄く嬉しいです。
なので、この日が楽しい時間になるように頑張りますので、みなさんもぜひ遊びに来てください。
TEXT:長澤智典