『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』のジャケットは小沢健二自身がデザイン
小沢健二がこの春、東京国際フォーラム、大阪城ホール、そして日本武道館2DAYSで行うライブ『春の空気に虹をかけ』が発表された。小沢本人が「36人編成ファンク交響楽」と形容する注目の4公演は、2/13の19時より先着制により一斉発売される。同時に、映画『リバーズ・エッジ』主題歌『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』が、CD発売日の2/14に先駆け、9日より先行配信がスタートした。
『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』のカップリングは、満島ひかりと東京湾上でライブ録音された『ラブリー、東京湾屋形船Liveは雨』(配信・CDとも)。これは、小沢がホストを務めるApple Musicオリジナルコンテンツ『Tokyo, Music & Us 2017-2018』で発表され、YouTubeなどで話題となっていた演奏の、待望の音源化となる。
『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』のジャケットは小沢自身のデザインによる、独創的な仕様になっている。小沢は「昨年日本で長い時間をすごして、破壊的なデザインにしたいと思った」と、2月8日生出演したFM802で発言している。
『リバーズ・エッジ』原作者の漫画家・岡崎京子と小沢健二は27年来の友人であり、その岡崎の代表的名作『リバーズ・エッジ』の映画版のための主題歌を小沢健二が書き下ろした『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』は昨年12/1、映画公開の2ヶ月半前に歌詞が公開されるという異例の形で、主題歌となることが発表された。小沢のサイト(http://hihumiyo.net)で公開されている歌詞は、岡崎京子と小沢健二自身について言及しているとも読むことができ、90年代から日本の文化に強い影響を与え続ける2人のアーティストの心情を読み解こうとするファンも多く、その全貌が待ち望まれていた。
更に『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』には、主役若草ハルナを演じる二階堂ふみと、相手役山田一郎を演じる吉沢亮が参加しており、”Voice”としてクレジットされている。
昨年2月に19年ぶりに発売されたシングル『流動体について』、そしてSEKAI NO OWARIとのコラボシングル『フクロウの声が聞こえる』と2017年を賑わせた中で常に新しいサウンドを生み出している小沢のこの最新録音のサウンド傾向が気になるところだ。
あの胸を打つ歌詞がどのようなメロディに乗って世に放たれるのか、Apple Music, iTunesにて先行配信され遂にその全貌が明らかになる。
【『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』ティーザー映像】