舞台「永遠の一秒」は平成 27 年に行われた【第 27 回 池袋演劇祭】で優秀賞を受賞した作品。
本作品の脚本・演出家/畠山貴憲は埼玉県坂戸市出身、プロデューサー・株式会社アルコグランデの代表取締役 木原(栗原)真弓も県庁敷地内でコバトンカフェの経営、コバトン・さいたまっちの公式グッズの企画・卸・販売を受託するなど埼玉の魅力発信を会社の軸とした企業理念を掲げております。
今回のプロデューサーを務める木原真弓は本作品と2年前に出逢い感銘を受け、是非〝永遠の一秒を埼玉でやりたい!〟と準備を進めてきました。
埼玉公演は川口市出身で蜷川幸雄さんが芸術監督を務めた「彩の国さいたま芸術劇場」でとの思いも強く、この度、出逢いから3年目にして「彩の国さいたま芸術劇場」での永遠の一秒 埼玉公演の開催が決定しました。
また、埼玉にゆかりのあるキャストで行うことにもこだわりキャスティングします。今回が埼玉では1回目となりますが、次年度以降も継続して行い、オーディションなども行いながら〝埼玉演劇の登竜門〟となるような舞台を提供し、埼玉の文化振興においても寄与したいと考えております。
公演概要
■演目 : 舞台「永遠の一秒」埼玉公演 2018■日時 : 平成 30 年 4 月 3 日(火)14:00~/19:00~
4 月 4 日(水)14:00~/19:00~
4 月 5 日(木)14:00~
※受付開始は各公演時間の 60 分前、開場は 30 分前からとなります。
■場所 : 彩の国さいたま芸術劇場・小ホール (埼玉県さいたま市中央区上峰 3-15-1)
■主催 : 株式会社アルコグランデ
チケット販売
オンライン・チケット販売開始 : 2 月 6 日(火)AM10:00~前売り:自由席 4300 円(当日 4500 円)/指定席 6000 円
コバトンカフェとキャストイベント時の直接販売は 4000 円 2/15~3/31 迄
永遠の一秒 ストーリー
1945年(昭和20年)春――。海軍大尉、大宮英機・石井義貴・細野十郎は、三人乗りの陸上爆撃機『銀河』に乗り組み、米艦船目指して宮崎基地を飛び立った。怪我をした戦友、原口千里を一人残して。払暁の空――三人を乗せた特攻機『銀河』が、「サヨナラ、サヨナラ」と発光信号を送り続けながら離陸する。原口はそんな機を見上げ、「戻って来い!」と叫んだ。
『銀河』が南の空へ消えていく――。
そして迎える最期の瞬間――。
三人は、「新生日本!万歳!」と叫び、その 21 年というあまりに短い生涯を終えた……はずだった!
目を覚ますと、そこはまるで別世界。奇抜な服を身にまとった若い男女が歩き、おびただしい数の自動車が行き交っている。大宮・石井・細野の三人は目を丸くした。そして、結論を下した。ここは死後の世界だと。
確かに当時を生きた人が今の日本を見たら、そう思っても不思議ではないのかもしれない。
こうして彼ら三人の天国へ向けた珍道中が始まった。だが、彼らは天国ではなく、思わぬ場所へと強烈な引力で導かれていく。
一人生き残った、原口が育んだ家族のもとへと――。
その日は、原口の寿命の尽きる日だった。
出撃の日、彼ら三人は、「貴様は生きろ」と原口に言い残し、特攻へと向かった。そして彼らの遺言通り、天寿を全うした原口はその日、己の人生に幕を閉じようとしていた。
大宮・石井・細野の三人は、子や孫に囲まれた戦友、原口千里の最期を看取ると、再びあの瞬間に戻り、こう叫んだ。
「新生日本!万歳!」
こうして、大宮・石井・細野、それに原口の四人は、時空を超え、同じ日にその命を全うしたのだった。
キャスト
≪脚本・演出≫ 畠山 貴憲≪プロデューサー≫ 木原 真弓
≪座長・主演≫ 森田 桂介
≪キャスト≫
森田桂介(俳優) 埼玉県公認 勝手に埼玉応援隊・彩の国けんけつ特命
大使・蓮田市広報大使のにゃんたぶぅとしても活動中
野原のぼ(俳優) 行田市観光 PR 隊“忍城おもてなし甲冑隊”成田長親役
テレビ埼玉「マチコミ」火曜日中継リポーターで活躍中
藤村直樹(俳優) ドラマ「花より男子」を始め、映画・舞台などで活躍中
志賀正人(俳優) NHK「とと姉ちゃん」を始めドラマ、舞台に数多く出演し活躍中
村田 綾(俳優) さいたま観光大使・ちいきデビューひっぱりガールズリーダー・Nack5 レポーターとしても活躍中
松本介伸(俳優) 舞台・ドラマなどで活躍中
小川 知(俳優) 舞台で活躍中
三遊亭楽生(落語家) 6代目三遊亭円楽の総領弟子。県広報番組テレビ埼玉「魅力まるごと いまドキッ!埼玉」MC
牧野美千子(俳優) 超電子バイオマンのピンクファイブとして活躍、現在も舞台、通販番組、モデル等で幅広く活躍
友寄 蓮(俳優) 準日テレジェニック 2014、彩の国けんけつ大使。講師タレントとしてノンジャンルで活動中
さくまひでき(歌手) シンガーソングライター。FM NACK5『さくまひできのサンデー音楽工房』で活躍中
三遊亭楽大(落語家) 六代目三遊亭円楽の四番弟子。落語会、ラジオ、Podcast などで活躍中
とかく戦争ものの作品は、イデオロギー的な要素が含まれがちですが、この『永遠の一秒』は特攻隊を題材にしながらも、メインテーマは戦争そのものではなく『命の繋がり』にあります。
そういったことからもお客様に受け入れてもらいやすく、また演者やスタッフにも共感されやすいのではないでしょうか。この『命の繋がり』を『永遠の一秒』という作品で、それこそ全国に繋げられたら素敵なことだと思います。