©森崎純子
一青窈デビュー15 周年記念アニバーサリーLIVE『一青窈謝音会~アリガ十五~』開催!
昨年、デビュー15 周年を迎えた一青窈が、これまで支えてくれたファンや親しいアーティストへの感謝を込めてお送りする音楽祭『一青窈謝音会~アリガ十五~』を3 月21 日(水・祝)東京国際フォーラム ホールC にて開催致しました。愛に溢れた「音楽」と「言葉」に包まれたプレミアムナイト。
音楽監督はデビューから一青窈を支えた武部聡志が務め、ゲストアーティストと奏でる名曲、詩の朗読、この日しか見られないスペシャルなコラボレーションの数々。
言葉と音楽が織りなす一青窈ならではエンタテイメントショーと相成りました本公演の模様を最速レポート公開!
一青窈謝音会~アリガ十五~ 3 月21 日(水・祝)@東京国際フォーラム ホールC ライブレポート
タイムレスな名曲「ハナミズキ」やドラマ主題歌として話題となったカバー曲「他人の関係 feat.SOIL&"PIMP"SESSIONS」など、数々の記憶に残るヒット曲を放ってきた一青窈がデビュー15 周年を迎えた。東京国際フォーラム ホールCで満員の観客を前に一夜限りの記念ライブ「一青窈謝音会~アリガ十五~」で、豪華なゲストたちと、積み重ねた15 年を祝った。まず冒頭では、一青窈が敬愛する詩人の谷川俊太郎氏と共演。「かっぱ」を2人で朗読する様は、まるで輪唱のような不思議な響きで、瞬時に「一青窈ワールド」へと引き込んだ。
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記念ライブにゲストはつきものだが、この日の公演はとびきり豪華で、なおかつそれぞれに深いストーリーが隠されていた。
たとえば最初の歌のゲスト、岸谷香はプライベートでも親交が深い間柄。だが、もともとは中学時代に寂しさを埋めてくれたのがプリンセス・プリンセスの楽曲だったという。そんな中でも思い入れの深い「パパ」を2 人で歌える幸せを噛み締めているのが、その声からも伝わってきた。
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かと思えば、ゴスペラーズは大学時代のサークルの先輩で歌を志すきっかけを作ったという。メンバーを前にエピソードを披露し、その時の思い出のナンバー「真っ赤な太陽」をエモーショナルに歌いあったほか、自己紹介ソングである「侍ゴスペラーズ」に加えて欲しいと嘆願。「侍ヒトスペラーズ」バージョンで、勇ましいアカペラを響かせた。この時ばかりは、普段は艶っぽい一青窈も大学時代に戻ったかのようなあどけない笑顔を浮かべていたのが印象的だった。
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第1幕は一青窈の土台を作った人たちがゲストだとしたら、第2幕はプロになってから縁の深い人々をステージに次々に招き入れたようだ。
SOIL&"PIMP"SESSIONS の社長とダブゾンビが派手な衣装に身を包み現れると、一種異様な雰囲気に。この異種格闘技戦のような意外性のあるコラボレーションが叶うのもまた、一青窈というアーティストの懐の深さだろう。危うくセクシーな歌声で「他人の関係」を歌い始めると、間奏で社長が一青窈のドレスを脱がせるというサプライズ。網タイツに包まれた美脚を1500 人の前に晒すこととなった。
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ギラギラの2 人に続いたのは、水野良樹(いきものがかり)。なんともカジュアルな服装で、「こんな地味な格好で…」と恐縮しながら現れ、笑いを誘った。最新作「歌祭文 ~ALL TIME BEST~」に収められた「七変化」は水野が手がけた楽曲だ。涙腺を刺激する切ないナンバーに、水野のギターが花を添えた。
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和楽器バンドは若い世代のバンドだが、和に重きを置くアーティストとして相通じるものがあるのだろう。事実、メンバーの鈴華ゆう子や町屋は、一青窈に憧れていたと告白。互いへのリスペクトを込めて「東風破」を華やかに歌い競った。
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本編を締めくくったのはやはり「ハナミズキ」。「最後にこの一言を言わせてください。あなたとあなたの好きな人が100 年続きますように」。そう語りかけてから、武部聡志の優しいピアノに乗せて柔らかく、清らかに歌い、万感の思いを届けた。
アンコールでは、オールキャストが再集結。飲み友達だというさかいゆうや、番組を通じて交流を始めた台湾のスター、クラウド・ルーなどが並ぶ様は、音楽に垣根はないと改めて思い起こさせてくれた。
©森崎純子
全てを歌いきった後、デビュー当初から音楽の師として一青窈を導き、寄り添ってきた武部から花束の贈呈。溢れる想いを胸に深々と頭を垂れると、熱い思いに観客もスタンデングオベーションで応えた。「まだまだ精進して歌い続けます」と誓った通り、この先も一青窈だからこそ歌える艶やかで切なくて、甘くてほろ苦い歌をきっとこの先も届けてくれるに違いない。
豪華なゲストを迎えた豊かな音楽性と感動にあふれたスペシャルなコンサートの様子は、5月20日(日)のWOWOWライブで放送される。温かくて感動的な時間を是非、体感してみてはいかがだろうか。 (文:橘川有子)
「一青窈謝音会~アリガ十五~」
会場:東京国際フォーラム ホールC
日程:2018年3月21日(水・祝)開場16:00/開演17:00
<第一幕>
谷川俊太郎&一青窈 朗読「ごあいさつ」
谷川俊太郎 朗読「むかしむかし」
谷川俊太郎&一青窈 朗読「かっぱ」
M1 あこるでぃおん / 武部聡志&一青窈
M2 パパ / 岸谷香&一青窈
M3 海賊と私 / 岸谷香&一青窈
M4 早安,晨之美! / クラウド・ルー(盧廣仲)&一青窈
M5 藍寶(RAINBOW) / クラウド・ルー(盧廣仲)
M6 薔薇とローズ / さかいゆう&一青窈
M7 津軽海峡冬景色 / さかいゆう&一青窈
M8 ひとり / ゴスペラーズ
M9 侍ゴスペラーズ / ゴスペラーズ&一青窈
M10 真っ赤な太陽 / ゴスペラーズ&一青窈
<第二幕>
M1 月天心 / 一青窈
M2 他人の関係 feat. SOIL&“PIMP”SESSIONS
/一青窈&社長、タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS)
M3 七変化 / 一青窈&水野良樹
M4 東風破 / 一青窈&鈴華ゆう子、町屋(和楽器バンド)
M5 勝負!!! / 一青窈&クラウド・ルー(盧廣仲)
M6 2 回 / 一青窈&さかいゆう
M7 パパママ / 一青窈&岸谷香
M8 さよならありがと / 一青窈
M9 ハナミズキ / 一青窈&ゴスペラーズ
<EN>
En1 もらい泣き / オールキャスト
さようなら / 一青窈 (朗読・歌)
En2 アリガ十々 / 一青窈&武部聡志
<公演概要>--------------------------------------------------------------------------------
タイトル : 一青窈謝音会~アリガ十五~ (ひととようしゃおんかい~ありがじゅうご~)
開催日時 : 2018 年3 月21 日(水・春分の日)開場:16:00/開演:17:00
会場 : 東京国際フォーラムホールC
出演 : 一青窈
GUEST ARTISTS(敬称略、五十音順) : 岸谷香、クラウド・ルー(盧廣仲)、ゴスペラーズ、さかいゆう、社長&タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS)、鈴華ゆう子&町屋(和楽器バンド)、谷川俊太郎(詩人)、水野良樹(いきものがかり)
音楽監督 : 武部聡志
主催:WOWOW / 大家 / アイモット / ワイズコネクション 後援:ユニバーサルミュージック
問い合わせ:ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00~19:00)
今回のアニバーサリーライブの模様をWOWOWで放送決定!
「一青窈謝音会~アリガ十五~」2018 年5 月20 日(日)WOWOWライブで放送
※番組詳細はコチラ→ wowow.co.jp/hitotoyo/