FES☆TIVE、坂元由奈、鈴木みつき、鈴木ことねの卒業ワンマン公演!メンバー一人一人が語る想いとは
3月25日(日)、この日の公演を持って、FES☆TIVEから坂元由奈、鈴木みつき、鈴木ことねが卒業した。当初は、新宿BLAZEで行う予定だったが、とんでもないくらいの反響の大きさからキャパシティを倍以上の新木場STUDIO COASTへと変更。むしろ、3人を華々しく送り出すに相応しい舞台を用意してのワンマン公演となった。【FES☆TIVE ワンマンライブ in STUDIO COAST】、フロアーを埋めつくす大勢の)人たちが集まったその日の模様をここへお伝えしよう。これぞ、熱狂ファンタジア!!
結成から5年、FES☆TIVEのお祭は、これまでの歩みに区切りを付け、さらにここから新しい歴史を刻もうと誓う映像から始まった。
「FES☆TIVEいくぞ!!」、ライブは、テンションを一気にMAXへ導く超ハイパーな祭りナンバー『ドンドコ祭りズム』からスタート。強烈なリズムと歌声が身体を直撃、「ドンドコドンドコドンドンドンドン」と熱い掛け声を上げ、観客たちのハートを打ち鳴らすメンバーたち。豪快な祭り囃子に身体が騒ぎだす。むしろもっともっと気持ちを爆発させたくて身体がウズウズしっぱなしだ!!!
降り注ぐ真夏の太陽の熱視線にも似た衝撃だ。身体を直撃する祭りビートの上で、FES☆TIVEは『祭だSunSun』を歌いだした。きらめく歌のシャワーを全身に浴びながら、大勢の人たちが、彼女たちと一緒に「ラッセラー」と声を張り上げてゆく。いや、それ以上に、メンバーらの眩しい視線と可愛い煽りに、ハートが殺られっぱなしだ。彼女たちと一緒に、このままキラメキの中へ溶けてしまいたい。
雅で艶めいた音色の上へ、熱狂の華を咲かせようと届けたのが『恋紅葉』。胸がキュンと疼く乙女な恋心を、彼女たちは真っ直ぐにぶつけてゆく。わちゃわちゃと騒がしい演奏へ表情を変えたとたん、想いは情熱を持って駆けだした。ほとばしる純粋で熱情した感情を、力強く真っ直ぐにぶつける彼女たち。その姿は、汚れなき眩しい青春の姿そのもの。その勢いを胸に、このまま走りだせ!!
刺激的な祭りビートが炸裂。パワフルでダイナミックなダンスも魅力に、FES☆TIVEは『夢花火』を豪快に打ち上げた。8人の勢いに煽られフロアー中から上がる無数の熱した声。期待と興奮が重なりあったときに生まれる熱狂の花火のなんて華やかなことか。これぞ熱狂ファンタジアだ!!!!!!!!
今宵のFES☆TIVEは容赦ない。
「初期メンバーとして今までやってきたけど、あっという間の5年間ですよ」(鈴木ことね)の言葉を受け、華やかに打ち上げた熱狂を空から降り注ぐよう、FES☆TIVEは『大江戸爆裂花火姫』 をプレゼント。秘めた熱情をほとばしらせるように、彼女たちは雅な音色をまぶしながら艶やかに歌いだす。フロアーには無数の赤い光の花火が咲いていた。秘めた想いを情熱的に歌う姿の、なんて艶めいていたことか。
わちゃわちゃとした祭りビートが炸裂。『お祭りヒーロー』が、とことんまではしゃぎ倒せと誘いをかけてきた。会場に詰めかけた一人一人が熱気を生み出す祭りのヒーローとなり、満面の笑顔で力いっぱい「ワッショイ」と騒ぎ続けていた。終盤には、舞台の上でくるくるまわるメンバーとシンクロするように、フロアーに巨大なサークルが誕生。やっぱ、これだよな、FES☆TIVEのライブの楽しさって。
「躍れー!!」の声と『OIDEMASE!!~極楽~』の演奏に合わせ、フロアー中の人たちが右へ左へ駆けだした。舞台上ではしゃぐメンバーらと一緒に「わっしょい」騒ぎだせ。感情のストッパーは、すでに制御不能。彼女たちも「楽しんだもの勝ち」と歌っていたように、このままわちゃわちゃ騒ぎ尽くせ。このアッパレな騒ぎっぷりこそがFES☆TIVEのライブなのだから。
「ドンドンパ、ドンドドンパッパッ」の掛け合いに合わせ飛び出しのが、『ゴートゥーフェス☆』。超アゲでアッパーな楽曲の上で、8人は祭りモードを全開、テンションをMAXな状態までグーンとアゲて、大騒ぎ。この超明るく炸裂した祭りムードこそ、FES☆TIVEだからこそ作りあげられるフェス(祭り)な風景だ。
ほぼノンストップで、しかも超アゲアゲな楽曲をぶつけながら観客たちを熱狂の虜にしてゆくFES☆TIVEのライブ。
一度感情が昂ったなら、限界まで盛り上げてこそ。今宵のFES☆TIVEは容赦ない。
涙する想いを僕らは、真夏の一夜の夢として吹き飛ばしてあげたかった。
「こんなにたくさんの人たちが集まってくれたなんて。今日は、最高のお祭りしような」(坂元由奈)。「みんなと最高の時間を過ごせたらなと思います」(鈴木みつき)。この日を持って卒業するメンバーたちの挨拶。そして…。
「一瞬一瞬、目を離さないでください」の言葉に続いて飛び出したのが、勇壮で優雅な演奏に乗せ、胸を感傷的な想いへ染め上げる『シダレヤナギ』だ。とても艶やかで切なくロマンチック。でも、勇壮な演奏が、否が応にも感情を昂らせる。心は切ない浪漫に溺れながらも、身体は熱を求めずにいれない。なんて線香花火のような儚い情熱を抱いた楽曲だ。熱狂に身を落としながらも、その歌に胸をグッと傾け、浪漫へ酔いしれずにいれなかった。
そのまま激しいビートを轟かせ、楽曲は『真夏の余熱』へ。余熱どころじゃない、これは火傷しそうなほどの高熱だ。「好きで好きで好きで好きでした」と、失くした恋心を、込み上げる切ない想いのままに歌う彼女たち。熱狂の中、涙する想いを僕らは、真夏の一夜の夢として吹き飛ばしてあげたかった。
艶やかで、儚くて、雅な幕開け。楽曲が一気に駆けだすと同時に『ホムラノシズク』へ。今でも胸から消せない愛しい恋の思い出。だからこそ彼女たちは、力強い歌声で秘めた気持ちを解き放っていった。切なくも情熱的な想いを最後の最後まで振り絞るように、FES☆TIVEは涙声に変えて熱唱。その姿が、とても痛く、熱く、哀切な姿として胸に飛び込んできた。
メンバー一人一人が語る想い…。
「3人が卒業ということで今後の不安もあるけど、3人が抜けたFES☆TIVEで大丈夫かなって不安にならないように、残る5人も頑張っていきます」(白石ぴあの)
「3年前かな、新木場STUDIO COASTのメインステージに立てなくて悔しい想いをして、やっと立てたことがあって。そのときのことを思い出していたんですね。そのFES☆TIVEが、ここでワンマンライブが出来てるって、本当にすごく成長が出来たんだなって、5年間FES☆TIVEをやってきてて思います。5年という時間をFES☆TIVEとして生きてこれて、たくさんのことを経験出来て、幸せもいっぱいもらえて。これからの糧になることをいっぱい経験させてもらえたので、これからの次の道も、FES☆TIVEの活動を通してもらったたくさんの経験を生かしながら、もっともっと成長出来たらいいなと思います」(鈴木みつき)
「三人の卒業発表を聴いたときは、まだ活動を始めて1年も経ってないときだったので、焦りや、いろんな想いがあったんですけど。この3人が土台をしっかり作ってくれたので、3人のためにも、今後のFES☆TIVEのためにも、もっともっと上に昇っていきたいから、みなさんこれからも長く応援よろしくお願いします」(真野彩里愛)
「みなさんをしっかり目に焼き付けて、最高の想い出を作ります。今日は楽しんでいきましょう」(坂元由奈)
「3人が卒業するけど、わたし達FES☆TIVEはここで終わりじゃなくて、これからも続いていくわけで。3人の残してくれたものを、これからもわたし達がちゃんと形として残していくためにも、これからもFES☆TIVEがみんなから愛され続けないと、それは出来ないこと。みなさんも、これからのFES☆TIVEを見守ってて欲しいし、わたし達もこれからもFES☆TIVEをちゃんと守っていくので、これからも応援よろしくお願いします」(青葉ひなり)
「鈴木ことねは3月25日をもってFES☆TIVEを卒業するんですが、4年間という時間をFES☆TIVEのメンバーと一緒に過ごすことが出来てすごい楽しかったし、FES☆TIVEのメンバーとして活動出来たのは、みなさんのおかげです。本当にみなさんと出会えたことが、この4年間の財産であり、わたしの集大成です。そしてFES☆TIVEのこれからと、わたしのこれからの人生も頑張っていくので、みんなも一緒に幸せになっていきましょう」(鈴木ことね)
「3人が抜ける穴はすごく大きくって、気持ち的には穴を埋めたいと思うけど、そんなことが言えないくらい3人の穴は大きくて。でも、それ以上に3人から教えてもらったことや吸収したことはいっぱいあるように、1年前のタイミングで入ってきたのがこの2人で良かったと思えるように成長していくから、これからも卒業する3人とFES☆TIVEをよろしくお願いします」(桃原ひよ)
「3人の卒業発表があってから、FES☆TIVEっぽくなくなるなとか、そういう声をたくさん聞きました。それは、わたし達が一番よくわかっています。3人がそれほどすごく大きな存在だったから。3人が抜けちゃうことは、わたし達にとっても大きな穴なんですけど、そんなことに負けてられないんです。わたし達は、これからも3人のぶんも、今まで抜けていったメンバーのぶんも、しっかり気持ちを引き継いで、これから上を目指して頑張っていきます。これからもFES☆TIVEの応援をよろしくお願いします」(汐咲玲亜)
この祭りは止まらない、笑顔が途絶えない限り、このパレードは止まらない。
ライブも終盤へ。青春シンガロングナンバー『学祭エモーション』の登場だ。二度とない今を、仲間たちと一緒に未来へ向って恐れずに突き進もうと、8人は誓いを立ててきた。彼女たちの熱い決意を全力で受け止め、大声を張り上げるファンたち。 大好きな仲間たちと一緒に作りあげる、気持ちを一つにしたシュプレヒコール。旅立ちを告げると同時に、これからも一緒に未来へ突き進む強い決意と約束を、メンバーとファンたちが『学際エモーション』を通し熱い指切りを交わしていた。
キラキラとした輝く流星群が降り注ぐようだ。メンバー一人一人が叫ぶたびに、メンバーカラーのサイリウムの光が場内を埋めつくす。『流星カーニバル』へ飛び乗り、今は共に無邪気にはしゃぎたい。彼女たちと一緒に銀河の大陸を、流星へ飛び乗り笑顔でドライブしよう。この楽しい熱に、ずっとずっと触れ続けていたい。
飛び出したのが、明るく弾け飛んだポップチューンの『BELIEVE!』だ。気持ちを弾ませる楽曲に合わせ、彼女たちと一緒にスキップしたくなる。ワクワクが止まらない、ウキウキが大きく膨らんでゆく。楽しいがどんどんキラメキだす。何時だって彼女たちは、眩しい青春の輝きの中にいる。僕らも、ここにいるときはその仲間になれる。それが嬉しいんだ。
「何時だってここで笑っていたいから」「同じ夢を見て突き抜けろ青い空」。その言葉が示すように、何時しか僕は『FESTIBLUESKY』を旗印に、込み上げる情熱を共に分かちあっていた。その言葉が胸に届くたび、昂る情熱を抑えられなくなる。
最後に届けたのが、『マジカルパレード』だ。無邪気に弾け飛ぶメンバーとファンたち。やばい、楽しいのレッドゾーンをとっくに振り切っちまったぞ。沸き上がる絶叫が止まらない、飛び跳ねるときの胸騒ぎを止めたくない、あふれだす気持ちを抑えられない、このまま限界を越えた絶頂まで連れだしてくれ。この祭りは止まらない、笑顔が途絶えない限り、このパレードは止まらない。そんな離したくない熱狂へ、ずっとずっと包まれていたかった。
またここから始めようよ、楽しい夢を描く新しい物語を…。
止まぬ熱狂の声を受け、8人はふたたびステージへ。「これが8人での最後になります。一瞬一瞬を噛みしめて聞いてください」。アンコールを飾ったのは、『トーキョードリームパレード』だ。キラキラした華やかな音のシャワーが降り注く中、FES☆TIVEはマジカルな夢の世界へ仲間たちを連れだした。これからもずっとずっと夢の続きを描こうよ、醒めない夢の中ではしゃごうよと彼女たちは笑顔で誘いをかけてきた。自分を開放するこの楽しさ、ずっとずっと続いて欲しい。だからこそ、またここから始めようよ、楽しい夢を描く新しい物語を…。
最後の最後にFES☆TIVEが届けたのが、『祭りのあと』。タイトルとは裏腹に、超アゲなポップチューンなのが最高じゃない。熱狂の余韻を、さらに熱い熱で包み込む。さすが、お祭り系アイドルのFES☆TIVEらしいエンディングだ。会場中の誰もが、拳を突き上げ、彼女たちへ興奮と感謝の想いを届けてゆく。何より、舞台上の8人が、楽しいを思いきり貪っていた。「夢は叶えられる」と歌う姿を観ながら、この歌は、卒業する3人へ向けてのメンバーからのエールにも響いていた。卒業する3人が大サビ前を歌ったとき、フロアー中が3人のカラーの光に染め上げられた。ヤバいよね、最後の最後に泣かせてくれるじゃない。
「これから違う道に進む3人も、これかも進み続けるFES☆TIVEも応援してください」の言葉を最期に、今宵のライブは幕を閉じていった。4月からは新シンバーを迎えて始動するFES☆TIVE。その新しいスタートへ一緒に参加し、また新たな物語を共に綴ろうじゃないか。
そんなFES☆TIVEは、4月1日(日)名古屋DIAMOND HALLで開催される東海アイドル万博2018にて、最初で最後の5人体制でライブを行う。
PHOTO:NEW163
TEXT:長澤智典