The Super Ball ファンクラブ会員限定のファンミーティングTOUR初日に新曲「Second」初披露
佐々木陽吾(Gt/Vo)と吉田理幹(Pf/Vo)のツインヴォーカルユニット、The Super Ball(通称:スパボ)が久しぶりとなるファンクラブ会員限定のファンミーティングTOURの初日を横浜LOOPで開催した。過去最長期間となる制作期間を設け、今年1月26日に約1年振りとなるシングル作品「MAGIC MUSIC」をリリースした後は、ライブ出演やインストアイベントの開催、デビュー以降も継続的に続けている路上ライブの再開、SNSへ歌唱動画公開など精力的な活動を見せてくれている。そして、5月16日には早くも4thシングル「Second」のリリースが控えている中、久しぶりのファンミーティング開催である。関東圏でもファンミーティングの開催は約1年半振りであり、4月2日が吉田理幹の誕生日という事もあって会場は満員のファンで埋め尽くされた。ファンミーティングならではのアットホームな雰囲気に、いつもよりステージ上の2人もどこかリラックスモードである。普段のライブとは一味違い、路上ライブを中心に活動していた時の楽曲で、ファンにとっても思い出深い曲やカバー曲などを披露してファンを喜ばせた。そして、一番ファンを喜ばせたのが新曲「Second」とカップリング曲として収録される「弘前公園」を誰よりも、どこよりも早く聴かせてくれた事だろう。更なる嬉しいお知らせとして、9月から全国ツアーを行う事も発表した。
「Second」を一聴して驚いたのが、今までの彼らのシングル曲にはなかったマイナー調でロックを感じるサウンドに、恋愛の葛藤の中で自問自答して苦しむ心理を包み隠さずに曝け出した歌詞の世界観。その世界観に引き込ませる熱い歌声の表現力。ミュージシャンとしての彼らの大きな成長と変化を感じずにはいられない一曲だ。一転して「弘前公園」は優しく包み込むようなハートフルな一曲。佐々木陽吾が青森県出身という事で、歌詞の説得力が倍増して胸に響いてくる。そして故郷が愛おしく感じてくる。佐々木が主に詞を担当し、吉田が主にメロディーを担当して制作されたとのことだ。昨年の長い制作期間中に「音楽ととにかく向き合った」と2人共に語っていたが、サウンド面、詞の世界感、歌い方などアーティストとしての幅が広くなり、グッと大人の感じが増した気がする。それは公開された最新のアーティスト写真からも伝わってくる。但し、ファンクラブミーティングならではの“スパボのガチバトル”と題したゲームコーナーや会場に集まったファンとの集合写真撮影などを見ていると、飾らない2人の姿とファンに対する感謝の想いは何一つ変わっていなかったのが嬉しい。
尚、今回のファンミーティングは名古屋と大阪でも開催が予定されている。彼らにとってデビュー後に関東圏以外でファンミーティングを開催するのは初となる。TVやラジオ、雑誌のインタビュー、SNSの投稿などで吉田理幹は「今年はとにかくいろいろな場所で歌っていきます!とにかく歌いたいんです。どんな形でも歌声を届けていきたい!」と事ある毎に宣言していたが、4月と5月にもライブ出演が決定しており、新曲「Second」リリースを記念したインストアイベントを開催すること発表されている。まだ日程と開催地域のみの発表であるが、今後の詳細を楽しみに待ちたい。そして今秋には全国ツアーの詳細も近いうちに発表されそうだ。長い制作期間を抜けた2018年、The Super Ballの勢いが気温と共に急上昇している。