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BREAKERZ DAIGO 40歳のバースデースペシャルライブ! YSJ(=四十路【よそじ】)をファンと祝う!!


BREAKERZ 斬新なオープニングで個性を放つ!今後ますますの進化に期待!!

2018年4月8日。EX THEATER ROPPONGIにて、BREAKERZが今年初となるライブを行った。このライブは、『BREAKERZ LIVE 2018 ~DAIGO's 40th BIRTHDAY~』と題された、ヴォーカルのDAIGOの40回目のバースデーを祝うために企画された特別なライブであったこともあり、通常とは異なるライブになるであろうことは予測していたのだが、ナント、その予測は、想像を遥かに上回るスペシャルなオープニングから幕を開けたのだった。

フロアの照明が落とされ、ステージ上も暗転し、インダストリアルなSEでメンバーが登場すると、彼らの登場を待ち焦がれたオーディエンスは大きな歓声をステージへと投げかけた。と、そこまではいつも通りの流れだったのだが、SEの音が止むと同時に、AKIHIDEのギターが「Happy Birthday to You」のフレーズを奏で始めたのである。早いな(笑)!ド頭からいきなりバースデーモード全開の展開に、思わずその場に居た全員がツッコミを入れたであろうフロアのざわめきは、確実に見る者の心を掴んだ証拠であった。さらに。次の瞬間、DAIGOがそのギターフレーズに、“Happy Birthday to me~♪”と、自らの誕生日を祝う歌詞を乗せ、ステージ中央から登場したのである。なんとも大胆な幕開けだ。

「40歳になりました~っ! 盛り上がっていこうぜ~!」

DAIGOの叫びを合図に、オープニングナンバー「NEXT LEVEL」のイントロは始まった。さすがというべきエンタテインメントを感じた斬新なオープニングは、BREAKERZというバンドが放つ個性を感じた瞬間でもあった。



程よい闇と光が同居する「NEXT LEVEL」は、心地良くメロディアスなサビが広がる展開が個性的であり、SHINPEIの歪みのあるギターフレーズから、アラビア音階的なAKIHIDEのギターフレーズへ繋がれるギターソロも実に印象的なナンバーだ。“キャッチーさを含むヘヴィなロック感”という、程よいポップ感と程よいロック感の融合こそ、間違いなく聴き手が求めるBREAKERZらしさと言えるだろう。
「NEXT LEVEL」「激情」を間髪入れずに届けた後、【YSJ】=【よそじ】を改めて宣言し、ライブへの意気込みを語ったMCを挟み、「SUMMER PARTY」で少し早い夏をフロアへ運んだ。突き抜けるポップなサウンドと前向きなDAIGOの歌詞に、オーディエンスは両手を高く掲げて応え盛り上がった。



「SUMMER PARTY」から始まったブロックでは、ダークなギターフレーズのループが特徴的な「GUILTY」が挟み込まれていたものの、跳ね感のあるノリがフロアの温度を上げた「FAKE LOVE」や、久しぶりに届けられた4つ打ちのダンスナンバー「LOVE FIGHTER~恋のバトル~」を中心にノリやすい楽曲達が並べられていたと感じたのだが、これもまさしく、オーディエンスを一人残らずしっかりとライブの流れに誘っていくための計らいであったに違いない。女性ダンサーのボクササイズ的ダンスを演出に加えた、「LOVE FIGHTER~恋のバトル~」の魅せ方も、BREAKERZというロックバンドならではの成せる技である。

“生まれる前の気持ちを歌った曲”だというDAIGOの言葉で紹介されて始まった透明感のある少しルーズなロックナンバー「ここから出して」では、フロアは静まり返り、逆光に照らされながら音と歌を届ける彼らの姿に吸い込まれるかのように、その曲を真っすぐに受け取っていたのがとても印象的だった。オーディエンスの背中をそっと押したに違いない「ここから出して」「アオノミライ」「CLIMBER×CLIMBER」という流れは、彼らが歌う意味を改めて感じ取ることができた時間だった。

中盤のMCでサポートも含めるメンバー紹介を挟み、AKIHIDEとSHINPEIからDAIGOへのお祝いメッセージが届けられたのだが、マッスルがトレードマークとなっているSHINPEIから贈られた気合いの入りまくった“おめでとう”コールにおもわず固まっていたDAIGOの姿や、DAI語であるイニシャルトークを拝借し、この日の気持ちを【MU】=【めっちゃ嬉しい】と表現しながらも、初めてあげた誕生日プレゼントが卑猥な本であったことを語ったAKIHIDEの話しの中から浮かび上がる自然体なDAIGOの姿に、オーディエンスは改めて心からの拍手と“おめでとう”の言葉を贈ったのだった。

「人は誰しも歳を重ねるものです。なので、その時々で全力を尽くして歳相応の魅力を出せるように頑張っていきたいと思っていますので、みんな応援よろしくお願いします!」(DAIGO)



多くの“おめでとう”の言葉に、しっかりと向き合って今後の豊富をのべたDAIGOは、BREAKERZの曲の中で特別に好きな曲なのだという、強い意思が描かれたドラマティックな「RUSTY HEARTS」を、今の自分からみんなへのメッセージに置き換えて届けたのだった。曲中にオーディエンスがメンバーの名前を呼ぶ掛け合いが人気の「スマイル100%」は、チアリーダースタイルの女性ダンサーと共にゴールドのボンボンを持って躍りながら歌われるのが定番になっているのだが、この日、女性ダンサーからボンボンを渡されたDAIGOは、“え、もう40だし……40だし……もうこういうのはやらなくていいんじゃないかと……”と躊躇を言葉にし、完全に逃げ腰だったのだが、イントロから本格的に楽曲がスタートすると、瞬間的に“スマイル100%”に変化し、完璧なダンスと歌でオーディエンスを楽しませ、“やっぱりもうちょっとボンボン持ってたいなって思います!”と宣言したのだった。

クールな魅せ方もキャッチーな魅せ方も、振り幅に制限をかけることなく自らのスタイルを貫いてきたBREAKERZ。それぞれのキャリアとスキルのすべてを余すところなく注ぎ込み、昨年デビュー10周年を迎えたことで、ますます振り切った表現力を身に付けたように思う。さらに、バンドのセンターであるDAIGOが40歳という節目を迎えたことで、彼らはまた1つ大きな武器を手にしたと感じた。BREAKERZが届けるメッセージの多くは前向きな生き方である。歌詞を担い、それを歌うDAIGOの人間的な成長はこの先、ますますBREAKERZというバンドに奥行きと深みを与えていくことになるに違いない。



アンコールで届けられた、自らがバンドに憧れて音楽を始めたきっかけを歌った最新シングル曲「GREAT AMBITIOUS」は、この日、特別な想いを持って届けられていたように思った。アンコールの中でそれぞれの口から、この先、5月12日13日にはSHINPEI率いるMUSCLE ATTACKが、結成5周年記念ライブ『MUSCLE ATTACK 5th Anniversary LIVE』を渋谷club asiaで行うことと、6月20日に6枚目のソロアルバム『機械仕掛けの遊園地 -Electric Wonderland-』をリリースするAKIHIDEが、自身の誕生日である7月5日に『AKIHIDE MUSIC THEATER Electric Wonderland』をマイナビBLITZ赤坂で行うことと、ソロ活動15周年を迎えるDAIGOが7月21日に中野サンプラザにて『ソロデビュー15周年記念ライブ 【DAIGO VS DAIGO☆STARDUST】』を行うことに改めて触れ、加速していくそれぞれのソロプロジェクトの活動にも注目を集めた。そして、ライブ終了後、BREAKERZとして、5月23日にデビュー10周年記念ライブを収めたDVDボックスを発売することを発表したのだった。

BREAKERZを本拠地としながらも、それぞれのソロプロジェクトの成長を持ち帰る場所として用いているこの独自なスタイルは、BREAKERZというバンドに深みと奥行きを与える結果に繋がっているのだ。視野を広く持ちながらも、それぞれの音楽性を追求する彼らが生み出すサウンドとライブはとても貴重なのである。まさしく、この日の彼らのライブは、細分化された昨今の音楽シーンにおいて、万人がロックをエンタテインメントとして楽しめていた時代を蘇らせることのできる特別な存在であることを証明していたように思う。この先、BREAKERZという存在が、ロックとエンタテインメントの融合の道を切り開いていってくれることを切に願う。

Writer 武市尚子
Photographer:達川範一(Being)


BREAKERZ LIVE 2018 ~DAIGO 40th BIRTHDAY~ 
2018年4月8日(日):EX THEATER ROPPONGI セットリスト

01.NEXT LEVEL
02.激情
03.SUMMER PARTY
04.GUILTY
05.FAKE LOVE
06.LOVE FIGHTER~恋のバトル~
07.ここから出して
08.アオノミライ
09.CLIMBER×CLIMBER
10.RUSTY HEARTS
11.SECRET GIRL
12.スマイル100%
13.D×D×D
14.絶対! I LOVE YOU
15.灼熱
16.Destruction
-Encore-
17.ありがとう ~Beautiful Day~

18.WE GO
19.GREAT AMBITIOUS
20.DESTROY CRASHER

このニュースへのレビュー

女性

七光り嫌い!!

2019/10/04 19:47

ダサいおじさんの自己陶酔パフォーマンス。趣味の悪い衣装。とてもじゃないが40過ぎのオジサンの着る衣装じゃない。幼稚さと狂気しか見えない。これ、純粋な感想ですよ。推しの意見じゃないからと誹謗中傷扱いしないでくださいね。

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