SPECIAL OTHERS ACOUSTIC、初の上野恩賜公園野外ステージ
SPECIAL OTHERSのアコースティックプロジェクトSPECIAL OTHERS ACOUSTIC(以下SOA)。SOAとしてのデビューアルバム『LIGHT』から約3年半ぶりとなる5/16発売の2ndAL『Telepathy』には、インストバンドならではの表現力とアイデアが詰め込まれた全10曲の楽曲が収録されている。そのAL『Telepathy』を引っ提げて5月26日の新潟公演からスタートした全国ツアー「2nd ALBUM『Telepathy』 Release Tour 2018」。いよいよツアーファイナルとなる上野恩賜公園野外ステージでの追加公演が開催された。
チケットは発売直後にソールドアウト。初の上野恩賜公園野外ステージ、そしてツアーファイナルということもあり、会場は今日のライブを心待ちにしていた観客で溢れかえっていた。また、今回追加公演のみ野外ステージで行われているということもあり、恵比寿リキッドルームで行われた同ツアー時とはまた違った雰囲気を醸し出している。
開演時間となり4人がステージに姿を現すと、フロアから大歓声が起こった。4人のセッションが心地よく響き渡る中、AL『Telepathy』に収録されている「Wayfarer」からライブスタート。芹澤が弾くグロッケンの音が会場に鳴り響くと、続いて「Birdie」、「Galaxy」「Halo」、そして「Line」と新旧織り交ざった名曲を披露。
最初のMCでは「ようこそ上野恩賜公園へ!夏の風物詩でもある野音でライブできて嬉しいです。リリースツアー最終日。楽しんでください!」 と今日のライブに対する意気込みを語った。
「IDOL」から再びライブをスタートすると、大歓声が沸き起こった。続く「smile」では、又吉がベースからジャンベに、宮原がドラムからボンゴに楽器を持ちかえ、ギター、ピアニカが奏でるメロディーに陽気なリズムが合わさり絶妙なサウンドを生み出している。その後、「Light」へと続くと会場は更なる盛り上がりを見せ、興奮冷め止まぬまま「STEADY」、「WOLF」へ。「WOLF」では宮原がギターを弾きながら足ではリズムを刻むというSOAならではの演奏も見られた。また芹澤、宮原がクラップをすると、観客もそれに続きだし、会場に暖かいクラップが鳴り響いた。
「皆さん本当に暑い中、お集まりいただきありがとうございます!SOAもCDを出してから4年が経ちますが、皆様に変わらず支えられてもらえ嬉しいです。ここの上野のステージでも定期的にやりたいと思います。ありがとうございました!」と話すと、本編最後に演奏したのはアルバムタイトルでもある「Telepathy」。ひとつひとつの音が細やかに交差するアンサンブルに会場全体が酔いしれ本編は終了した。
日も落ちてきて涼しくなってきた頃、鳴り止まぬ拍手に応え、再びステージに登場したメンバー。作品『Telepathy』について、そして本ツアーを振り返りながら「10年、20年と続いて音楽やっていくと思うので、引き続き、応援の程宜しくお願い致します!」と観客に感謝を述べ、本ツアーを締めくくる最後の楽曲は「Wait for TheSun」。出だしのアコギの音から始まり、グロッケン、ピアニカへと続いていく疾走感のあるサウンドに、多くの観客が魅了されステージは幕を閉じた。
SPECIAL OTHERSは今後も全国様々なフェスやイベントに出演が決定している。
是非、チェックいただきたい。
<公演情報&セットリスト>
SPECIAL OTHERS ACOUSTIC
「SPECIAL OTHERS ACOUSTIC 2nd ALBUM『Telepathy』 Release Tour 2018」追加公演
8月25日(土)@東京・上野恩賜公園野外ステージ 15:00/16:00
M-1 Wayfarer
M-2 Birdie
M-3 Galaxy
M-4 Halo
M-5 Line
M-6 IDOL
M-7 smile
M-8 Light
M-9 STEADY
M-10 WOLF
M-11 Telepathy
En-1 Wait for The Sun
カメラマン;西槇太一