川村かおりのファースト・アルバム「ZOO」最初のリリースより30年を経た日にUHQCDという高音質なカタチで再発売
ロック・シンガー川村かおりのファースト・アルバム「ZOO」が、オリジナル・リリースよりちょうど30年を経た11月21日(水)に再発売される。幼い頃をモスクワで過ごし、イギリスの高校を卒業した川村かおりは、1988年11月2日デビュー・シングル「ZOO」に続けて、11月21日にアルバム「ZOO」をリリースし、17歳で日本の音楽シーンに登場した。
デビュー・シングルとアルバムのプロデューサーは4人組バンドECOESのヴォーカル、ソングライターとして、メッセージ性の強い独自のジャパニーズ・ロックを生み出していた辻仁成。
アルバム「ZOO」は、後にもECOESと蓮井朱夏(菅野美穂)のカバーで2度にわたってスポット・ライトを浴びる名曲「ZOO」をはじめ、辻仁成プロデュースによる個性的な楽曲を揃えている。作曲・編曲は全て辻仁成が手掛け、作詞は辻と川村かおりが半数ずつ担当。収録曲それぞれに込められた辻仁成ならではの表現スタイルが、素朴で少し拙いながらも鬱屈した感情や心の叫びをストレートに伝える川村かおりの歌唱と出会うことで、他に類を見ないロック・アルバムとして結実した。
そして月日を経てなお輝きを放ち続けるアルバムが、最初のリリースより30年を経た日にUHQCDという高音質なカタチで再発売される。
川村かおりが亡くなって2019年7月には10年を迎えるが、自らの表現と生き方を追い求めたロック・シンガーは、アルバム「ZOO」をはじめとする作品を通して、これからも多くの人の心を叩き続けるだろう。