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黒羽麻璃央、初の連ドラ・映画主演で友人&会社員をリスペクト


 ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズなどの舞台出演で知られる俳優の黒羽麻璃央が主演を務める映画『広告会社、男子寮のおかずくん』の完成披露試写会が、2日に東京にて行われ、黒羽とともに共演の崎山つばさ、小林且弥、大山真志と、作品を手掛けた三原光尋監督が舞台あいさつに登壇、撮影に向き合った日々などを振り返った。

 『広告会社、男子寮のおかずくん』は、Pixivコミックで連載中の人気漫画を実写ドラマ化した作品。
広告会社に勤める主人公・西尾和(にしおかず)ことおかずくんが、仕事にプライベートに奮闘しながら成長していく姿を、彼が住む会社の男子寮で、毎週末に先輩・同僚とごはんやおかずを持ち寄って行う食事会「花金持ち寄り会」の様子を通して描いたストーリー。


 営業マンでおかず担当の西尾和役を黒羽、マーケティング担当で西尾の同期、汁物担当の東良啓介役を崎山、クリエイティブチームADでごはん(米)担当の北一平役を小林、経理部で小鉢担当の南郷正役を大山が担当する。
テレビドラマ版に続いて公開される本劇場作では、入社3年目の夏、ライバルの大手広告会社から勝ち取った新プロジェクトを実行するにあたり、“広告”の理想とシビアな現実に直面し悩みながら奮闘するおかずくんの姿を描く。


 今作で連ドラ初主演となった黒羽は、今回初めて会社員という仕事に触れたことに対し「こういう仕事をしていて、最初は会社員ということをイメージできなくて、その時に同級生とか、会社員をされてる方を改めてリスペクトできたというか。嫌な上司がいたり、いろんな人たちにもまれながら、それでも自分の夢を追いかけるというのは、大変だけど素敵だなということを感じました」と改めてストーリーや自身の役柄を振り返った。


 今作では終盤、4人で江の島の海に飛び込み戯れるという“青春映画”さながらのシーンが映し出される。一方、このシーンの撮影は2018年の10月後半。その過酷な撮影に対して黒羽は「事件ですよ」などと回想。
崎山は「パワハラで訴えようかと思った」などと続け会場を沸かせる。そんな中で黒羽は「でも本当に楽しく、時間的にもちょうどいい時間を狙えた。
また、最終日にあのシーンを撮ったシーンだったので、最後に青春という感じ。子供になった気分で演じさせてもらったというか」と、大変ながら思い出深い撮影を感慨深く振り返る。


 続いて映画にちなみ、司会者より「今の夢は?」と尋ねられ、黒羽は「次はアジア?に旅立つ話みたいな。料理があればどこでも行きますから!」などとコメントし笑いを誘いながらも「半分冗談ながら本気で狙っているところもあるんですけど、まだ原作は続いているし、(ストーリーが様々に展開していく)可能性は無限大だと思うので、さらに(そんな感じで作品が)広がっていくというのは今の夢の一つかなと」と作品のさらなる展開を切望する。


 また崎山は「そうですね…野球選手。小学校の時の文集に、プロ野球選手になりたいって書いたんだけど、まだあきらめてなくて。この前、麻璃央くんがやっていたから」と、5月25日に行われた楽天ゴールデンイーグルス対オリックスバッファローズの試合で、黒羽が始球式を務めたことを引き合いに出してコメント、会場を笑いに包む。


 一方、小林は「夢、無いんですよね…こうして仕事やらせてもらっている中で、これが続いていけばいいなというのが…」と大人なコメントを出していたが、一瞬ふっと閃いたように「『刀剣乱舞』に出たいです!」などとコメント。
最後にコメントを求められた大山は「ずるいわ〜俺は出られるかわからないし…でも俺も言っとこ。『刀剣乱舞』に出たい」などと語り、場内を爆笑に包んでいた。

Text 桂伸也

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