『絶唱サロメ』の世界観が明らかに
俳優・池田純矢が自ら劇作・演出を担い、2015年に立ち上げた『エン*ゲキ』シリーズの第4弾となる舞台『絶唱サロメ』。今年10月に東京・紀伊國屋ホール、大阪・サンケイホールブリーゼで上演することが決定している。
知性と感性、そして作品を体現する比類なき能力で果敢に新作に取り組んできた池田が、オスカー・ワイルドによって書かれた戯曲「サロメ」に着想を得て、「サロメ」の世界観をさらに進化、そして深化させ、かつてない世界観の舞台を創り上げる。
この度、ついに舞台のキービジュアルが完成し、6/16(日) 正午に解禁された。
あわせて、配役も発表され、『絶唱サロメ』の世界観が明らかになった。
主役ヨカナーンに松岡充
今回の“池田版サロメ”では、王女サロメと関係を持つヨカナーンが主人公。ヨカナーン役を演じるのは、SOPHIA・MICHAELのヴォーカルで、舞台、TV、映画など幅広いフィールドで圧倒的な存在感を放つ松岡充。
王宮の地下牢に幽閉され、王の監視下にある預言者・ヨカナーンは、唱う言葉が現実のものとなる不思議な力を持っていて、その力には世界の根幹を揺るがす重大な秘密が隠されている…という設定。
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豪華出演陣決定!
また、ヨカナーンとの出逢いによって運命が大きく動き出す王女・サロメ役はミュージカル『アニー』で主演・アニーを演じた豊原江理佳、地下牢の門番を務めている若い兵士・ナラボート役は、劇団Patch所属の注目の若手俳優・納谷健、国王直属の拷問処刑人・首切りナーマンを演じるのは、俳優でありながら『R-1ぐらんぷり2008』で準優勝し、ダンサーとしても活躍するなどマルチな才能を発揮している 小浦一優(芋洗坂係長)。王妃の側女・ラバン役は声優・女優としてだけでなく『プリキュア』シリーズ主題歌などアーティストとしても躍進する吉田仁美、サロメの義父にしてユダヤの王であるヘロデを演じるのは、エン*ゲキシリーズ皆勤賞で次世代のスターと評される鈴木勝吾、手当たり次第に男に手を出す色欲にぬれた王妃・へロディアには数々の舞台で卓越した歌唱力と秀逸な表現力を魅せ、ミュージカル界を牽引するシルビア・グラブ。
そして、ヨカナーンに付き従う謎の男・ガブリエルを、池田純矢が演じる。
「想像を超える素晴らしいビジュアル」
池田は「『絶唱サロメ』各分野のトップクリエイターであるスタッフ陣に力を借り、そしてキャストの皆さんに、さらに深化して頂き、自分の想像を超える素晴らしいビジュアルが仕上がりました。今作のビジュアルで目指したのは、サロメの世界観が持つ妖艶さと耽美さの中に、エン*ゲキシリーズならではのエンターテインメント性を融合させる事。
狙い通り、視覚的な面ひとつをとってもワクワクした気持ちを彷彿とさせるイメージに、自分自身興奮の坩堝でございます。
撮影では終始「スゲー!」「ヤベー!」と語彙力を失うほど驚いてしまいました。
ファインダー越しに観るキャラクターたちの一挙手一投足はまるで光を纏うように美しく、本番での演出プランの大きな兆しとなりました。遂にヴェールを脱ぐ『絶唱サロメ』の全貌。どうぞご期待下さいませ!」
とコメント。
公演は10月、東京と大阪で
人気と実力を兼ね備えた充実の俳優陣を迎え、始動したエン*ゲキ#04『絶唱サロメ』。東京公演は10月5日(土)~13日(日)紀伊國屋ホールで、大阪公演は10月26日(土)~27日(日)サンケイホールブリーゼで上演。「“この世のものじゃない感”の魅力がある」と池田が惚れこんだ松岡のヨカナーン役に、是非、ご期待ください!【写真を見る】松岡充×池田純矢 2ショット
配役
松岡充(ヨカナーン)ある日、どこからともなく城内に忽然と姿を表した預言者。
今は王宮の地下牢に幽閉されていて王の監視下にある。唱う言葉が現実のものとなる不思議な力を持っているが、その力には世界の根幹を揺るがす重大な秘密が隠されている。
豊原江理佳(サロメ)
フィリッポス前王とヘロディア王妃の間に産まれた王女。
父を亡くし、現王からは淫靡な目で見られている事に鬱屈とした想いを抱えながら生きている。ヨカナーンとの出逢いによって運命が大きく動き出す。
納谷健(ナラボート)
地下牢の門番を務めている若いシリア兵。
天涯孤独の身だったが、サロメの気まぐれな計らいによって王宮に仕える事になった過去を持つ。それ以来、サロメを特別な想いで見つめている。
小浦一優(芋洗坂係長)(首切りナーマン)
国王直属の拷問処刑人。
あらゆる罪人の断罪を実行する。拷問方法や器具に詳しく、痛めつける事に快感を覚える性的倒錯者。見た目の重量感とは裏腹に軽口で身軽。
吉田仁美(ラバン)
ヘロディア王妃の側女で、田舎訛りが強くガサツな少女。
元・奴隷身分である事に強いコンプレックスを持っている。権力者には媚び、自分より低い身分の者に対しては横柄な態度をとる二面性がある。
池田純矢(ガブリエル)
ヨカナーンに付き従う謎の男。
何に対しても適当で、遊びにしか興味を示さない。楽観的で軽薄な振る舞いをするが、ひとたび武器を持つと凄まじい力を振るう。不思議な力の秘密を知っている。
鈴木勝吾(ヘロデ・アンティパス王)
サロメの義父にしてユダヤの王。
絶対的な権力を持ち、傲慢で粗暴な性格。その圧倒的な力から、周辺国家からも恐れられている。この世のありとあらゆる全ての富をその手に収めんとする、常軌を逸した狂王。
シルビア・グラブ(ヘロディア妃)
かつては現王ヘロデの実兄、フィリッポス前王の妻であったが、その死と時を同じくして婚姻を解消し、現王に嫁いだ。身分に対して並々ならぬ執着心を持つ。
手当たり次第に男に手を出す色欲にぬれた王妃。
INTRODUCTION
1893年、パリ。オスカー・ワイルドによって書かれた戯曲「サロメ」は、 その背徳性と不道徳な内容から暫く上演を禁じられていた …しかし、残酷でありながらも耽美で妖艶な魅力を纏った物語は今もなお色褪せず、時を超えて現代を生きる人々を魅了してやまない。
エン*ゲキシリーズ最新作は、そんなサロメの世界観を耽美さと妖艶な魅力はそのままに、王道エンターテインメントに昇華する!
古典×音楽×演劇の新たな融合!ミュージカルでも音楽劇でも無い、究極の“LIVE ENTERTAINMENT”の幕が上がる!
STORY
王女サロメは生きる事に嫌気がさしていたー。
ある晩、国王であり義理の父から向けられる悍ましい視線から逃れるようにテラスへ出たサロメは、煌々と照らされた月空の下で世にも美しい唱声を聴く。
地下牢に幽閉されていた声の主・ヨカナーンは、唱う言葉が次々と現実のものとなる不思議な力を持っていた。
妖艶な魅力に取り憑かれるように惹かれていくサロメは、いつしかヨカナーンの存在に生きる意味を見出していく。
しかし、王はそんな二人の関係を赦しはしない。
「あなたと二人、誰もいない遠い所へ行くの!見渡す限り地平線の彼方へ!」
そんな淡く儚い想いを抱くサロメに、ヨカナーンは悲壮な瞳で不思議な力の源と、世界の根幹を揺るがす重大な秘密を打ち明ける。
絶望と希望が交錯する中、二人は"ある約束"を胸に地下牢を抜け出すが…
エン*ゲキとは?
役者・池田純矢が自身の脚本・演出により《演劇とは娯楽であるべきだ》の理念のもと、誰もが楽しめる王道エンターテインメントに特化した公演を上演する為に作られた企画。2015年、#01「君との距離は100億光年」を上演。
2017年、#02「スター☆ピープルズ‼」を24歳と言う異例の若さで紀伊國屋ホールにて上演。
2018年、#03「ザ・池田屋!」では紀伊國屋ホールでの上演を大幅に拡大し、初の地方公演も実施された。
"この世のものじゃない感"松岡の魅力
<UtaTen編集部からのコメント>舞台「サロメ」のビジュアルが解禁になりました。
『サロメ』は1893年にオスカー・ワイルドによって書かれた、残酷で妖艶な美しさのある物語。池田純矢に「歌も芝居もビジュアルも性格も、どうしようもなく人を惹き付けるパワーがあって、こんな“この世のものじゃない感”のある魅力を持った人は他にはいない」と言わしめた松岡充が、不思議な力を持った預言者ヨカナーンを、どのように演じてくれるのか、こんなビジュアル見せられたら、楽しみにせずにはいられません!
また他の出演陣も豪華!ぜひ、10月の公演を期待して下さい!