連続ドラマ「惑星サザーランドへようこそ」が公開
連続ドラマ「惑星サザーランドへようこそ」がソーシャルドラマに特化したYouTubeチャンネル「みせたいすがた」にて公開された。地球で最も美しいとされる土地・サザーランドと間違え、千葉県館山市に不時着した3人の宇宙人が、別荘管理のアルバイトをする麗美と出会い、人間生活に触れていくという本作。
地球探査の使命を背負った宇宙人「エヌマ」に小川紗良、甲田まひる、河合優実がそれぞれ扮し、彼女らを共同生活に迎え入れる人間・麗美を塩塚モエカ(羊文学)が演じた。
そのほか、彼女らの実験対象となる男性・リョウ役で大下ヒロトの出演も予定されている。
■撮影は実際に館山の貸別荘にてロケが行われ、監督を務めたのは「小さな声で囁いて」の山本英。
Amazon Originalドラマ「湘南純愛組!」のイ・ナウォンが脚本を執筆した。
なお、ドラマの主題歌でロックバンド・Cody・Lee(李)の「キャスパー」が起用されている。
「惑星サザーランドへようこそ」は毎週金曜日20時に公開予定。全5話。
キャスト・スタッフのコメント
塩塚モエカ(羊文学)演技をすることは、自分にとって大きな挑戦でしたが撮影はどの瞬間も楽しく、本当に「海辺の四姉妹」になったかのようでした。
話ごとに主人公が違うストーリーも、登場人物たちの魅力に溢れています。参加できたことをとても嬉しく思っています。
小川紗良
一目見て、攻めている作品だと思いました。
それは目新しい技術やスピード感などということではなく、むしろそれとは真逆の、じっくり淡々と地に足つけて攻めている感じ。
こういう豊かさもあるということが、多くの人に届けば嬉しいです。
私演じる波多野がメインの第2話は、「生と死」という壮大なテーマを持っていながら、花を育て、肉をかじり、魚を愛でる、ちょっとしたことのひとつひとつが愛おしい回です。
生きるってそういうことなのかもしれないと、ちょっぴり破天荒な宇宙人が教えてくれました。お楽しみに。
河合優実
キャスト陣を見て、以前から見知った仲だったりずっと共演したいと思っていた方々だったり、同世代の魅力的なメンバーとご一緒できる喜びがまず最初にありました。
とても楽しみながら撮影に臨みましたし、それぞれの色が良い形で出たと思います。
脚本も、作品の世界を想像しながら興味深く読みました。
テーマは突飛なのに流れてる時間は普遍的で、さりげないけど味わいのある台詞が素敵です。
3話は、宇宙人の麦が、リョウという人間の男の子と共に時間を過ごします。
いつもとは違う目線から、「他者と出会い、その人を想うこと」を一緒に体験できるようなエピソードになっているので、新鮮な気持ちでご覧頂けたらと思います。
甲田まひる
お話をいただいた時に、年の近く、自分とは異なったフィールドでそれぞれ活躍されている方々と共演できることがとても楽しみでした。
宇宙人役という一見変わった設定ですが、その印象以上に、日常の幸せや人間として考えさせられるきっかけが詰まっていて、そのバランス感がこの物語の面白さ、魅力です。
私は地球という場所で芸術に出会い、ピアノを愛する女の子を演じましたが、自分と重なる部分がたくさんありました。
好きなことに向き合い、葛藤する気持ちを演奏に乗せて表現したので、注目していただけたら嬉しいです。
山本 英(監督)
このドラマに登場する宇宙人たちはほとんどの時間を海辺の別荘でおしゃべりしたり、遊んだりして過ごしています。行動や考え方も人とあまり変わりません。
僕らの身近にあるささやかなSFを拾い集めたような、そんな作品になっています。
彼女たちの長い休暇のような短い毎日を楽しく観ていただけたら幸いです。
ソーシャルドラマ「惑星サザーランドへようこそ」
あらすじ:地球で最も美しいとされる土地・サザーランドと間違え、千葉県館山市に不時着した地球外生命体『enuma(エヌマ)』の波多野、麦、梅ちゃん。彼女たちは別荘管理のバイトをしながら麗美という人間と暮らしている。
だが何ヶ月過ぎても一向に進まない地球探査に嫌気がさした彼女たちは麗美を巻き込み、「人間」の生活について触れていく。これは麗美と宇宙人たちが過ごす、ごく人間的な1週間の物語。
出演:塩塚モエカ(羊文学)、小川紗良、甲田まひる、河合優実、大下ヒロト
スタッフ:
(監督・原案)山本 英
(脚本・原案)イ・ナウォン
(プロデューサー)谷崎 洋志
(企画・プロデュース) 五十嵐 夏輝(ソニー・ミュージックレーベルズ)
須藤 一希(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
(宣伝)衣笠 圭祐(ソニー・ミュージックレーベルズ)
(製作著作) ソニー・ミュージックエンタテインメント
塩塚モエカ(羊文学) プロフィール
羊文学のギター・ボーカル。全楽曲の作詞・作曲を務める。2017年に現在の編成となり、これまでにEP4枚、限定シングル1枚、フルアルバム2枚をリリース。
2020年8月19日にレーベル「F.C.L.S.」より『砂漠のきみへ / Girls』でメジャーデビュー。
昨年12月にアルバム『POWERS』をリリース。ソロ活動では、ボーカルエフェクトも使用した浮遊感のあるボーカルとギター弾き語りによるパフォーマンスが特徴的。
その他、映画やドラマの劇伴制作、そして透明感のある歌声から他アーティストの作品への客演やCM歌唱、そのアイコニックなキャラクターからファッション・カルチャーシーン等、音楽以外の多方面からも注目を集め活動の枠を拡げている。
小川紗良 プロフィール
女優・映像作家・時々執筆家
高校時代に雑誌掲載から女優としての道が開け、同時に学校行事を記録していたのを機に映像作家としての道を歩む。
近作は2020年11月に公開された主演映画『ビューティフルドリーマー』(押井守原案・本広克行監督)。
また初長編監督作品『海辺の金魚』(東映ビデオ配給)が2021年6月25日(金)に公開予定。
甲田まひる プロフィール
シンガーソングライター、ファショニスタ、ジャズピアニスト、俳優
小学6年生の時に始めたInstagramをきっかけにファッションスナップサイトでブロガーデビューし、ファッションアイコンとして業界の注目を集め、ファッション誌の連載やモデルとして活躍。
そして、幼少期から都内ライブハウスを中心にジャズピアニストとしての活動も行い、2018年にジャズアルバム『PLANKTON』を発表。
2019年から俳優としての活動もスタートし、今年の8月には出演した映画『サマーフィルムにのって』も公開予定。
更に今年、シンガーソングライターとしてワーナーミュージック・ジャパンよりデビューも決定しているなど様々な方面で活躍している。
河合優実プロフィール
2000年生まれ 東京都出身
2019年デビュー後、映画、ドラマ、MV、CM、モデルなど多岐にわたり活躍。主な出演作品に、舞台『フリムンシスターズ』(2020年)、映画『佐々木、イン、マイマイン』(2020年)、ドラマ『夢中さ、きみに。』(MBS/2021年)など。
今後の公開待機作に映画『サマーフィルムにのって』、『由宇子の天秤』がある。
大下ヒロト プロフィール
2017年、映画『あみこ』でデビュー。
近作に、映画『アイネクライネナハトムジーク』(19/今泉力哉監督)、『転がるビー玉』(20/宇賀那健一監督)、『とんかつDJアゲ太郎』(20/二宮健監督)、『花束みたいな恋をした』(21/土井裕泰監督)、『あの頃。』(21/今泉力哉監督)等がある。
山本英(監督・原案) プロフィール
1991年 広島生まれ
東京造形大学を卒業後、広島に住む祖父を撮影した『回転(サイクリング)』(2016年)がぴあフィルムフェスティバルに入選する。
その後、東京藝術大学大学院映像研究科に進学し、映画監督の諏訪敦彦、黒沢清に師事する。
修了制作の『小さな声で囁いて』はマルセイユ国際映画祭や全州国際映画祭などに出品される。現在は東京フィルメックスでNew Director Awardを受賞した長編企画『熱のあとに』を制作準備中。
イ・ナウォン(脚本・原案) プロフィール
1988年韓国生まれ。子どもの頃、日本で5年間、アメリカで2年間過ごす。韓国の中央大学演劇学科を卒業後、ドラマのアシスタント作家として働く。
2016年、日本に留学。東京藝術大学大学院映像研究科脚本領域に入学し、脚本家の坂元裕二氏に師事する。
卒業後、Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』の脚本チームアシスタント、Amazon オリジナルドラマ『湘南純愛組!』の脚本を担当するなど、日本を拠点に脚本を書いている。
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