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川嶋あい×サウンドプロデューサー宗本康兵 Newアルバム「Be Your Side」制作インタビュー


シンガーソングライター川嶋あいが、10月21日(水)発売の「Be Your Side」のサウンドプロデューサー「宗本康兵氏」と対談を行った。

今回は「寄り添う」がテーマ。この二人の関係は元々「アーティスト」と「マネージャー」だったことからスタート。現在は川嶋あいのバンマスとして、サポートミュージシャンとして活動。川嶋あいと宗本康兵は13年以上一緒に寄り添ってきた。

この2人が作った「Be Your Side」の完成までの経緯を是非楽しんで頂きたい。


川嶋あい=あい
宗本康兵=宗本
インタビュアー=イ


―今回10月21日に「Be Your Side」がリリースされますが、いつ頃から動き始めたのですか?作詞・作曲があると思いますが順番はどちらが先でしょうか?

あい:曲からスタートしました。0からのスタートで5月半ばぐらいから始めましたね。

イ:その後、歌詞も作り始めて?

宗本:でも歌詞書く前に曲打ち合わせみたいなことしたよね。

あい:そう!そう!その打ち合わせで前半曲と後半曲に分けたんですよ。「とびら」以外の11曲が新曲で、前半6曲、後半5曲。前半の6曲はストックとしてためていた曲の中からですね。なので5曲がその6月ぐらいに

イ:新しく?

あい:新しく書いた曲でした。最初に6曲ワンコーラスできたものを康兵にきいてもらって1曲1曲の方向性どうしようかっていう話でした。


―アルバムのイメージは最初から決めていた?それとも作っていくうちに出来上がっていった感じでしたか?

あい;どっちかなあ?

宗本:大枠なテーマがありつつの、1曲1曲に対する方向性を決めていったと思うんだけど違う?

あい:確かにそういう流れだったね!普段は、曲を作って、アレンジャーさんに発注してこういう方向でという話をして1曲1曲バラバラに作った感じなのであまり一貫してコンセプトとかこういうサウンドにしようとかは無かったですね。今回のように全部一の方向に決めてスタートっていうのはあまりなかったですね。なので今回は初めてサウンドプロデューサーっていう立ち位置の方がいたのが。ちゃんと一貫して作品をひとつひとつをみててくれる人がいて、作ったことをしたことがなかったです。

宗本:そうすることによってアルバム全体に少しでも統一感が出たなぁーと思うんですけど。


―今回色々な曲が出てきたと思うのですが、どんなイメージでまとめていこう思いましたか?

宗本:かわしーももう30歳に、うふふふふふ(爆)

(一同爆笑)

あい:たしかに、康兵31歳だけどね。(笑)

宗本:だからその少し同性代とか大人の方とかに聞いていただけるというか
   ごちゃごちゃした音はなるべく排除したって感じです。

あい:うん!(納得)

宗本:より声が、声が引き立つっていうのを考えました。


―今回「夢枕」という曲がありますが、ピアノ1本でやっている曲は無いと思うんですがどちらが提案したんですか?

あい:あの曲は康兵からですね!前半曲は既にストックしてあるものだったのをどうアレンジしていくかの方向性だけだったので。でも後半曲は次の5曲どういう曲にしようかというので、いっぱい康兵からこういう路線でとか、それこそラテン調の曲とかどう?とか、昔のcolor風な曲は?とか。そういう案をもらって曲作りが始まったので、夢枕もそういう感じでしたね。ピアノ1本でやれる曲どうかな?って。

イ:康兵さんは昔から川嶋さんのサウンドに携わっていると思うのですが、これが川嶋さんに合うんじゃないか?とか思って提案しているんですか?

宗本:そうですね。今回提案したのは川嶋さんがライブで歌っている時とかライブ音源を聴いてて、「こういうの合うな」「これなら合うんじゃないかな」って思ったのを提案していきました。


―今回依頼したアレンジャーの方にはかなり細かく伝えて?

宗本:かなり!今回はかなり細かく伝えてアレンジャーに直して頂いて…

あい:あはは!

宗本:申し訳ないぐらいに。

イ:そういうやり取りって結構多いんですか?

宗本:多いですね

あい:そういうやりとがあったことを後日ディレクターから聞いていたんで「あ、そんなやり取りがあったんだ」って(笑)「Tokyo」のアレンジは一発で来たと思ってた(笑)ちょっと長澤孝志さんすごいなって(爆笑)

宗本:僕の意見だけじゃなくて、それこそディレクターさんだったり事務所のマネージャーの意見もあるので、それを噛み砕いて何度も何度も直して、川嶋さんに聴いてもらって、更に川嶋さんの意見もあって、また直して…

あい:うん、うん。

宗本:何だっけ?180°変わった曲あったよね?

あい:「クローバー」だよね!

宗本:「クローバー」だ!クローバーがすごい色々なところが変わりましたね!

あい:めっちゃ固執してたんですよ!実際やり取りを何度もして、何パターンかあるなかで最初あのアレンジを聴いたとき、「え?これ?」と思ったんですけど(笑)

宗本:元々メロディーも跳ねてなかったのを無理矢理跳ねさせて。

あい:そう!それがすごいと思って。さすが!って思ったね。

宗本:でも川嶋さんが気に入らなくて、最初。

(一同爆笑)

あい:もう、違和感が半端じゃなくて。でも聴けば聴く程あれじゃないとダメになってきてしまって。ただのバラードじゃなくて良かったっていうのが本当に感じましたね。

宗本:あと360°のキー設定は最後の最後まで…。

あい:あ、確かに。

宗本:「これどうだったんだろう」「これ良かったのかな?」って迷ったんだけど歌入れが苦労して。だけど完成を聴いたら、あのキー設定にして良かったって思いました。川嶋さんの良いところがいっぱい出てましたね!

あい:いつも結構自分で歌って決めてるんですけど、「なんで細かくなるんだろうな?」とかは思います。「360°」は原曲キーから全音上げているんです。「360°」は本当キーで変わったなあって思う曲ですね。

宗本:明るい曲になったよね!

イ:個人的な意見ですけど「360°」と「オセロ」はバチンッってきました!

宗本:バチンってきましたか!笑

あい:へぇ〜

イ:すごい結構若い子にもささりやすいっていうか。

宗本:「360°」は僕が本当に思う川嶋あいミュージック。

あい:そんなイメージなんだね!

宗本:「360°」は歌が本当良いと思いました!だから今までの川嶋さんのファンの方も初めて聴く方も良いと思ってくれるんじゃないかな。

あい:なるほど!


―「Be Your Side」が出来たばかりで気が早いと思いますが今後はどんな音楽を作りたいのか教えてもらえないでしょうか?

宗本:以前、川嶋さんピアノ1本のアルバムとか作ったりしてたじゃん?

あ:うん、あー!

宗本:ピアノ1本じゃないけど、今回のアルバムみたいに一環したテーマをもって他のシリーズも作っても面白いかもしれないですよね。川嶋さんの弾き語りで(笑)

あい:全部?!

宗本:今までの曲を川嶋さんが弾き語りして。猛練習してね?(笑)

あい:猛練習(笑)確かにそれは面白いかもね。

宗本:全曲グランドピアノとかね。

あい:あー!うんうんうん。

宗本:リクエスト曲でも良いかもしれないし。

イ:川嶋さんはありますか?

あい:私はサウンド面はなんていうのかな、自分で決められないっていうか。やっぱ康兵にアドバイスもらってやってきた事があるので。もちろん漠然としたイメージはあります。歌詞のテーマとかアルバムのテーマしか決められないんですけど。でも乗っちゃうとね?(笑)なんかデリシャスっていうタイトルで、

イ:もうそこまで決まってるんですね!!(笑)

宗本:(笑)

あい:なんか、ご飯とかって何を食べるかじゃなくて誰と食べるかで美味しさって決まるじゃないですか。

宗本:あー!

あい:食材の美味しさじゃなくてそこに誰がいて何があってみたいな・・・なんかそういうのを考えるアルバム・・(笑)

宗本:深いね(笑)!


―それでは最後にアルバムへの思いを!

宗本:本当に一生懸命、川嶋さんと皆さんと作ったので是非1回は聴いて頂きたいと思います。よろしくお願いします!

あい:そうですね。すごい細部までこだわったのは今まで無かったので本当今までと違う面とか新しい面を感じてもらいながら、是非じっくりと聴いて頂けると嬉しいです。

あい・宗本:ありがとうございました!


【アルバム情報】
タイトル:Be Your Side
発売日:2015年10月21日(水)

通常盤:¥3,000-


初回盤:¥4,000-


収録曲数:12曲
初回特典:Ai Kawashima Concert 2015 「ノスタルジック メロディー」@渋谷公会堂

川嶋あい公式HP http://kawashimaai.com/
川嶋あいTwitter @kawashimaai

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