更新日:2020年4月1日
【2015年6月28日「CANDY MAGIC SHOW~梅雨だけど雨じゃなくて飴を降らせまSHOW!▹○◃~」】
6月28日、みみめめMIMIが“CANDY MAGIC SHOW~梅雨だけど雨じゃなくて飴を降らせまSHOW!▷○◁~”を渋谷 duo MUSIC EXCHANGEにて開催。自主企画イベント“視聴覚アカデミー”をはじめとする様々なライブイベントや6月7日の大阪公演を経て、約1年ぶりの東京でのワンマンライブで彼女は、1年前以上にファンを巻き込むステージを見せてくれた。
開演直前にはこの日を心待ちにしたファンでいっぱいになったフロア。そこにinterudeが流れ出せば、ファンからはクラップが沸き起こる。それに後押しされるかのように、ステージ上にドラム・MAIMAIとDJうこっけい、そしてボーカル・タカオユキが登場。ポップなアートワークとともにドラムセットとDJブースが据えられたステージに3人が揃ったところで、ライブはデビュー曲「センチメンタルラブ」からスタート。
タカオからの「今日は1日楽しみましょう!」と呼びかけに、改めてフロアの温度も急上昇する。続く「閃光ハナビ」では自らタンバリンを手にし、クラップや腕振りを先導する。盛り上がるフロアを前に、彼女自身も嬉しそうな表情を隠せない。
MCを挟んだのち、「Mr.Darling」からはステージ上にキーボードも登場。ロックテイスト強めなこの曲と、イントロや間奏での激しいプレイでフロアからの視線を釘付けにした「お絵描き」で、彼女のエモーショナルさが炸裂する。キーボード一本で披露した「サヨナラ嘘ツキ~piano version~」でも、1コーラス目で静かながらも深く深く醸成させた想いを2コーラス目で爆発させ、会場全体を惹き込む。
タカオがこの日のために完成させてきた「新曲」は非常にファンキーなピアノロックで、そのうえサビでの転調や早口など、様々な要素盛りだくさん。それはまさに、彼女の生み出す彩り鮮やかなキャラ弁そのもの。曲前にファンと練習したコールアンドレスポンスもバッチリ決まり、これにはタカオもご満悦の様子。
そのテンションを受け継いだまま、ライブは後半戦へと突入。フラッグ曲「1,2,少女」などでフロアを沸かせ続け、本編ラストソング「サヨナラ嘘ツキ」で盛り上がりはピークに達する。その熱量と、タカオの躍動感溢れるステージングが見事にシンク。MAIMAIの生ドラムもサウンドにより重みと圧力をプラスし、1年前からさらにアップデイトされた「サヨナラ嘘ツキ」を届けてくれた。
そして、恒例となった「みみめめ!」「MIMI!」というアンコールの声に応えて、3人がステージに戻ってくる。中でもタカオユキは、最新シングル「CANDY MAGIC」のジャケットにてユニットのオリジナルキャラ・MIMIが着用している、イエローのドレスを身にまとっての再登場だ。
「すごく緊張していた1年前のワンマンと違って、今回は温かいパワーをもらいながらやれています。皆さんのおかげです」と感謝の言葉を述べたところで、その「CANDY MAGIC」の披露へ。客席を染める色とりどりのペンライトは、ジャケットにも描かれたCANDYのようにきらめく。さらに2コーラス目のサビではシャボン玉が舞い、この曲らしい淡い輝きを放っていた。
ここでMAIMAI・DJうこっけいが降壇し、かわってセンターにはちゃもーいの描くイラストが現実に飛び出してきたようなセット仕掛けのピアノが登場。そしてタカオから「ライブを通じて皆さんに直接歌を届けられる場所が大好きになりました。これからもこうやって皆さんに届けることをイメージして曲を作っていくので、これからのみみめめMIMIに期待していてください」と挨拶があり、ファンからは温かな拍手が送られる。
そんなしっとりとしたムードのなかラストを飾ったのは、「SAY-YOU」。自らの想いをえぐるように投影したこの曲を、スポットライトに照らされながらありのままの感情で弾き語る。何も飾らず、包み隠さずに。そうして大切な想いをいっぱいに届けたところで、ライブは幕を下ろした。
「CANDY MAGIC」のような爽やかで切ない楽曲に、「サヨナラ嘘ツキ」のようなエモーショナルでパワフルな楽曲。その両者を1ステージでともに成立させるというみみめめMIMIの魅力を見せつけてくれたのが、この日のライブだ。そしてそこに「みんなで一緒に楽しむ」という要素も噛み合った今回のワンマンライブは、間違いなく現時点でのベストパフォーマンス。
この“視聴覚ユニット”の届けるものを、ぜひ一度は“体感”してほしい――この日のライブは、自然とそう感じさせてくれるものだった。
なお、ステージ上で次のライブとして9月21日(月・祝)に自主企画イベント「視聴覚アカデミーVol.3」の実施を発表した。
オフィシャルサイトにて抽選先行が本日より開始。
TEXT:須永兼次/写真:伊藤麻矢
■みみめめMIMI「CANDY MAGIC SHOW~梅雨だけど雨じゃなくて飴を降らせまSHOW!▹○◃~」
2015年6月28日 渋谷duo MUSIC EXCHANGE セットリスト
M1:センチメンタルラブ
M2:閃光ハナビ
M3:ミッディ
M4:Mr.Darling
M5:お絵描き
M6:no name love song
M7:サヨナラ嘘ツキ~Piano version~
M8:新曲
M9:瞬間リアリティ
M10:兎ナミダ
M11:1,2,少女
M12:サヨナラ嘘ツキ
EN1:CANDY MAGIC
EN2:SAY-YOU
■みみめめMIMI自主企画イベント「視聴覚アカデミーVol.3」
日程:2015年9月21日(月・祝)
OPEN:17:30 START:18:00
会場:東京・代官山UNIT
チケット:3,933円(税込) ドリンク代別
出演:みみめめMIMI and more
一般発売日:2015年8月1日(土)
オフィシャルサイト抽選先行:6/29(月)12:00~7/8(水)23:59
http://w.pia.jp/s/academy15miof/
■「憧れパンデミック」
1stアルバム『迷宮センチメンタル』の楽曲を題材に、全11話のノベライズ化企画。
「憧れパンデミック」と題された本小説は、専門学校に通う19歳の女の子のモラトリアムを描いた青春物語。『迷宮センチメンタル』で築き上げた歌詞世界に新たな解釈を交え、妄想に耽りがちな女の子の“今”を瑞々しく描いている。
「憧れパンデミック」原案:みみめめMIMI イラスト:ちゃもーい 著:加東岳史
2015年5月31日(日)各種電子書籍サイトにて発売
■みみめめMIMIプロフィール
シンガーソングライターの<タカオユキ>とイラストレーターの<ちゃもーい>からなる目と耳から刺激する新世代視聴覚ユニット。
2013年8月にTVアニメのオープニングテーマ「センチメンタルラブ」にてデビュー。2015年6月10日にはTVアニメ「山田くんと7人の魔女」EDテーマ「CANDY MAGIC」がリリース。
また音楽活動だけにとどまらず、1stアルバム「迷宮センチメンタル」をモチーフにした完全オリジナルノベライズ企画「憧れパンデミック」が電子書籍として発売中。
<タカオユキ>ユカ名義にて中学より本格的な作曲活動を開始し、数々のデモテープオーディションに申し込むも落選を繰り返しながら、創作活動やライブ活動を続けてきた。
<ちゃもーい>インターネットで初めてデジタルイラストの世界を知って大きな衝撃を受け、つく前から好きだったお絵かきを本格的な創作活動へ転換し、徐々にポップでキュートな世界観を確立。
■関連リンク
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http://mimimememimi.com
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https://twitter.com/mimimeme_MIMI
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http://recochoku.jp/album/A1002032996/
・みみめめMIMI LINEブログ
http://lineblog.me/mimimememimi/
【瞬間リアリティ ~Piano Version~】の歌詞ページ
【サヨナラ嘘ツキ(「ブレイドアンドソウル」オープニングテーマ)】の歌詞ページ
【Am I Ready?】の歌詞ページ
【センチメンタルラブ】の歌詞ページ
【SAY-YOU】の歌詞ページ
【no name love song】の歌詞ページ
【Mr.Darling】の歌詞ページ
【閃光ハナビ(Album Version)】の歌詞ページ
【兎ナミダ】の歌詞ページ
【CANDY MAGIC (TVアニメ 山田くんと7人の魔女 エンディングテーマ)】の歌詞ページ
【お絵描き】の歌詞ページ
【ミッディ】の歌詞ページ