２年ぶりとなったニューアルバムを引っさげて９月１８日より始まった「ORANGE RANGE LIVE TOUR 015」(全２８公演)の東京公演にUtaTenが取材に行ってまいりました！
ORANGE RANGE世代の２０代を中心に子供から大人まで幅広い年齢層が会場に駆けつけ、SEが流れ出すとクラップでORANGE RANGEメンバーを迎えた。
１曲目には８月２６日に発売されたアルバム『TEN』の１曲目でもある「リアル・バーチャル・混沌」を披露。ORANGE RANGEらしさはそのままで、エレクトロ要素も詰まったこの曲をタイトルにぴったりの演出でクールに決め、会場もクラップやジャンプで盛り上がり、開演とともに彼らの世界に引きずり込まれていった。
３曲を終えてのMCでは、アルバム『TEN』にちなんだ今回のツアーついて、アルバム収録曲数からグッズに至るまで”10”という数字にこだわり尽くしたことを明かした。
そしてライブでしかできないことのひとつとして、今回のツアーでは各地の地元の学生とコラボに挑戦していることを話し、５曲目「チャンピオーネ」で会場となった中野サンプラザホールのある中野の宝仙学園中学・高等学校の学生をステージに迎え、パフォーマンスを行った。トランペット、サックス、トロンボーンを演奏する男女８人の学生がサイドステップを踏みながらノリノリで演奏し、代表で意気込みを語ったトロンボーン奏者のヒロキくんとRYO,HIROKIとのやりとりに会場は大盛りあがりであった。
９曲目「papa」は、悲しいような夢の中にいるような不思議な感覚に包み込まれ、最後のギター音までその“モヤモヤ感”を保った状態でMCに突入。HIROKIが「今日だけの鳴り方、聴こえ方があります」と今日作り上げた音楽について語った後、観客の年齢層の幅広さに触れ「一番ちっちゃい子から一番おっきい人ではどれくらいの幅があるのかな？」と問いかけると、なんと下は１歳から上は一人参戦の６０代と、想像以上に幅広いファン層に会場からは大きな拍手が。
ユニーク且つ的確にツボを押さえてくる彼らのMCでまた一盛り上がりした後の１４曲目で、とうとう話題の「SUSHI食べたい feat.ソイソース」を披露！一歩離れたところから見てしまうと”寿司食べたい”って言っている曲でこんなに踊りまくってる会場、ヤバい！オカシイ！？なんて思ってしまうが、一歩踏み入れてみると本当にそんなに踊れちゃう！(笑)ちなみにこの曲、一度聞いたら寝るまで頭から離れないので要注意！
後半「キリキリマイ」で会場の中野サンプラザに合わせ、”中野爆発3秒前 3・2・1”の宣言通り、“中野大爆発”とも言えるような熱狂ぶりを見せ、会場は今年最後の体力を全部使い切る勢いで騒ぎ倒した。
そして来年結成１５年を迎える彼らだが自分たちの力だけでは見ることのできなかった景色が今見れているとファンへ感謝の気持ちを述べ、最後も爆発的な盛り上がりで幕を下ろした。
踊らせ上手な彼らのステージを観ると内から湧き上がるパッション！！(笑)あなたも日々の色々を忘れてただただ踊って騒いで楽しいだけの時間をORANGE RANGEと共に過ごしに行ってみてはいかがでしょうか！
TEXT:愛香
カメラマン：平野タカシ
