ビーチカルチャーを愛するシンガーFUKI。まさかのダンス披露にファンが歓喜したプレミアムライブをCheck it out!【ライブレポート】

公開日：2016年7月1日

6月27日、渋谷WWWにて昨年秋にメジャーデビューを果たしたアーティストFUKIがワンマンライブを行った。男女問わず幅広い年齢層から愛される彼女のライブは、ビーチカルチャーを愛する彼女ならではの雰囲気を放ち、まるで海辺の小屋に招待されたような感覚を覚えた。

そんなリラックスムードの中、彼女が１曲目に披露したのは昨年冬にリリースした究極の恋愛ソング『キミがスキ』だ。高音も心地よく伸びていく彼女の歌声が会場を包み込み、オーディエンスはゆっくりと体を揺らしながらその歌声に浸った。自己紹介を挟み、続くは『泣きたいんでしょ』。この曲はレゲエに寄せたリズムに乗せて、強がる誰かを励ます明るい曲となっている。途中、自らクラップを煽ったり、バンドメンバーの紹介を挟み、徐々に会場の温度も上げていった。

キミがスキ -Winter Ver.- 歌詞

FUKI

作詞 EIGO , FUKI

作曲 EIGO , FUKI

この２曲を終えてのMCでは彼女の底抜けに明るい素の表情を見せ、「この曲がなかったら、今の私はここに居られなかったかもしれない」と、デビュー曲『キミじゃなきゃ』を熱唱。アップテンポのナンバー『カタオモイ』に続くMCではバンドメンバーひとりひとりとやり取りを交わした。続いては、CDに収録されておらずライブでしか披露したことがないという『365』。曲名を聞いた瞬間会場からは歓喜の声が上がり、男の子目線で好きな人への気持ちを歌ったこの曲にそれぞれの思いを巡らせた。

早くも後半へと突入し、３曲連続で今年冬にリリースされたコンセプトアルバム『キミへ〜LOVE SONG COLLECTION〜』からの楽曲が贈られ、最後の楽曲の前のMCで彼女は「デビューから８ヶ月がめまぐるしく過ぎていったけど、一番嬉しいのはよりたくさんの人に聴いてもらっていることを実感した時」だと語った。そんな彼女の姿を見ていると不思議ととても穏やかな気持ちになるのである。

今後に向けての気合いも語り、今日のライブにも足を運んでくれているという両親のために書いた楽曲『With U』を歌い上げた。曲が終わるとファンからバラの大きな花束を渡され、無邪気に喜ぶFUKI。足を運んでくれたファンたちにも感謝の言葉を述べ、拍手の中ステージを去るとその拍手は自然とアンコールへのクラップへと変わった。

するとステージにスクリーンが降り、新曲『ホンモノの恋、はじめませんか？』のMVが流れる。そしてスクリーンが上がるとダンサーと共に登場したFUKI。驚きと喜びの歓声が上がる中、サビでは彼女自身もダンスを披露。恋愛に限らずポジティブな気持ちにさせてくれる応援ソングとなっているこの楽曲を、エンターテイメント性たっぷりに届けてくれた。