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音楽好き少年のブレナイRockな道 バンドの格好良さとアイドルが融合したYANOFES NAGOYA【ライブレポート】





YANOFESのトップバッターはYKC

名古屋の歴史あるライブハウスElectricLadyLand。ここから音楽を知り、重厚なビートとエレクトロなリズムに育てられた男が、自身の主催フェスを初めてそのElectricLadyLandで行う節目のライブが行われた。

2016.10.2 YANO FES NAGOYA 2016。
→SCHOOL←のGt./Vo.矢野晶裕、そして同じ思いをもつアーティストが集まった。

YANO FES NAGOYAは、MAIN STAGEでの豪快なパフォーマンスに、SUB STAGEのDJ →YANO←がMCを勤めるトークやお楽しみ企画で進められた。セット転換の時でもお客様を楽しませる。音楽を一日中楽しませるプログラムで占められていた。

トップバッターはYKC。アイドルが好きすぎる”ドルオタ”を自称するあまり奇抜な格好になってしまったクララが率いる3ピースバンド。強烈に飛び込んでくるビジュアルに目を奪われがちだが、しっかりした意味と哀愁を漂わせながらアイドルへの愛を奏でるバンド。この愛も許容するYANO FES NAGOYAの懐の深さを感じる。

微笑ましいGirlsRock! BabySitter

続いてのMAIN STAGEでは、4人組のガールズバンドBabySitterが登場。11/20にレコ初ライブを控える彼女たち。MCでは手作りのチケットを見せながら、ミシン目の入れ方を悩んだという天然ぶりも紹介。1ヶ月ぶりとはいいながら、軽快なテンポの曲が多く、オーディエンスをちゃんと乗せていた。楽しそうにフットワークが軽いベースプレイが見てて微笑ましい、今後が楽しみなガールズバンド。





LITTLE My Vo.丸山に捧ぐ

今回のライブでは、もう一つの節目となる出来事があった。出演予定だったLITTLE MyのGt./Vo.の丸山が20歳の若さで事故で急逝したこのだ。出演が決まっていたバンドの枠で、追悼のために、丸山のことが好きだったメンバーがあつまって、丸山に届けるステージをすることに。しんみりとしてた曲は似合わないとあげる曲に決める。
遺影を掲げて歌うのは、バンドのメンバーや、昔組んでいたバンドNEETMANなどで一緒に演奏したことのある者。いつも着ていたTシャツを着てステージに上る者。涙がこぼれないように天に向かって叫ぶみんな音楽は、きっと届いているに違いない。「これからは丸山の魂をずっと一緒にYANOFESは進んでく」との矢野の言葉を胸に、LITTLE MEATMAN(LITTLE My + NEETMAN)が追悼のステージを勤めた。





CANDYSOULの実力派ツートップ!ACT1・the Lilly Minettes

今回のYANOFESを機にCANDYSOULに所属が決まったACT1。大きな体格で迫力のあるステージ。矢野に憧れて熱い気持ちを真面目に語りながらも、「VIVAサマ殿サマー!!」を歌うとバンドマンもアイドルオタも一緒になって騒ぎ出し、ついには自らもステージから降りてモッシュに加わる破天荒さで会場を沸かせ、爪痕を伸してくれた。




Photo by @xx308xx

the Lilly Minettesは、名古屋の4vocalという珍しいロックバンド”リリ猫”の愛称がかわいらしい。彼らもCANDYSOULに新しく所属したバンドだ。丸山からもらった亡き友達に送る歌を、まさか丸山のために歌うことになる悔しさを隠すことなく、さらけ出しながら、熱い想いのこもったステージを見せてくれた。





ナト☆カンと究極人形のアイドル対決

SUB STAGEでは、DJ →YANO←が後半にMAIN STAGEでのパフォーマンスを控えるナト☆カンと究極人形のバトルを勃発させていた。観客の中からひとり選んで、そのお客さんの似顔絵を描く対決バトル。クッキングパパ似のお客様をチョイスされ、やや困惑気味のメンバーだったが、何とか描き上げてオーディエンスの声援で決めることに。



観客の反応から圧倒的な大差でナト☆カンが勝利。当然のように用意されている罰ゲームでは、究極人形から代表してストッキングを顔に被ったまま引っ張られる仕打ち、カワイイお顔がびよーんとされつつそれを写真に撮られるという屈辱。しかし自らメンバーを代表してストッキングを被る男気が格好良かった。



ステージでもアイドル達が会場を楽しませる。
年末の12月30日に300人動員ライブを目標に掲げている究極人形は、広いステージをたっぷり使い直線と回転の精錬さを魅せつける。似顔絵対決では負けてしまったが、その面影を一掃するほどCoolなパフォーマンスだった。



ナト★カンも負けてはいない。お客様との距離が近いステージで一緒に盛り上がれる曲をチョイスしてパフォーマンス。11月11日のワンマンライブでは結成5周年にかけて555人の動員を目指す彼女たちは、長丁場となっているYANOFESオーディエンスに笑顔と元気を振りまいた。

そして、東京から駆けつけたCANDY GO!GO!と三重のご当地アイドル煌めきアンフォレントのトークコーナーが開催。Gカップを披露して優越感に浸る中、東海地方アイドルでは敵がいないことに落胆する煌フォレメンバーがいた。



ELLに成長とスキルを見せつけた→SCHOOL←

そして、いよいよトリは→SCHOOL←。「今日は長かったね。濃いね〜」とFES主催者として、長い時間を共に音楽に浸りきったオーディエンスや、一緒に会場にいる出演を終えたアーティスト達に語りかける。一呼吸おいて、最後の想いをぶつける演奏が始まった。



聴く者をクセにさせるエレクトロサウンドに複雑に絡まるギターとキーボード。センターにたちギターをかき鳴らす"動"の矢野晶裕、リズムを正確に刻み変調のある曲でもなんなくドラムを叩き続けるテクニシャンの角谷正史、メロディだけでなくエレクトロな演出を"静かに"司っているのはキーボードの河津美奈子。丸山のこと、仲間のこと、会場に来てくれたファン達。自分たちを支えてくれる全ての仲間へ、感情を爆発させたパフォーマンスを観客の瞳と耳に刻みつける。



MCでは、矢野の人生を決めてしまった16歳の時の「JERRY LEE PHANTOM」との出会いを語る。「音楽が俺を変えてくれたように、音楽にはチカラがあるはず」その思いをぶれずに突き進んできた少年は、ElectricLadyLandで初めてライブハウスのステージに立ち、ここに育てて貰うことになる。
そんなElectricLadyLandに、悩み成長した自分として、ケジメをつけに戻ってきた矢野晶裕と→SCHOOL←。そして同じ志をもつアーティストを沢山引き連れて、YANOFESは開催された。



最後の曲では会場も更にヒートアップ!モッシュに次ぐモッシュでYANOFESの志を掴んだオーディエンスには、バンドマンもアイドルオタの区別はない。地元名古屋にこんなに熱い奴らがいることを感じ、→SCHOOL←は完全に燃焼し尽くした。

最後は全出演者がステージに立ちフィナーレを飾り、長く熱いYANOFES NAGOYA 2016は幕を閉じた。






YANOFESは、名古屋の熱い気持ちをもったまま、10月7日(金)に東京・渋谷TSUTAYA O-CRESTにて開催される。



YANOFES 10/7(金)東京・渋谷TSUTAYA O-CREST

主催 矢野 晶裕(→SCHOOL←)コメント

ライブにマナーはあってもルールはない!ロックとかDJとかアイドルとかVJとかプロレスとか全部こいやー!それぞれの音楽シーンとか評論とか、そんなんじゃなくて、お互いにできちゃってる狭間とかむしろぶっ壊してやりてえし!オーディエンスも界隈が違う同士な訳で!演者側もファン側も異なる人種が揃う訳です。これぞ異種格闘技戦!YANOFES!会場にいる俺達にしかできない新しいパニックを起こそうぜ!

出演アーティスト


→SCHOOL←/ナト☆カン/究極人形/DJ DEKKA(デッカチャン)/the Lilly Minettes/YKC/はるちろ/DJ muro(TSUTAYA O-CREST/MURO FES)/水野雅昭(ex CHOKO.SPANK PAGE.from 矢井田瞳Drum support )/にへー/他

何でもあり、大盛り上がりのYANO FESに貴方も今年は足を運んでみよう!

→SCHOOL←presents
『YANOFES TOKYO 2016』
《会場》東京・渋谷O-CREST
※再入場可※
《開催日》10/7(金)
《時間》開場18:00 開演18:15
《料金》前売2000円 当日2500円(1D別)

■Twitter
https://twitter.com/yano_school


TXT:苦楽園 京
PHOTO:苦楽園 京 and @xx308xx

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