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【ライブレポート】ワルキューレ、復活!横浜アリーナへ降臨。アンコールでは、あの歌姫とコラボ!


WELCOME TO WALKÜRE WORLD


 
 1年前の横浜アリーナのライブを通し、5人の涙と共にワルキューレの歴史は幕を閉じたと思っていた。あの日の感動は、永遠の記憶として胸の中へ残しておくものだと思っていた(LIVE DVD&Blu-rayとして記憶にも残っている)。それが、まさかの約1年ぶりのライブ決定の報せ。そのニュースを聞いた全国各地の『マクロスΔ』/ワルキューレファンたちは熱狂。ふたたび横浜アリーナを舞台に2日間行われる公演のチケットは、瞬く間にプレミア化していった。

この日も、会場は立ち見客を含め、大勢の人たちであふれ返っていた。その会場へ届けられた最初のメッセージ。それが「WELCOME TO WALKÜRE WORLD」の文字だった。

暗くなった場内。巨大なスクリーンには、VF-31ジークフリードへ乗り込み、発進する5人の姿がアニメ映像として映し出されていた。ライブは、5人の紹介映像を受け継ぐ形のもと、『恋!ハレイション THE WAR』から幕を開けた。5人と共に大空を駆けるように、何より心を沸き立たせる5人の熱い歌声と美しいハーモニーへ、嬉しいくらい胸高ぶる想いを感じていた。この日の戦いは、ひと際熱く燃え上がれそうだ!!



跳ねるように、きらびやかでファンキーな演奏に乗せ届いたのが、メンバー自己紹介ソング『ようこそ!ワルキューレ・ワールドへ』。一人一人が自己アピールを行うたびに、会場中がメンバーカラーの光に包まれてゆく。ファンたちの息もぴったりだ。

フロアー中が真っ赤に染まってゆく光景



この時点では、ヴァールの発生率は80%。ヴァールを消すためには、まだまだみんなの力が必要だ。そのための力を一つに導こうと、ワルキューレは「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」のエンディングテーマに起用された、新曲の『チェンジ!!!!!』を披露。触れた人たちの心を幻惑してゆく楽曲だ。美しく挑発される気分と言えば良いだろうか、一人一人の歌声が折り重なり、サビで一気に開放したときは、心沸き立つ興奮を覚えていた。気持ちが嬉しく沸き立ってゆく…。

華やかさの中へ力強いハーモニーの活きた『Absolute 5』では、ワルキューレの5人が凛々しい歌声を通し、会場中へ魂を熱く沸き上がらせる高揚を導いていった。そして…。



満天の星空がステージ中を埋め尽くした。舞台ではフレイアΔ鈴木みのりが、『風は予告なく吹く』に乗せ、胸の内から込み上がる想いを切なくも、確かな存在感を持ってソウルフルに歌いあげてゆく。フロアー中が真っ赤に染まった光景の、なんて圧巻だったことか。
歌い終えた時点では、ヴァールの発生率は75%だったように、まだまだ消し去るには程遠い数字だ。その発生をもっと下げようと、メンバーたちは一人一人トロッコへ乗車。メラメラと気持ちをたぎらせる歌謡風ナンバー『いけないボーダーライン』を熱く歌いながら、場内へ興奮を導き出す。そのトロッコは、アリーナ後方で合体。5人は舞台後方で、会場中の人たちと熱いコンタクトを図っていた。



とても情熱的で真っ直ぐな気持ちをぶつけてゆく楽曲



ピンクの輝きが会場中を包んでゆく。マキナΔ西田望見が、胸をキュンとキュートにときめかすように『おにゃの子☆Girl』を歌いだした。その歌に合わせ、ふたたびトロッコもステージへ向かって移動。何よりマキナΔ西田望見の甘い歌声に、ハートをズッとキュンュキュン射抜かれていた。
気持ちを馳せるように、スペーシーな音色に乗せて『Silent Hacker』が流れだした。とたんにフロアー中が黄緑色に染め上げられた。その光へ導かれるよう、レイナΔ東山奈央が胸をワクワクときめかせるように伸びやかな歌声を染み渡るよう会場中へ広げてゆく。



カナメΔ安野希世乃とレイナΔ東山奈央をパートナーにマキナΔ西田望見が歌いだしたのが『涙目爆発音』。タイトル通り、巨大な爆発音を鳴らし、歌はスタート。とても情熱的で真っ直ぐな楽曲だ。胸の奥底から沸きだす感情をダイレクトにぶつけずにいれない。

それまでの熱狂から表情は一変、フレイアΔ鈴木みのりがバラードナンバー『God Bless You』を優しく温かな想いを持って歌いだした。フレイアΔ鈴木みのりの歌声へ寄り添うように美しく流れる4人のハーモニー。会場中が赤と白、二つの光織りなす風景へ塗りあげられた。想いを捧げるように歌うフレイアΔ鈴木みのりの歌駆使い歌声は、触れた人たちの心の闇をすべて洗い流してくれるようだった。



どちらのほうが熱くなれるのか



情熱を沸き立てるように、力強いロックなリズムに乗せ『Walküre Attack!』が登場。5人は、トロッコへ乗り込み、会場中のファンたちを近い距離で煽りながら、一人一人のハートを熱く燃えたぎらせてゆく。ワルキューレの5人と会場を埋めつくした観客たち、どちらのほうが熱くなれるのか、これは興奮を導き出す嬉しい戦いだ。



情熱的でシンフォニックな演奏が炸裂。身体中から沸き上がる興奮と高揚を、カナメΔ安野希世乃はあふれ出る情熱を『AXIA~ダイスキでダイキライ~』へぶつけていた。スケールあふれたドラマを描く楽曲の中、美しいハーモニーも従え、カナメΔ安野希世乃は朗々と歌いあげていた。

 その興奮を塗り替えるように、カナメΔ安野希世乃は心泣き濡らす想いを持って切々と『GIRAFFW BLUES』を歌っていた。彼女の歌声へ、美しいハーモニーを重ねながら寄り添う美雲ΔJUNNAとフレイアΔ鈴木みのり。会場中には、蒼い光の波が優しく揺れていた。その風景が、さらに心を切なく染め上げていった。


まさに、興奮はとまらない!!



演奏陣による、『愛・おぼえていますか』の演奏を挟み、ライブは後半戦へ。勇壮な演奏に乗せ届けたのが、『ワルキューレがとまらない』だ。力強く凛々しい5人のハーモニーが会場中を支配してゆく。銀河を駆け抜けるように力強く歌声を響かせる彼女たち。その意志とシンクロするようにムービングステージがゆっくり上昇。5人は天空から歌声を降り注いでゆく。ステージは、アリーナ席を後方ヘ向かってゆっくりと移動。アリーナ席の人たちは、真上で歌い踊る5人の姿を、首を思いきり上へ向け眺めていた。とても情熱的で華やか、何より、ダイナミックなステージングを持ってせまるワルキューレのメンバーたち。まさに、興奮はとまらない!!。

アリーナ席後方へ到着した5人は、ドキドキやワクワクという気持ちのスイッチを押す『Hear The Universe』を歌唱。華やかな熱狂が、グングン会場中を支配していく。



 『一度だけの恋なら』を歌いだしたとたん、会場中の熱気が一気にスパーク。沸き立つ感情とシンクロするように、ふたたびステージは天高く上昇し、アリーナ席をゆっくりと移動。興奮覚える観客たちを熱狂の先へ連れ出すよう、5人の歌姫たちは凛々しく、何より感情的に想いをぶつけていた。
勢いは止まらない。『絶対零度Θノヴァティック』でも、客席中央で止まったムービングステージの上から、彼女たちは情熱を抱いた歌を注ぎ込んでいく。



メラメラと魂を燃えたぎらせた『破滅の純情』では、飛び跳ね歌うメンバーらと一緒に、会場中の人たちも飛び跳ねる場面も。彼女たちへ向けて突き上がった拳は、ともに熱狂を分かち合うことを誓う宣誓のよう。
凄まじい熱狂と興奮渦巻く場内。何時しかヴァールの発生率も25%まで下落。さぁ、もうひと息だ。

ワルキューレは、何時だって期待を裏切らない



「歌は」(マキナΔ西田望見)
「希望!!!!!」(観客たち)

「歌は」(レイナΔ東山奈央)
「愛!!!!!」(観客たち)

「歌は」(フレイアΔ鈴木みのり)
「元気!!!!!」(観客たち)

「歌は」(カナメΔ安野希世乃)
「命!!!!!」(観客たち)

「歌は」(美雲ΔJUNNA)
「神秘!!!!!」(観客たち)


ワルキューレは、何時だって期待を裏切らない。求める以上の熱狂を持って抱きしめてくれる。5人が気持ちを一つに、情熱を振りまくよう『ワルキューレは裏切らない』を熱唱。魂を爆発させるに相応しい楽曲だ。感情を炸裂するようパワフルに歌う5人、その刺激に、熱した心が壊れそう。



最期にワルキューレは、マーチングビートに乗せ『Dancin'in the Moonlight』を披露。爽やかに、軽やかに、5人は軽快にステップを踏みながらお洒落でポップな、身体をシェイクさせるソウルチューンをプレゼント。途中のポーズシーンでは、巧みにWALKÜREの人文字も描いていた。「WELCOME TO WALKÜRE WORLD」とリプライズするように、最期に5人は、キラキラと輝くときめきを届けてくれた。もちろん、ヴァールの発生率は0%になっていた。

シェリル・ノーム starring May'nとワルキューレのメンバーらが合体!!



 耳馴染みのある音色と共に、舞台上空に、星の歌い手として美雲ΔJUNNAが姿を現した。彼女が歌ったのが、「マクロスF」ナンバーの『ダイアモンド クレバス』。思わぬ楽曲の登場に、観客たちも大興奮。澄み渡る美しい歌声、そこへ折り重なるように馴染んだ歌声が重なり、歌のバトンが手渡された。舞台上に姿を現したのは、シェリル・ノーム starring May'n。まさかのサプライズに沸き立つ場内。何時しかステージは、シェリル・ノーム starring May'nの歌へ、美雲ΔJUNNAが歌やコーラスを寄り添う形へ。まさに感動だ。嬉し涙が沸きだすほどの感動と沸き上がる興奮がとめどなくあふれ出る。



 「もってけー!!」、シェリル・ノーム starring May'nが歌う『射手座午後九時』に合わせ起きた大合唱。誰もが、夢や幻を体感するように熱狂し続けていた。予想だにしなかった歌姫の登場と、圧巻のステージングに、心は完全に持っていかれた。

『僕らの戦場』では、シェリル・ノーム starring May'nとワルキューレのメンバーらが合体!!。パワフルな、情熱のほとばしる6人の歌声が、ここに生きてる証を示していた。それは、会場へ足を運んだ人たちも、そう。誰もが、みずからを輝きの中へ導きながら、6人の歌姫たちと熱狂と興奮を思いきり分かち合っていた。

これで終わりにしたくはない



ダブルアンコール前には、メンバー全員が”悪吸麗”と刺繍をいれた特攻服を着て登場。これは、最新シングル『ワルキューレは裏切らない』のMVに登場した衣装を反映してのこと。



最後の最後にワルキューレは、会場中の人たちの「WOW WOWWOW」の掛け声も呼び込む形のもと、お馴染み『ルンがピカッと光ったら』を、笑顔ではしゃぎながら届けてくれた。マキナΔ西田望見とレイナΔ東山奈央が両サイドからトロッコに乗って走れば、中央では3人の歌姫を乗せた舞台が後方へ移動。さらに後方からメンバーを入れ換え、トロッコに乗ったフレイアΔ鈴木みのりと美雲ΔJUNNA、そしてムービングステージの3人が客席を移動しながら、少しでも大勢の仲間たちと身近に触れ合おうと、5人は歌の手を差し伸べてくれた。会場中が一つになった熱狂。この興奮を忘れたくはない。これで終わりにしたくはない。

メンバーらは、このあともワルキューレとしての活動を望んでいる。もちろん、大勢のファンたちもそれを渇望している。これからのことはわからない。でも、まだまだ5人と、この物語の続きを描いていきたいなと願っている。

TEXT:長澤智典

2.24(土) SET LIST

M1.恋! ハレイションTHE WAR
M2. ようこそ!ワルキューレ・ワールドへ
M3. チェンジ!!!!!   ※(新曲)
M4. Absolute 5
M5. 風は予告なく吹く
M6. いけないボーダーライン
M7. おにゃの子☆Girl
M8. Silent Hacker
M9. 涙目爆発音
M10. God Bless You
M11. Walküre Attack!
M12. AXIA~ダイスキでダイキライ~
M13. GIRAFFE BLUES~Kaname Solo Requiem~
M14. 愛・おぼえていますか(Instrumental)
M15. ワルキューレがとまらない
M16. Hear The Universe
M17. 一度だけの恋なら
M18. 絶対零度θノヴァティック
M19. 破滅の純情
M20. ワルキューレは裏切らない   ※(新曲)
M21. Dancin’ in the Moonlight  ※(新曲)

-Encore-
M22. ダイアモンド クレバス
M23. 射手座午後九時don’t be late
M24. 僕らの戦場
M25. ルンがピカッと光ったら

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