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【ライブレポート】虹色の飛行少女「7人でこの場所に立てて幸せ」2ndワンマン公演「-私からのサイン-」で魅せた物語


みんなに希望を届けられるように頑張ります


幻想的かつ華やかなSEと無数に輝くレーザーライトを受け、舞台にメンバーたちが姿を現した。

それぞれに冴えたダンスパフォーマンスを見せながら、みずからをアピールし、観客たちの期待を煽る。そして…。

気持ちを騒がせる華やかで派手な楽曲がフロア中に響きだす。

虹色の飛行少女が冒頭に持ってきたのが『未完成Believer』。

彼女たちは、最初から気持ちも身体も騒がす楽曲を歌い、会場中をわちゃわちゃとした祭りの景色に染め上げた。

無邪気にはしゃぐ7人の姿に触発され、楽しいという気持ちが止めどなく沸き上がる。

声は出せないけど、でも、沸き立つ気持ちは誰にも止められないように、存分に楽しんじゃおう。

歌詞の一節じゃないが、まさに「いいじゃん」「最高じゃん」な気分だ!!

MCでは「わたしは今日、みんなに希望を届けられるように頑張ります」など、メンバーたちが今日に賭ける熱い思いを伝えていた。


次のブロックでは虹色の飛行少女の恰好いい部分を見せようと、『既読無視』からスタート。

破裂しそうな感情をぐっと堪え、少しクールな声色で彼女たちは歌いだす。

だが、歌が進むごとに沸き立つ熱に心を抑えきれず、いつしか力強く歌っていた。

愛らしい動きも見せつつ、楽曲の表情に合わせ凛々しいパフォーマンスを示すメンバーたち。

強く感情をぶつける姿に刺激を受け、観ている人たちの心にも熱い思いが滾りだす。

逆に切ない思いを募らせたときには、彼女たちの壊れそうな思いに共鳴した心が破裂しそうにもなっていた。

楽曲は、一気に激しい音を響かせ走り出した。


メンバーたちは凛々しい表情と声を魅力に『通過点』を歌いだす。

7人の凛とした姿に触発され、気持ちが熱く沸き立つ。

このまま、限界を超えた先の熱狂を彼女たちと一緒につかみたい。

パワフルな7人のパフォーマンスに刺激を受け、気持ちがどんどん熱くなる。

いつしかメンバーらに煽られ、ともに上がり続けたい気持ちに駆られていた。

7人が横一列になり「限界超えたい」と歌う姿が、気持ちを熱く騒がせていった。

「当たり前をぶっ壊して」「偏見の目ぶっ潰して!」の言葉が、溜まっていた気持ちを爆発させた。

虹色の飛行少女は『SURVIVE』を突きつけ、観客たちを煽りだす。

彼女たちは、クールで凛々しい歌声を美しく華やかなダンスパフォーマンスと組み合わせて届けてきた。

まるで舞台劇を観ているようなドラマを感じさせるパフォーマンスだ。

このブロックで7人は、力強い歌声とダイナミックな動きを見せながら、自分たちが胸に抱く、現状を壊しながら虹色の飛行少女にしか作れない物語を築きあげてゆく強い意志と覚悟を示していた。

虹色の飛行少女が描く新世界を一緒に見てみたい


虹色の飛行少女は、ブロックごとにいろんな歌の表情を見せてゆく。

次のブロックで虹色の飛行少女は、いろんな季節の中に咲いたロマンチックで愛らしいラブソングの数々を届けだす。

7人は、『ナツノハナ』に乗せ、華やぐ気持ちやときめく心模様をたくさん歌声に詰め込んで届けてきた。

夏という季節が見せてくれるトキドキとした浪漫な物語を、彼女たちは恋する乙女心を通して描きだす。

少し切ない片思いの気持ちだけど、前を向いたその心模様に触れていたら、彼女たちと同じドキドキした感情を覚えていた。

淡い青春の日々の中へ飛び込み、ともに恋に恋する乙女の心模様を味わいながら気持ちをときめかせたい。


時を駆けながら、舞台は一気に冬の季節へ。

ロマンチックな恋心を胸に抱きながら、虹色の飛行少女は色づく鮮やかなクリスマス時期の冬の街中へ繰り出すように『スノーマジック』を歌いだした。

この曲も、恋焦がれる人と素敵な恋の妄想を繰り広げてゆく歌だ。

ロマンチックな恋の妄想は、歌っている本人も、聞いている人たちの心も華やいだ色に染めてくれる。

このまま7人と一緒に恋に恋した気持ちにどっぷりと浸り、幸せな日々を感じていたい。

片思いの恋が両思いになった頃には、僕らの心もクリスマスのイルミネーションのように輝いていた。

新しい世界へ、白い輝きの中へ連れだすように、虹色の飛行少女は胸ときめく最高のカラフルポップチューン『シンセカイ』を歌いだす。

夢や希望を抱き新しい世界へ向かって突き進む彼女たちの思いに触れながら、虹色の飛行少女が描く新世界を一緒に見てみたい気持ちに染まっていた。

後半には、メンバーたちが客席へサインボールを投げ込む場面も登場。

夢に向かい、自信に満ちた表情で真っ直ぐに歌う姿が眩しく瞼に焼きついた。

力強く華やかな姿に刺激を受け、一緒に新しい世界を見たい気持ちがどんどん膨らんでいった。

ユニット曲で妖艶なパフォーマンスをお届け!


続いて披露したのが、赤城希望(CV:平松可奈子)・葵木綿子(CV:愛迫みゆ)・黄金崎魅智留(CV:山岸奈津美)・緑沢花(CV:林あやの)によるユニット曲の『したいの』。

4人は、少し妖艶な仕種と甘えた歌声を魅力に、観ている人たちを甘く挑発してゆく。

いつもは愛らしい彼女たちだが、ここでは4人の中に潜む大人の魅力を振りまき、時に2組に分かれ妖艶なパフォーマンスも見せながら、観ている人たちを妖しく挑発していった。

その姿と歌声を、視線はずっと追いかけていた。

大きなスクリーンに映し出されたのは、楽屋裏から生放送しているメンバーたちのわちゃわちゃとした姿。

彼女たちは着替えるまでの間、これを見てほしいと、メンバーたちが始めたYouTube映像の中からインパクトの強い作品をいくつか取り上げ、観ている人たちに紹介してゆく。

そして…。


新セットのもと、新衣装に着替えたメンバーたちが届けたのが、オートチューンを用いたエレクトロでスタイリッシュなダンスナンバーの『無心歌』。

しなやかなダンスを見せながら歌い躍る彼女たち。

サビ歌では生声を響かせ、フロア中の人たちの気持ちをわちゃわちゃと騒がせてゆく。

気持ちをアゲる楽曲に触発され、フロアでも数多くのカラフルなサイリウムの光が揺れていた。

青春というフレッシュな香りを会場中へ目一杯振りまくように、虹色の飛行少女は『DIE LOVE YOU』を披露。

胸をときめかす爽やかな楽曲と彼女たちの愛らしい姿に触れ、フロア中の人たちが手にしたサイリウムを大きく振れば、メンバーたちと動きを重ねながら、華やぐ気持ちを7人に届けていた。

ときめく気持ちのまま、明るく無邪気に歌声を響かせるメンバーたち。

青春模様を満載したラブソングは、今の彼女たちにとても似合う。

恋にときめく乙女の姿ほど、胸をキュンと騒がせるものはない。心ときめくままに舞台の上ではしゃぐ彼女たちの姿が、とても眩しい。

でも、その姿をしっかりと瞼に、心に焼き付けておきたかった。

飛びだした『レモンスカッシュ』に、思いきり心が華やいだ。


こちらは、紫藤茜(CV:和泉ふみ)・水道橋煇(CV:佐倉ちひろ)・燈田心(CV:江﨑葵)の3人によるユニット曲。

甘い甘い、でも、もぎたての果実のようなフレッシュな気持ちで歌いかける彼女たちの姿は3人にとても似合う。

舞台の上で大きく手を上げ無邪気にはしゃぐ様が、みずみずしい!!!

続いて披露したのが、幼なじみとの恋を歌った。

少し甘酸っぱい青春模様を映し出した新曲の『あの日の赤を見に行かないか』。

何時しか互いの身長にも差が…。下から見上げる彼の姿にときめく乙女心を歌った歌詞が、ロマンチックだ。

幼なじみとの再会と、そこから芽生える淡い恋心を、彼女たちはときめく気持ちのまま明るく歌声を響かせていた。

好きという想いを心の中で告白してゆく様も、胸をキュッと鳴らしてくれた。

次に披露したのが、一度解散をした虹色の飛行少女が再出発をしたときに歌った『Prologue Again』。

歌詞の中へメンバー一人一人の名前も登場するように、この歌からは7人の決意や新たに夢を追いかけてゆく強い意志が伝わってくる。

彼女たちも、当時の気持ちを思い出しながら、改めてここから羽ばたこうとしてゆく思いを胸の奥で噛みしめ、『Prologue Again』を力強く歌っていた。

満天の星空を7人と一緒にランデブー


ライブもすっかり終盤戦へ。

7人にこの居場所をくれたファンたちへ向け、虹色の飛行少女は「ここでいいんだ、ここじゃなきゃ駄目なんだ」と力強く声を上げながら『僕の居場所』を歌いだした。

終盤には、なぜ自分たちがここに集い、夢を追いかけ続けるのか。

その理由を改めて噛みしめるような歌を並べ、応援してくれるファンたちとこれからも一緒にこの場所を守り、ともに夢を追いかけ続けようと思いを投げかけていた。

最後に虹色の飛行少女は、一緒にここから飛び立とうと誘うように、メロウなバラードナンバー『New Flight』を愛情たっぷりに歌いだした。

歌詞に込めた言葉を一つ一つ噛みしめながら、7人は心の翼を広げ、フロアや配信を通して観ている人たちの心の手を握り、ゆっくりと夜空へ向かって飛び立っていった。

カラフルに輝くミラーボールの光で場内中を照らしながら、満天の星空を7人と一緒にランデブーするような気持ちにさえしてくれた。

彼女たちが心に示した意志 (プライド)もしっかり感じながら、一緒に羽ばたいていった。


アンコールは、グループ名を冠に据えた『虹色の飛行少女』から。自分たちのテーマ曲を7人は力強く元気に、会場中へ響かせてゆく。

この歌に、彼女たちの歌い躍る姿に触れていると、気持ちが思いきりときめきだす。

フロア中の人たちも7人と同じ振りをしながら、この瞬間、この時間を、ときめきの中でともに過ごしていた。

彼女たちと一緒に虹色の夢を探していた。

応援してくれる愛しい仲間(ファン)たちへの思い


ここで、メンバー一人一人が今日の感想を述べだした。

「本当は1年前におこなわれる2ndワンマン公演で、私はお披露目になる予定でした。 でもこうして今日、みんなのおかげでとっても最高の日になりました。これからも一緒に、最高を探していきたいです」緑沢花(CV:林あやの)

「こんなに大きな会場に立たせてもらえるなんて、今でも夢のようです。この先も、もっともっと大きい会場で出来るグループに成長できるように見守っていてください」燈田心(CV:江﨑葵)

「私、こんなに大きな会場に立った経験は初めてなんですけど。みんなが観に来てくれて本当に嬉しいです。10代ラストのライブで、こんな大きいステージに立ててとても楽しかったです」紫藤茜(CV:和泉ふみ)

「最高に楽しいライブでした。この会場のみんなが虹色の飛行少女のファンだと思えたことで、もっともっと自信を持って生きていけるなと思いました。もっと最高の景色を、これからも共有していきたいなと思います」水道橋煇(CV:佐倉ちひろ)

「アイドル活動を始めてから、今年で12年目になるんですけど。最初は愛乙女☆DOLLと兼任しながらの活動だったから大変でしたけど。愛乙女☆DOLLを卒業して以降も、ずっと虹色の飛行少女を続けさせていただきました。目標としていたZepp DiverCityに立つ夢を虹色の飛行少女を通して叶えられたこと、本当に感謝しています。これからも、みんなと一緒に進んでいけたらなと思っています」葵木綿子(CV:愛迫みゆ)

「私は2回目のアイドル活動なんてすけど。私は今、虹色の飛行少女のメンバーとしてここに立てて、みなさんが居てくれて本当にとっても幸せです。ここはまだ、虹色の飛行少女にとっての通過点。これから、もっともっと上に上がっていきます」黄金崎魅智留(CV:山岸奈津美)

「本当にたくさんの方々が協力してくださって、今日を迎えることができました。コロナ禍の中で一度延期になったまま、こうやって1年後に同じメンバーでこの日を迎えられたことは、とても奇跡的なことだと思っています。みんなありがとう。今日、7人でこの場所に立てて幸せです」赤城希望(CV:平松可奈子)

虹色の飛行少女からファンたちへプレゼントとして、最後に届けたのが『SOS』。

時を告げる時計の針の音に導かれ流れだした華やかで壮麗な楽曲に乗せ、7人は応援してくれる愛しい仲間(ファン)たちへの思いを届けてきた。

「一人じゃない 私知ってるよ こんなに優しくて一生懸命な君を」と、いつも応援してくれる大切な仲間たちへ向け、彼女たちは感謝の思いを歌にして届けてくれた。

この舞台にまで連れてきてくれたファンたちへ、どうしても感謝の思いを伝えずにいれなかった。

その思いを、メンバーとファンたちとの繋がりを歌った『SOS』を通して伝えてくれたことが嬉しかった。



舞台の上で横一列に並んだ7人は、大きく手を振りながら、ありったけの思いを伝えていた。

その思いを、フロア中の人たちが伸ばした手でしっかりと受け止めていた。

この関係をずっと続けたい。

そんな永遠に近い約束を最後に交わせたのが嬉しかった。



TEXT 長澤智典
PHOTO 下山春香(Shimoyama Haruka) 

セットリスト

1.未完成Believer
2.既読無視
3.通過点
4.SURVIVE
5.ナツノハナ
6.スノーマジック
7.シンセカイ
8.したいの
9. 無心歌
10.DIE LOVE YOU
11.レモンスカッシュ
12.あの日の赤を見に行かないか』
13.Prologue Again
14.僕の居場所
15.New Flight
16.虹色の飛行少女
17.SOS



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