更新日:2020年4月2日
NHK総合テレビで12月26日に「紅白直前!日本人が“なぜか”気持ち良くなる歌をデータで探るスペシャル」が放送される。この番組は、莫大なデータを分析し、新たな形で表現をしていく番組だ。
12月26日の放送は「NHK紅白歌合戦」直前スペシャルになる。過去65年間、3000曲以上の歌詞データを分析して出来た「紅白 the 平均ソング」を歌いながら紹介していく。歌うのはクオリティの高いモノマネと歌唱力で茶の間を楽しませる山口智充さん&福田彩乃さんだ。
この「紅白 the 平均ソング」の作られ方がとんでもない。
紅白で歌われた全歌詞データの数々を、立命館大学の樋口耕一准教授が開発したソフトウェア「KHコーダー」を使い、データマイニング手法により解析。これにより1950年代から現代までの時代を象徴する“頻出ワード”を使い、亜細亜大教授の堀玄先生が組んだ特別プログラムを使って自動的に「作詞」を行う。作曲は、明治大学教授・東京大学名誉教授の嵯峨山茂樹が開発したソフト「オルフェウス」で自動で曲づけが行われている。その楽曲にプロのアレンジャーとミュージシャンが編曲&演奏を加え、楽曲が完成する。
つまり、これまでに作れた楽曲の中からほぼ自動で新たな曲として生み出されたのが、「紅白 the 平均ソング」というわけだ。
これまで時代ごとの歌詞がどのように凝縮され表現されていくのか今から放送が楽しみだ。
なお、UtaTenでも過去65年分の歌詞を掲載した紅白特集を行っている。
■番組概要
番組名:NHK 総合テレビ「データなび」
放送予定:2015年12月26日(土)午後9時~9時59分(全国放送)
UtaTen紅白歌合戦特集