煌めき☆アンフォレント主催による2マンイベント『解放感 Be in LIVE』。このライブの特徴が、「マスク必須」「オールエリアジャンプOK」「コール&縦横移動OK」「アルコール販売有」「リフトやサーフ等危険行為NG」という条件下で行うこと。その"解放感"を求めて、この日も多くの人たちがイベントに足を運んでいた。
これまでに、「なんキニ!」「アキシブproject」を迎えて『解放感 Be in LIVE』を開催。7月28日に渋谷WOMBで行ったライブには、FES☆TIVEが登場した。
煌めき☆アンフォレント、1stステージ!
『解放感 Be in LIVE』は、FES☆TIVEが先行でライブをスタート。お祭りアイドルの異名通りどころか、「マスク必須」「オールエリアジャンプOK」「コール&縦横移動OK」のルールを最大限適用した,絶叫が飛び交い、フロアを左右に動く民族大移動の景色がそこにはずっと広がっていた。その熱狂のバトンを受け継ぐ形で、煌めき☆アンフォレント1回目のライブへ。
煌めき☆アンフォレントのライブも、冒頭のスペイシーなSEが流れた時点で、フロア中から熱いコールが飛び交いだす。その声を受け、メンバーらが舞台へ姿を現した。
ライブはフロア中に煌めく思いを振りまくように『奇跡≒スターチューン』からスタート。<一瞬で 煌めく 奇跡のスターチューン>の歌詞のように、舞台の上で7人が輝きを放ちだす。フロア中を飛び交う凄まじい圧を持ったコールや口上。その音量は、マイクを通したメンバーたちの声にも負けない迫力だ。これこそが、『解放感 Be in LIVE』らしいライブスタイル。この解放感を求め、大勢の人たちがこのイベントに足を運ぶのも納得だ。全力で口上を叫ぶファンたちの声を聴くたびに、魂が嬉しく奮える!!
速度を一気に増すように、7人は『煌々◇ナミダ』を凛々しい声を張り上げ歌いだした。胸の内から込み上がる切ない思いを、彼女たちは煌めく輝きに変え、フロア中に解き放つ。切なさも詰め込んだキラキラした光を全身に浴びるたびに、興奮の声を上げる観客たち。いや、この日フロアにいた人たちは、どんな表情や感情を詰め込んだ楽曲だろうと、その思いを全身で受け止め、全力で舞台の上へ返していた。熱狂という言葉では足りない、凄まじい熱の渦巻く空間だ。胸をキュッとしめつける歌なのに、この日だけは、その哀しみを絶叫に変えて振り切りたい!!
勇壮で壮大な『宇宙∞ノスタルジア』に乗せ、メンバーたちが「キラ!キラ!トキ!メキ!」と歌いだした。その言葉は、見ている人たちをキラキラな輝きに変える魔法の呪文。愛らしい表情を浮かべ舞台の上でわちゃわちゃと騒ぐメンバーたちの姿も、熱い声援を受け、いつも以上に輝きを増していた。何時の間にかこの会場は、絶叫と熱狂と煌めく輝きが入り交じる混沌とした空間に塗り変わっていた。
一部の最後に煌めき☆アンフォレントは、極上のエレクトロなディスコチューン『幻影ギャラクティカ』を歌唱。軽快にステップを踏みながら歌い躍るメンバーたちの姿がとてもチャーミングだ。サビへ向かって、どんどん上がるビートと熱情。サビで7人は凛々しい声で、観客たちを熱く煽るように歌唱。観客たちをリードしてゆく姿に触発され、フロア中からも熱いコールが次々飛び交う。熱狂と熱情のぶつけあいに刺激を受け、身体が焦げつきそうだ。沸き上がる情熱を解き放つように、雄々しく、高らかに歌いあげるメンバーたち。その歌声へ導かれるように、フロア中の人たちが、彼女たちに熱い思いを捧げていた。
煌めき☆アンフォレント、2ndステージ!!
ふたたび、FES☆TIVEが作りあげた熱狂のバトンを受け、煌めき☆アンフォレントの第二部のステージへ。壮麗で雄大なシンフォニックの調べが会場中を包み込む。<あなた私のモノになれ>と7人の歌声が響き渡る。ライブの冒頭を飾ったのが『運命√ビッグバン』。みずからの運命を華麗に塗り替えるように、7人は高らかに歌いあげる。その美しい声のハモリに負けずとフロア中から野太い声が響き渡るのが、『解放感 Be in LIVE』らしいライブの風景だ。この歌から、彼女たちと観客たちの運命がふたたび大きく動き出す。
フロア中に生まれた熱をさらに上げようと、煌めき☆アンフォレントは『全開<アクセラレーション』を歌唱。メンバーと観客たちが一緒に声を一つに歌う冒頭のシーン。7人が左右へ動くたびに、フロアでも観客たちが大移動を繰り返す。「Woh oh oh oh oh oh oh×2」の大合唱や、サビで生まれた高く飛び跳ねながらコールや口上をぶち込む景色が最高だ。「みんな一緒に歌いましょう」の誘いを受け、フロア中にこだました大きな合唱。誰もが、拳を高く突き上げ、声を張り上げていた。舞台の上では張り切りすぎたメンバーがコケる場面も。それくらい、誰もが感情のストッパーを外し、気持ち動くままに騒ぎ祭っていた。
勇壮かつスケールあふれる『太陽✡INVADER』の登場だ。メンバーらは愛らしい姿と声を魅力に、フロア中の人たちに「全世界いちばん熱い恋をしよう」と甘い誘いをかけてゆく。その誘いに、野太い声で思いを返す観客たち。互いに声と声で思いを交わし合う、これぞライブだ。ときめく気持ちを抑えきれず、舞台の上でピョンピョン飛び跳ね歌うメンバーたち。その勢いを押し上げるようにフロア中から響く口上。互いに思いを重ねあい、熱狂を育む。まさに恋が結ばれてゆくような関係だ。「大好きなんだよっー!!!!!」と叫ぶその声が、胸を熱く騒がせた。
ライブは止まることなく『再生▷ランダムランド』へ。チャーミングな姿でせまるメンバーたち。スペイシーなディスコミュージックに刺激を受け、フロア中の人たちがその場で飛び跳ね、声を張り上げる。フロアがどんどん熱を帯びてゆく様を見ながら、メンバーらは笑みを浮かべ、愛らしい表情で心地好い刺激を与えていった。曲やメンバーらのテンションが上がるたびに、フロア中の熱狂した声のデシベルもぐんぐん上がり続ける。
最後に煌めき☆アンフォレントは、もっと理性を消しちゃいなよと誘いかけるように、最強の盛り上がりを作りあげるアッパーなダンスチューン『太陽系◎ワンダーラスト』を歌唱。彼女たちは、熱狂を振りまくように歌い踊りながら突き進む。太陽フレアのような爆発力を彼女たちのライブを通して感じるたびに、全身を奮わせ声を張り上げずにいれない。煌めき☆アンフォレントが連れだした熱狂を思う存分に味わえる最高の冒険旅行だ。メンバーたちが高く足を振り上げ歌うたびに、興奮や高揚という気持ちのメーターもぐんぐん上がり続ける。このまま7人と一緒に燃え尽きるまで熱情し続けたい。
落ちサビでは、メンハーたちに向けてカラフルな光の数々が捧げられれば、サビではメンバーらの踊る姿に合わせ全力で飛び跳ね、この時間を完全燃焼しようと熱情してゆく景色が会場中に広がっていた。騒ぎたいなら騒げばいい。叫びたいなら、叫べばいい。自分を開放する、その空間こそが『解放感 Be in LIVE』なのだから。
次の『解放感 Be in LIVE』は、8月17日、夢みるアドレセンスと行なわれる。9月8日はPimm'sとの『解放感 Be in LIVE』も決定した。こちらも楽しみだ。
TEXT 長澤智典
PHOTO 井野友樹
セットリスト
【前半】1.奇跡≒スターチューン
2.煌々◇ナミダ
3.宇宙∞ノスタルジア
4.幻影★ギャラクティカ
【後半】
1.運命√ビッグバン
2.全開<アクセラレーション
3.太陽✡️INVADER
4.再生▷ランダムランド
5.太陽系◉ワンダーラスト