O₂、ワンマンライブを開催
2025年9月28日（日）、名古屋・COMTEC PORTBASE にてO₂がワンマンライブ 「H₂CHEMISTRY The 4th Sea LIVE 青空に輝く虹色のキセキ」 を開催した。目標として掲げた動員1,000人には届かず、結果は 632人。しかし会場を埋めた観客の熱狂とメンバーの全力のパフォーマンスが織りなした3時間は、まさに“虹色のキセキ”と呼ぶにふさわしい一夜となった。
夢への幕開け――序盤戦
ステージは新衣装を映したオープニング映像と豪華絢爛なOvertureで幕を開け、続く「キラキラッキーガール」では歌詞エフェクト映像とともにフロアが一気にカラフルに染まる。「しゅきぴオンライン」「君だけうぉんちゅー」といったポップなナンバーで立て続けに観客を煽り、序盤から会場は熱狂の渦へ。
中盤、深みを見せたステージング
MCを挟んで披露された「果てなきラビリンス」「フライグライダー ～ジパングを探して～」では、疾走感と爽快感で観客を圧倒。さらに「この手広げて」では南みゆかと恋城くるみがアカペラで歌い出し、静寂を切り裂くように響いたハーモニーが大きな拍手を呼んだ。続く「DA.LI.A」では一転してドラマチックな展開を見せ、O₂の表現力の幅を改めて証明した。
新曲「らぶしっく」初披露――観客の心を射抜く
中盤の最大のハイライトは、待望の新曲「らぶしっく」初披露。
映像演出とともに始まったこの楽曲は、高速ビートなトラックに切なさと愛らしさを併せ持つ歌詞が印象的で、観客はペンライトを振りながら全身でその瞬間を受け止めた。
続くMCでは、ここまでの動員が632人と発表され、メンバー7人それぞれが想いを語る場面も。悔しさをにじませながらも「この景色を次につなげたい」と誓う姿に、客席からは大きな拍手と涙が送られた。
アンコール――虹色のフィナーレ
本編を終えた後も、観客の声援は鳴り止まなかった。アンコール映像が流れ、再びステージに立ったO₂は「ブルーバード 〜冒険者達へ〜」で会場をひとつにする。
制服＆水着MVが映し出された「初恋フラッペ」では、笑顔と歓声が会場に溢れ、ラストの「進め！！～Get The Seven Seas～ 」では全員が拳を突き上げながら未来へのエネルギーを放った。
虹色の約束
ラストのMCでメンバーは「今日の632人と一緒に見た虹を、必ずもっと大きなものにします」と声を揃えた。
満席には届かなかった現実。それでも、確かに観客とメンバーの心をつなぐ“虹”は会場に架かった。
O₂の挑戦はまだ続く――その歩みは、やがて大空いっぱいに虹を描くだろう。
