太古の地球を巡る冒険へ!国立科学博物館「大絶滅展」の全貌
生命が脈々と受け継がれてきた地球の歴史には、まるでSF映画のような壮大な物語が隠されています。その中でも、地球と生命の進化を大きく動かした「大量絶滅」に焦点を当てた特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」が、いよいよ2025年11月1日(土)から国立科学博物館(東京・上野公園)で幕を開けます。この展覧会は、単なる学術的な展示に留まらず、五感で生命の歴史を感じられるような仕掛けが満載で、訪れる人々に深い感動と新たな発見をもたらしてくれることでしょう。
「ビッグファイブ」という言葉が示すように、地球史上で特に規模の大きかった5回の大量絶滅事変は、生命にとっての危機であると同時に、新たな進化の扉を開く「アクセル」のような役割を果たしてきました。絶滅した種に代わって、より多様なグループが繁栄を繰り返すことで、生命は現在の姿へと進化を遂げてきたのです。この驚くべき視点こそが、本展の最大の魅力と言えるでしょう。
国立科学博物館が誇る10名の古生物、火山、古気候・古海洋の専門研究者たちが、その深い知見と、モロッコでの最新発掘調査による世界初公開の標本・情報をもって、5つの大量絶滅の謎を多角的に解き明かします。まるでタイムマシンに乗って太古の地球を旅するような、そんな没入感あふれる体験が、私たちを待っています。
上野の街で「絶滅」を体験!割引カードと伝説グルメが蘇る
「大絶滅展」の魅力は、国立科学博物館の会場内だけに留まりません。上野の街全体が展覧会と連動し、来場者を太古の世界へと誘う、驚きのコラボレーション企画が展開されます。これらが、展覧会をさらに深く、そして楽しく味わうための特別なスパイスとなることでしょう。
まず注目したいのは、まるでトレーディングカードのような「絶滅生物割引カード」です。エーギロカシス、ダンクルオステウス、ディメトロドン、レドンダサウルス、ティラノサウルスといった生命史を彩る古代生物たちが描かれたこのカードは、コレクションする楽しさに加え、展覧会のチケットが割引になるという実用性も兼ね備えています。カードに記された生物の情報に思いを馳せながら、お得にチケットを手に入れる喜びは格別です。さらに、アトレ上野ではアノマロカリスとタリーモンスターの「キラキラ加工」カードが登場し、コレクター心をくすぐります。上野マルイ、エキュート上野、松坂屋上野店、そしてアトレ上野の対象店舗で、2025年10月11日(土)から数量限定で配布される通常版、そして2026年1月2日(金)から1月31日(土)にアトレ上野のコラボメニュー注文で手に入るキラキラ版。街を巡りながらカードを集める、新たな「探検」の楽しみ方が生まれています。
そして、もう一つの大きな目玉は、アトレ上野で期間限定で復活する「絶滅グルメ」です。かつて人気を博しながらも、惜しまれつつ姿を消した伝説のメニュー12種が、この展覧会のために蘇ります。ハードロックカフェ上野駅東京の「Ribeye Steak」や千疋屋の「クレープ・オ・バナーヌ」など、それぞれのメニューには「絶滅」したユニークなストーリーが添えられています。みはしの「復刻特別クリームぜんざい」や、GRILL1930つばめグリルの「復刻 昭和のハンブルグステーキ」は、まさに食の歴史を辿る体験となるでしょう。2026年1月2日(金)から1月31日(土)までの期間、アトレ上野の一部カフェ・レストランで提供されるこれらのメニューを味わいながら、太古の生命に思いを馳せる時間は、きっと忘れられない特別な思い出となるはずです。
科学とアートの融合!ナイジェルグラフ氏と紡ぐ太古の物語
「大絶滅展」では、科学的な知見と現代アートが見事に融合した、特別なコラボレーショングッズも登場します。東京を拠点に世界で活躍するアーティスト、ナイジェル グラフ氏が、本展のために描き下ろした古生物たちが、Tシャツやトートバッグといったアイテムに新たな息吹を吹き込みました。
ウミサソリ、ティラノサウルス、ディメトロドンなど、展覧会で出会うであろう古生物たちが、ナイジェル グラフ氏ならではのポップでアーティスティックな表現で描かれています。これは、科学的な正確さとアートの感性が織りなす、唯一無二のデザインと言えるでしょう。大人用と子ども用のTシャツが用意されているため、ご家族皆様で「絶滅展コーデ」を楽しむのも素敵です。日常使いできるトートバッグやサコッシュ、パーカー/スウェットなども展開され、太古の生命をより身近に感じることができます。これらのコラボグッズは「大絶滅展」会場限定販売となるため、展覧会鑑賞の記念に、ぜひお気に入りの一点を見つけてください。
ナイジェル グラフ氏は、Beastie Boysのオフィシャルグッズやadidas Originalsとのコラボレーションを手掛けるなど、その活動は多岐にわたります。絵本『なんでもたしざん』で日本書籍出版協会理事長賞を受賞するなど、幅広い層に支持される彼の作品が、今回の「大絶滅展」にどのような新たな魅力を加えてくれるのか、期待が高まります。彼の感性を通して描かれた古生物たちとの出会いは、科学とアートが共鳴する感動的な体験となることでしょう。
「大絶滅展」を深く味わうためのガイド:チケットと開催概要
この壮大な「大絶滅展」を最大限に楽しむために、開催概要とチケット情報を改めて整理しておきましょう。
会期・会場・開館時間
* 会期: 2025年11月1日(土)~2026年2月23日(月・祝)
* 開館時間: 午前9時~午後5時 (入場は午後4時30分まで)
* 休館日: 月曜日、11月4日(火)、11月25日(火)、12月28日(日)~2026年1月1日(木)、1月13日(火)
* 開館する月曜日: 11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)、1月12日(月・祝) 、2月16日(月)、2月23日(月・祝)
* 会場: 国立科学博物館(東京・上野公園) 〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20
* アクセス:JR上野駅「公園口」より徒歩5分、東京メトロ上野駅「7番出口」より徒歩10分など。
入場料(税込)
カテゴリ | 前売券 | 当日券 |
---|---|---|
一般・大学生 | 2,100円 | 2,300円 |
小・中・高校生 | 500円 | 600円 |
未就学児、障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料です。また、本展観覧者は同日に限り、国立科学博物館の常設展示(地球館・日本館)も無料で観覧できます。これは、展覧会と合わせて科学の奥深さに触れることができる、非常にお得な特典です。
お得なチケット購入ガイド
前売券は2025年10月31日(金)まで販売されており、早めの購入がお得です。さらに「ビッグファイブ」にちなんだ5種類の「スペシャルチケット」にも注目です。
- 謎解きプリント付きチケット: 通常料金に500円追加で、展覧会がさらに楽しくなる謎解きプリント付きです。
- 印象派展×大絶滅展 上野おとなりセット券: 国立科学博物館のすぐ隣、国立西洋美術館で開催される「オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語」展とのセット券です。2種の当日券をそれぞれ購入するより500円お得な4,100円で、上野の文化施設を存分に堪能できます。
- 親子チケット: 一般・大学生観覧券1枚と小・中・高校生観覧券1枚がセットで2,600円と、ご家族での来場に便利なチケットです。
チケットは、アソビュー!、ART PASS、美術展ナビチケットアプリなどのオンラインチケット、またはセブンチケット、チケットぴあ、e+(イープラス)、ローソンチケット、CNプレイガイド、楽天チケットなどのプレイガイドでご購入いただけます。詳細は展覧会公式サイトや公式X、公式Instagram(@daizetsumetsu)でご確認ください。
さらに嬉しいニュースとして、この「大絶滅展」は東京の後、2026年春には名古屋、同年夏には大阪への巡回も予定されています。遠方にお住まいの方も、ぜひこの機会をお見逃しなく。
生命の壮大なドラマが織りなす感動、そして未来へ
国立科学博物館の特別展「大絶滅展」は、単なる知識の羅列に終わらない、生命の壮大なドラマを五感で、そして遊び心を持って体験できる画期的な展覧会です。絶滅生物の知識を深める「トレーディングカード風割引カード」を手に上野の街を散策し、惜しまれつつも姿を消した「絶滅グルメ」を味わい、そして、ナイジェル グラフ氏の感性が光るコラボグッズで太古の息吹を日常に取り入れる。これらの企画を通じて、私たちは生命の歴史、現在の地球、そして未来について、新たな視点と深い考察を得られることでしょう。
「絶滅」という言葉が持つ、どこか寂しい響きの裏には、常に新たな生命の繁栄と進化が待っていたという希望の物語があります。この「大絶滅展」は、そのダイナミックな生命の営みを肌で感じ、深く考えるきっかけを与えてくれるはずです。さあ、あなたも国立科学博物館「大絶滅展」で、40億年の生命の旅に出発しませんか。きっと、忘れられない感動と発見が、上野の地で待っています。