「旅と日常」が織りなす新たなライフスタイルマガジンが誕生
2025年10月31日、タイムアウトジャパンを運営するORIGINAL Inc.より、新たなライフスタイルマガジン『Time Out Japan Magazine』が創刊されました。日本語と英語の2言語で展開され、無料で配布されるこの雑誌は、「旅先での気づきが日常に浸透し、日常での発見が次の旅につながる」という、現代における旅と暮らしの新しい関係性を提案しています。リモートワークやワーケーションの普及により、「暮らすように旅をする」スタイルが定着しつつある今、単なる観光地巡りではない、その土地の文化や日常に深く触れる旅を求める人々にとって、感性を刺激する豊かな情報源となることでしょう。
タブロイド判フルカラーで隔月発行される本誌は、日本語版と英語版がそれぞれ3万部発行され、全国主要都市の商業施設、空港、ホテル、観光案内所、カフェ、そして「タイムアウトマーケット大阪」などで手軽に入手できます。さらにデジタル版も提供されるため、場所を選ばずに日本の奥深い魅力を探求することが可能です。都市と地域、日本と世界を軽やかに往来する読者に向けて、深く掘り下げられたコンテンツは、新たな文化交流を促進する可能性を秘めています。
創刊号は「日本の食文化」に没入!専門家が語る美食の奥深さ
『Time Out Japan Magazine』創刊号の特集テーマは「日本の食文化に没入せよ ― Japan Culinary Immersion」。世界中から注目を集める日本のガストロノミー、その多層的な魅力を深く掘り下げた内容となっています。
特集では、食の専門家たちが日本の食文化を多角的に考察します。「世界のベストレストラン50」チェアマンの中村孝則氏は、地方に根ざした発酵文化や保存食の知恵、そしてローカルガストロノミーが持つ世界的なポテンシャルについて語り、読者を日本の食の源流へと誘います。また、大阪から唯一「世界のベストレストラン50」(2025)に選出された『La Cime(ラシーム)』の高田裕介シェフは、「香りで世界に打って出る戦略」と題し、新たな食体験のあり方を提示。石川、福岡、新潟など、日本各地の多様な食文化を象徴する4つのデスティネーションが紹介されており、地域ごとの独自の美食の魅力を深く知ることができるでしょう。このテーマ選定は、訪日外国人観光客が日本文化に最も関心を寄せる要素の一つである「食」に焦点を当てることで、国内外からの高い関心を引く強力なフックとなっています。
「新しい学校のリーダーズ」が彩る表紙、実用的な情報も満載
記念すべき創刊号のカバーを飾るのは、世界を席巻するダンスボーカルグループ「新しい学校のリーダーズ」です。活動10周年を迎える彼女たちが、世界進出での体験から感じた日本とグローバルの文化の交差点について語るインタビューは、現代日本のカルチャーシーンを象徴する内容として、多くの読者の心を掴むことでしょう。

誌面には、具体的なおでかけ情報を求める読者にとって嬉しい「今、日本で行くべきベストスポット10」も収録されています。タイムアウト編集部が日本全国から厳選した最新の注目スポットが紹介されており、次の旅の計画に役立つはずです。さらに、訪日外国人向けの「エチケットガイド」では、「訪日外国人が日本で困る3つのこと」をユーモラスに伝えることで、異文化理解を深めるきっかけを提供。日本人が読むことで、自国の文化を客観視し、異なる背景を持つ人々への理解を促進する効果も期待できます。
無料配布という戦略は、質の高い情報を手軽に得られる大きなメリットをもたらします。特に空港やホテル、そして「タイムアウトマーケット大阪」といった旅行者が多く集まる場所での配布は、ターゲット層へのリーチ効率を高める戦略的な選択と言えるでしょう。デジタル版は以下のURLからアクセスできます。
- 日本語版: https://issuu.com/timeoutjp/docs/time_out_october_2025_japanese
- 英語版: https://issuu.com/timeoutjp/docs/time_out_october_2025_english
グローバルブランド「タイムアウト」が培った信頼とリアルな体験の融合
今回の『Time Out Japan Magazine』創刊は、タイムアウトが長年にわたり培ってきたブランド力とノウハウの集大成と言えるでしょう。1968年にロンドンで創刊された「タイムアウト」は、ローカルエキスパートが編集する独自のガイド手法で、地域に深く根ざした情報を提供し続け、現在では333都市、59カ国、14言語に展開するグローバルブランドへと成長しました。

リアルな体験を重視するタイムアウトブランドは、2014年にはポルトガルのリスボン市で「タイムアウトマーケット」をオープンさせました。「Best the city under one roof(一つの屋根の下で最高の街を)」をコンセプトに、フードとカルチャーが融合した巨大なフードマーケットは、年間約430万人もの来場者を誇るリスボンの主要な観光地へと成長。その後、マイアミ、シカゴ、ドバイなど世界の主要都市へと展開し、2025年3月にはアジア初出店となる「タイムアウトマーケット大阪」が開業し、連日多くの人々で賑わいを見せています。このリアルな体験を提供する拠点との連携も、雑誌の価値をさらに高める要素となるでしょう。

日本においては、2009年より事業を開始した「タイムアウト東京」が、日本語と英語のバイリンガル展開で、東京から日本各地の魅力を独自の切り口で国内外に発信してきました。ローカルとグローバルの視点を融合させた編集アプローチは、多くの読者から高い評価を得ています。今回の『Time Out Japan Magazine』創刊は、タイムアウト東京で培われた知見とネットワークを基盤としており、ウェブメディアから紙媒体への展開は、より深い情報提供と、読者との多様な接点を創出する狙いがあると言えます。

『Time Out Japan Magazine』は、現代のライフスタイルが求める「旅と日常の融合」を具体的に提示し、読者に新たな発見と体験をもたらす可能性を秘めています。タイムアウトブランドが長年培ってきた経験とグローバルな視点がどのように活かされていくのか、2025年10月31日の創刊をぜひ楽しみにしていただきたいです。
 
           
               
   
                                                     
                                                     
                                                     
                                                     
                                                     
                                                     
                                                     
                                                     
                                                    