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凹んだときに「ハッピー注入」してくれるDJやついいちろうの魅力

やついのアーティストとしての原点ともいえる楽曲が、2011年にIMALUと結成したユニット・SUSHI PIZZAの『マイティDISCO』だ。
お笑い芸人エレクコミックのボケ担当として15年以上のキャリアを持ちながら、DJとして毎年MIX CDを発表(今年6月にも『Tropical Hour!!』をリリース)、今年6月20日~21日の2日間に渡って渋谷地区の10会場で開催、約1万人の観客を動員し大盛況のうちに終了した音楽とお笑いの融合フェス『YATSUI FESTIVAL! 2015』を主催するなど、その活躍が多岐に渡っているやついいちろう
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そんなやついのアーティストとしての原点ともいえる楽曲が、2011年にIMALUと結成したユニット・SUSHI PIZZAの『マイティDISCO』だ。

『マイティDISCO/SUSHI PIZZA』
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あかあかあか あかるいよ
あかあかあか あかるいよ
ハッピーハッピー注入

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やついの好きなものである「お寿司」とIMALUが好きなものである「ピザ」をユニット名に付けたのは、「世界共通で好まれるお寿司とピザのように世界を目指すユニットになりたい」という想いがあったから。そのユニット名のとおり、この楽曲もキャッチーなメロディで誰にでも親しまれるような踊れるポップソングになっている。

特に親しみやすさを覚えるのはついつい一緒に口ずさみたくなる「あかあかあか あかるいよ」というフレーズ。この「あかるいよ」はもともと2004年~2005年にかけて放送されていた日本テレビ系のバラエティ番組『メンB』内のコント『マイティーやつい』に出てくる芸人の持ちギャグとして使われていたもの。

底抜けに明るいギャグで人気の芸人だからこそ持つ悲哀を描いていたこのコント。その中で連発されていた「あかるいよ!」というこのギャグが、東日本大震災が起こったときに「「暗くない?」って振られたら元気に両手を顔の横に広げて「明るいよ!」です」というTwitter上でのやついの発信から、悲しみに打ちひしがれていた日本の多くの人たちによって拡散されたことがあった。落ち込んでどうしようもなく暗くなってしまっているときでも、この「あかるいよ!」というフレーズを口にすれば自然と笑顔になれる不思議なパワーがあるのだ。

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そしてやついのDJスタイルは、クラブやDJイベントに行ったことがない、少し敷居が高いと思っている人でも十分楽しめるように、盛り上がり方やフリをレクチャーしてくれるというもの。そんなDJスタイルにも表れているやついのサービス精神は、彼がお笑い芸人として培ってきたものに裏打ちされているのであろう。

そんな風に「誰もが楽しめるもの、ハッピーになれるもの」を創り出せることがやついいちろうの最大の魅力。そのハッピー感は、ひたすらバカをやって大笑いさせてくれるエレキコミックのコントだけではなく、この『マイティDISCO』にも満ち溢れている。だからこそ、凹んだとき、壁にぶち当たってしまったときにこの曲を聴けば元気が出てくるのではないだろうか。この曲と一緒に両手を顔の横に広げて「あかるいよ!」と口ずさんで、イヤなことも笑顔で吹き飛ばしてしまおう!!

TEXT:Y.Fuku

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