ポップでファッショナブルMVの『Candy』
──『Candy』では色々なタイプの衣装を着られていましたね。ひとみ:あれは全部私服なんですよ!着替えるのが大変でした(笑)。タイトルが『Candy』なので、色合いが可愛いものを集めました!
──私服の量がすごいですね!着なくなるものとかあるんじゃないですか?
ひとみ:クローゼットはぐちゃぐちゃですね(笑)。でもこの間、着なくなったものを整理してたら妹がどっかに持ってってくれて、捨ててくれたのかと思ったらアフリカに寄付してくれてたみたいで(笑)。
──今加治さんが来ていた服がアフリカにあるんですね!
ひとみ:テレビにアフリカが映ったらチェックしたいと思います(笑)。
──MVの公園のシーンとか、大変だったんだろうな〜と思います。
ひとみ:撮影が夏だったんで、スタッフみんな夏バテで(笑)。そんなスタッフが周りにいる中、遊具でくるくる回ってる自分が何してるんだか時々わからなくなりましたね(笑)。
撮影の時はスタッフも10mくらい離れているから、通りすがりの人からしたら1人で笑いながらフラフープしてる変な女の子なんですよ。もう、撮影終わった後は何も怖くなくなりましたね(笑)。
──『Candy』のメロディーは90年代っぽいテイストで。
ひとみ:そうですね、アメリカの80-90年代をイメージしてます。
──この曲もメロディーが先にできていたような感じなんですか?
ひとみ:はい、いつもは詞が先で、歌詞にあったメロディーとか楽器とかのイメージをお伝えして制作していくんですけど、今回はやっぱり夏なのでメロディー先行で、ラフで聞き流せるような音に合わせて詞を書いていきました。
『Candy』にも共通する加治の作詞方法
──言葉選びもいつもと違ったり?
ひとみ:冬だったらじっくり歌詞も聞き込んでもらえるような言葉選びをするんですけど、暑苦しくならないように、聴いていて違和感のない普通の言葉っていうことは意識しました。
──『Candy』の中にもご自身で気に入っているフレーズはありますか?
ひとみ:キャンディーっていろんな味があるじゃないですか、だから「マンネリなんて言葉 私の辞書には載ってない」とか、「1秒ごとにそう 初めましてみたいな感覚」ですかね!キャンディーの味が変わるのと、女の子の表情がころころ変わるのが一緒だなと思って例えたところです!
──新しい発想ですね!
ひとみ:これも実体験なんです(笑)。男性に、「瞬間ごとに人が変わるよね、怖っ!」って言われた時に、なるほどね〜と思って「でも飽きないでしょ?」って返事したんです(笑)。その時に“キャンディーかぁ”と思って閃きました!
──その閃きすごいです(笑)
ひとみ:喋ってる時にポンと出てくる言葉を結構大事にしていて、アウト×デラックスっていう番組に出演した時はそれで叩かれたんですけど(笑)、本当実体験で出てくる言葉もあるんです!っていう、リアルな曲ですね!
──なるほど、加治さんの歌詞はそうやって出来上がっていくんですね!
ひとみ:そうなんです、あまりにも実体験だから、曲出したら「これ俺が言ったこと?」っていう問い合わせがくるんですよね(笑)。
人から言われて気付いたことはすぐトイレにメモしに行きます!例えば過去曲の『ルール違反』とかだと、彼氏との喧嘩の最中に思いついてトイレで書いた歌詞なんです。寝てる時に見た夢みたいに時間が経つと忘れちゃうじゃないですけ、だからあったかいうちに保存しておきたくて!
加治の意外ポイント“好きな男性のタイプ”について
──『TROUBLE』や『Candy』の主人公のような小悪魔ビッチな女性とは裏腹な加治さんの一面を知りたいです(笑)。ひとみ:デートに連れてかれたお店に対して「この店イヤなんだけど〜」とかいいそうですよね(笑)。だけど、一昨年くらいオタクの彼氏がいたんですけど、その彼と夏の京都に行った時の話で、その彼オタクでお店とかに疎いから予約しないで行って2時間くらい入るお店探してウロウロしたけど1回も怒らなかったです!戸惑ってるのを見てるのが好きなんです(笑)。
──え〜〜〜!!
ひとみ:全然誕生日とかも居酒屋でよくて、私が喜んでるのを見て喜んでる彼を見て幸せなの(笑)。
──めっちゃ乙女じゃないですか(笑)
ひとみ:でも基本そうは思われないから、普段こういうこと言わないし、諦めてます!
──相手が色黒でパリピみたいな男性だったとしたら加治さんはどうなるんですか?
ひとみ:まず付き合わないです!ギラついてる人が苦手なんですよ。向き合ってても後ろにある鏡とか見てそう(笑)。「見て!俺の筋肉!」みたいなのはう〜んって思っちゃう、加治にとってはマイナスプロモーションですね(笑)。家に上がってプロテインとか置いてあった日にはもう…(笑)。
──加治ひとみというアーティストとして自分自身を歌われているのに、全然違ったように人から見られていることをどう受け止めていますか?
ひとみ:シャネル買ってくれたら付き合いそうじゃん!とか、オタク好きとか絶対嘘!とか、誤解されてずっと生きてきたので(笑)、そう思われていることもあるって分かった上でぼやいています!でも、見た目で判断されるのって仕方ないかなって良い意味で諦めてて、それが誤解だよって伝わる時は自分が成功しているときだって思うので、それを夢見て日々レッスンだったり制作をしている感じですね!
──テレビ出演の後反響も大きかったようで。
ひとみ:なんだこいつクソ!みたいなことも言われたりしたんですけど(笑)、今オセロの面が黒だとしたら、白になる瞬間が自分で想像できているからそこに向けて必死になるしかないかなっていう意味ではあまり傷つかないです。
最後に…
──『TROUBLE』『Candy』についてたくさんお話を伺ってきましたが、あと収録されている3曲『私の名前を呼んで』『Breaking Free』『tiny love』はどんな曲なんですか?
ひとみ:根暗ソングです(笑)。『私の名前を呼んで』っていうタイトルは、寂しくて眠れない夜に自分の事を必要としてくれている人が電話一本くれるだけで満たされて寝れたりするじゃないですか、そういう意味でつけました。
──なるほど。
ひとみ:『tiny love』はバラードなんですけど、人って自分の事を愛してくれる人だけを大切にしちゃいがちなところってあると思うんですけど、傷つくとしても自分の気持ちを信じて本当の愛を見つけようっていう歌です。
──その感覚を詳しく聞かせてください。
ひとみ:思い通りにならなかったら離れちゃうとか、物品をプレゼントしてくれるから好きっていうのって恋愛じゃないと思ってて、そういう人を見て書き始めた曲ですね。
バラードだけど、辛い時期があってもその相手と何かを育んでいくべきなんじゃないかなっていうポジティヴな歌です!
──ありがとうございました!それでは最後になりますが、記事を読んでくれた皆さんに一言お願いします。
ひとみ:今まで出してきた曲は加治の暗い部分というか、弱い部分だったんですけど、今回いろんな意見があると思うんですけど、夏ってことでジャケだったり歌詞の内容だったりPVだったり、全部“攻め”な感じに仕上がっているので、夏ならではの加治を見ていただけたらなと思います!
夏は毎週ライブをやっていく予定なので、見かけたら足を止めて1曲聴いて加治ひとみを判断してもらえたらなと思います!
Photo:片山拓
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