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【コラム】石野卓球のセンスが感じられる「チャイム」

類稀なる想像力を駆使し、世界的な活躍を果たすDJ石野卓球。発想力を見事に、言葉に音楽に落とし込むある種天才的な人物だ。天才というのは常識に従っているのではなく、自分の感性や感覚に従い行動を起こしている。石野卓球もそんな1人で決して枠に囚われず音楽を創造していく。

2018年9月3日


この記事の目次
  1. ・石野卓球「チャイム」
  2. ・篠原ともえとのコラボ楽曲
  3. ・聴く者に新しい視点を投げかける石野卓球の音楽
日本だけではなく世界のフェスでも活躍する彼は、ピエール瀧らと電気グルーヴとしても活動を行っている。

やはりそこにも石野卓球のセンスが感じられる。

彼は人間が思う”心地よさ”を逆なでしてみたり、人間が持つ感覚や感性を呼び起こしたり自由闊達に音楽を操る。

温かみのあるエレクトロニックな音楽から硬質で深遠なテクノまで、彼の曲は幅広くその多様性ゆえに多くのファンを獲得している。

旨味だけではなく、苦みの良質さを知った大人に石野卓球の音楽は届く。

そうかと思えば、強烈なキャラクターで一世を風靡した篠原ともえをプロデュースしている。

彼女の持つ天真爛漫な部分を最大限に引きだしたのは石野卓球である。

今回は石野卓球の”多様性”に注目し、篠原ともえとのコラボレーション曲「チャイム」から石野卓球の音楽を覗いてみたい。

石野卓球「チャイム」



“ひかりピカリひかる ドレミのプレゼンター
ねていたみんなを おこしてあそびにくる
ひびくコアなおと むねのボタンおして
ピータのプレゼント わたしはドアをあけて”


16ビートを基調としながら、ベースを打つ箇所はありきたりではない。

ダンスミュージックはループ音楽であり、等間隔に同じ音が埋め込まれる。

そこには安心感があり中毒性がある。ハウスやテクノなどのダンスミュージックにハマる理由はひとつはそこにあるのだ。

石野卓球はその打ち込む箇所のセンスが秀逸なのだ。

同曲は、ダンスミュージックが持つ心地よさを最大限に引き出しているといえる。

篠原ともえとのコラボ楽曲

“スピーカーにKISSしてチョッといいきもち
タムタムはくちびるをノックしてる いつも
高速できめるのがちょっとよい気持ち
どこにいてもテレパシーでキッスしよう”


篠原ともえの高いテンションと石野卓球のハードコアなトラックが見事に調和している。

篠原ともえといえばやはりシノラーの存在を忘れてはいけない。

そう、彼女はファッションを真似る人が現れるほどのキャラクター性を持っているのだ。

そこに石野卓球のインテリジェンスさのあるビートがぶつかると、篠原ともえらしさが際立つ。

ダンスミュージックはシンプルゆえに想像の幅が広いことを石野卓球が教えてくれて、おどけた篠原ともえがリスナーの耳と心をケアしてくれている。

タイプは違えども間違いないタッグなのだ。

聴く者に新しい視点を投げかける石野卓球の音楽

“はやくあつくぽわん 羽音のすれすれた
ちいさなおんなのこ 体中にリンス
最初の好き好きよ あなたが大好きよ
これはどんなつもり 人差しゆびでチャイム”


「チャイム」は、世間が思っている篠原ともえのキャラクターに新しい光を当てたように感じる。

それは、石野卓球という人物が持つ深みが見事に音に昇華されているからだ。

ボーカルではなくとも「音に人間が現れる」と彼は教えてくれているが、石野卓球の音は決して寄り添ってこない。

それはまるで山のように動かぬ存在で、聴く者に新しい視点を常に投げかけているのだ。

TEXT:笹谷創

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