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【インタビュー】戸渡陽太、心との対話で完成したミニアルバム「光へのアーキテクチャ」。曲に込めた想いとは!? (2/2)




「光へのアーキテクチャ」の中で、お気に入りのフレーズ



――この歌詞とか、読んでいてすごく面白かったです。今回のアルバムの中でお気に入りのフレーズをひとつだけあげるとしたら、どの曲のどこになりますか?

戸渡陽太:風景が見える詞が好きなんです。例えばですが、夕焼けを表現するとして「放課後の教室」とか。そういう感じの風景が見える言葉ですね。
「Homesick」「茜色に染まってく 空を眺めて思う」とか、「うながされたように灯る、街のネオン」とか。時間が経過していく感じを、この1曲を通してうまく表現できたかなっていうのはあります。でも、自分が好きっていうのって、たいてい他の人とちがったりするじゃないですか(笑)。だから、本当に個人的ですけど。そこが好きです。



――そういう色々な受け取り方が楽しいですよね。ファンの方は「ああ!そうなんだ」と思って聴ける楽しみが出てくると思います。UtaTenでも歌詞を解釈するコラムがあって、様々なライターさんが独自の解釈をして書いています。

戸渡陽太:僕は受け取り手は自由だと思っていて、色を投げて、青とか水色って言ってくれてもいいし、緑って言ってくれてもいいしと思うんです。今回のアルバムには入っていませんが「Nobody Cares」という曲があって「右側の人に従って 左側の人に従ってって 自分の意見を持たぬ空っぽな大人に育ったって」みたいな詞があるんですけど、それ結構そのまんまの意味で歌っていたんですけね。色んな人の意見に右往左往して、いつの間にか自分の意見がなくなっていくっていうか。色んな意見の人がいて、それを右翼とか左翼って捉えている人とかもいて。なるほどなと。でも、それも面白いなとか思ってます。



戸渡陽太ライブツアーとメッセージ



――楽しむ側の自由さも音楽の魅力ですものね。このアルバムをひっさげて4月後半からずっとライブが続きますが、どのようなライブになりますか?

戸渡陽太:今回のアルバムからできるだけやるんですけど、ちょっと今回コンセプトとして、いわゆる弾き語りともちがうようなスタイルでやっているので、そこは面白がってもらえるかもしれないなと思っています。
あと、ちょっと先ですけど8月に「戸渡陽太10番勝負 -番外編-」という自主企画をやります。10番勝負っていうイベントをずっとやっていて、9回目が終わって、10回目は大きいことやろうかなと思っているのですが、その前に番外編として弾き語りツーマンライブで名古屋・大阪・福岡を回るツアーをします。

――ライブは基本弾き語りスタイルで、バンドの編成とかもあるんですか?

戸渡陽太:あります。色んな編成があって、ひとりでやったりドラムとふたり編成でやったり、三人編成だったり4人だったり、弾き語りでしかやらない曲とか、バンドでしかやらない曲とか色々あるんで。そうやってメリハリがついてると思います。

――ライブ楽しみですね。それでは最後にUtaTenをご覧いただいている方にメッセージをいただければと思います。

戸渡陽太:「光へのアーキテクチャ」、ぜひ聴いてください。CDを手にとっていただき、ぜひ歌詞をあなたなりに解釈して楽しんでください!

――ありがとうございました。

TEXT & Photo:苦楽園 京

枠に収まらない感性の放出で歌を紡ぎ出し、唯一無二な声を武器に独自の世界へと引き込むシンガーソングライター。 高校生の時、歌を作り、歌うことに興味を持ち、ギターを弾き始める。 ギターを弾き始めてすぐにオリジナル曲を作り、地元福岡のライブハウスのステージに立つようになる。その後···

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