
毎回歌う度に色んな人が思い返される
──『大丈夫』の歌詞の中でピックアップフレーズをお聞かせいただけますでしょうか。花澤香菜:全部大好きなんですけど、「例え側にいないとしても 思い返す言葉や仕草に 込められた意味に気付くたびに 近くにいる様に感じるよ」のフレーズが好きですね。毎回歌う度に色んな人が思い返されるっていうか。
──さっき言った戸松さんだったり、家族だったり?
花澤香菜:そうですね。友達とか家族とか、支えてくれた人たちとか。今、ちょうど舞台が終わったばっかりで、私10年ぶりに舞台やったんですよ。けっこう長い公演で、歌もダンスもある作品で、しかも手練れの方たちばっかりで、その中で私ほぼ初めてくらいの勢いだったんですね。
なので色んな人に助けてもらってここまで来れたなっていうのがあったんです。でも稽古中とか公演中とかこれでいいのかなって孤独になることもたくさんありつつ、でも振り返ってみると人に支えてもらってたなとかそういうのが重なってて、レコーディングのときと今とまた感じることが違うんだろうなって思います。そういう懐の深さがある歌詞だなって思います。
──『大丈夫』っていうタイトルに合った、そんな素敵な歌詞に感じますよね。カップリング曲、『夏のしおり』は作詞も花澤さんが担当されてらっしゃいます。好きな人への気持ちが伝えられなかったのかなっていう失恋ソングのような印象があるんですが、この曲はどういった方に聴いてほしいですか?
花澤香菜:夏のほろ苦い思い出というか、でもあれ青春だったな!みたいな。別に実体験ってわけじゃないんですけど、こういう雰囲気の歌詞にしたいなっていうのがあって。でもこれちょうど忙しい時期に歌詞作らなきゃいけなくて、この曲を作ってくださっている佐橋佳幸さんがプロデュースもしてくださってるんですけど、佐橋佳幸さんが一緒に考えてくださいました。
──佐橋さんに作詞もお手伝いいただいたんですね。
花澤香菜:そうですね。なので自分が思い描いてた以上のものになったというか、こういう風に完結した!みたいな自分でも意外な曲になったんですけど、今青春まっただ中の人も、そういうのあったなって人も懐かしい気持ちになれるようなものになるといいなって思います。
──『夏のしおり』っていうタイトルも花澤さんが考えられたんですか?
花澤香菜:これですね、佐橋さんから“『夏のしおり』っていうフレーズを思いついちゃったんだけどどう?”って言われて。“あっ、それいいですね”って言って、じゃあ『夏のしおり』を元に歌詞を考えようっていう風になりました(笑)
──『夏のしおり』っていいフレーズですよね。歌詞の「最後の花火が消えてく」っていうところも、最後の花火を見る度に"その時"を思い出してしまう、花火自体が夏のしおりなのかなって思わせる、凄くいいフレーズだなと思います。
花澤香菜:嬉しい!でも毎年気づいたら花火大会終わってるんですよ。
──お忙しくて?(笑)
花澤香菜:はい。仕事帰りに“あっ、今花火やってる”みたいな。そんなことが多くて。そういう時に昔の思い出とか出てくるじゃないですか?だから、夏の残業終わりとかにも聴いてほしいです。
──青春まっただ中の学生とかが聴くのではなく、ちょっと過去を思い返せるような人にも聞いて欲しいという事ですね。
花澤香菜:はい。学生もいいんですけど、(そういう人達に)懐かしい気持ちになってもらえると嬉しいかな。
──リリースされた7月25日くらいからは、ちょうど花火大会がたくさんあると思いますので、残業終わりに花火を見かけた方達も、夏の記憶を思い出していただきたいですね!こちらの曲でも、オススメのフレーズがあれば教えていただきたいです。
花澤香菜:けっこうこの主人公の女の子が曲者というか、素直になれない、自分に自信がなかったりとかする、悩んでる感じなんですど。
──自信がない感じの女の子なんですか?
花澤香菜:そうですね。この言葉を言って大丈夫なのかな?って探ってるような感じで、あんまりぱっと言葉が出てこないような女の子をイメージしていました。
──「誰にも告げずにしまっておく」とかっていうフレーズとかを見るに、結局最後まで気持ちを言えなかったんですよね。
花澤香菜:そうですね。「ずぶ濡れの私はもっと可愛くない」とか「強がりの私はきっと可愛くない」とか、そういう風に思ってる女子が可愛いって思っちゃう。(笑)自分の中の理想の女の子みたいなのを感じてもらいたいかなと思います。
──これが花澤さんの理想の女の子?
花澤香菜:そうですね。私の理想の“可愛い!ぎゅっとしたいな”みたいな。
──そんな素直になれない女の子を見つけた時、男の子はどのように対応してあげればいいのか、理想の対応を教えてほしいです!(笑)
花澤香菜:ぜひ引っ張っていってあげて下さい。上手いことコントロールできなくてもいいからぐいぐい引っ張っていってほしいです。
──歌詞にあるように、にらみつけたりもしてくるかもだけど、それに負けじと手を引っ張って。
花澤香菜:はい。そっちのがいいと思います。
──花火とかは無理に誘うくらいの方が、素直についてきてくれるんですかね。
花澤香菜:そうですね。ぐっと押した方が。
──ありがとうございます。勉強になりますね!(笑)
ぜひ、聴いていただきたいです
──この『大丈夫』や『夏のしおり』が見れるライヴはありますでしょうか?花澤香菜:9月8、9日にライヴがありまして、9月8日が八王子ですね。『大丈夫』のお披露目もあるんですけど他の曲もたくさん歌うので。今回サウンドプロデュースの佐橋佳幸さんがバンドマスターをやってくださるので、佐橋さんの超絶ギターテクも楽しみにしていただきたいです!そしてどういう風にライヴで『大丈夫』と『夏のしおり』が演奏されるのかっていうのは、見て、聴いていただきたいですね。
──ぜひ『大丈夫』を聴きにライヴも行っていただきたいと思います。それでは、最後なんですけが、このインタビューを見ていただいた方にメッセージをお願いします。
花澤香菜:今回のニューシングルは私にとっては新しい出会いが、槇原さんと初めて一緒にタッグを組んで私自身主人公を演じてるカトリーちゃんとの出会いもあって、新しく力強い頼りになる仲間がどんどん増えていってるみたいな安心感がすごくあって、本当にそういうところも歌声に乗ってるんじゃないかなと思うので、不安だなとか勇気がいるなって出来事の前に、聴いて自分の心を整えたり、今自分がどういう風にしたらいいのかっていうのを静かに考えてもらえるような曲と歌詞なので、ぜひ聴いていただきたいです!
──花澤さん、本日はありがとうございました。
花澤香菜:ありがとうございました!

TEXT:MRD
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