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【ライブレポート】9mm Parabellum Bullet、ツアー最終日で示した未来

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9mm Parabellum Bulletの『カオスの百年 TOUR 2018』ファイナル公演が2018年9月29日にZeppTokyoで行われた。結成15周年を前に加速度的に勢いを増す9mmの現在をレポートする。

公開日:2018年10月6日 更新日:2018年10月11日


この記事の目次 []
  1. ・『カオスの百年 TOUR 2018』ファイナルはZepp Tokyo
  2. ・「特濃な時間を過ごそう!」
  3. ・9mmとファンの幸福な関係
  4. ・全方位に加速する9mmに注目
  5. ・公演概要

『カオスの百年 TOUR 2018』ファイナルはZepp Tokyo


9mm Parabellum Bullet(キューミリ パラベラム バレット、以下「9mm」と表記)の歩みは邦楽ロックの歴史とそのまま重なる。ヘヴィーな轟音と叙情的なメロディーをトレードマークとする4人組はこれまでにフルアルバム7枚をリリース。多くの若手バンドに影響を与えてきた。

9mmの人気No1の歌詞

そんな9㎜の歴史のなかで2018年は特に記憶に残る一年になった。滝 善充(Gt)のステージ本格復帰。滝がプロデュースと作曲、いしわたり淳治が作詞を担当した菅原卓郎(Vo/Gt)の昭和歌謡をテーマとしたソロ作のリリース。菅原に中村和彦(Ba)、かみじょうちひろ(Ds)の3人によるアコースティックトリオ『AC 9mm』の活動や滝と菅原のユニット『キツネツキ』のリリース/ツアー。それらを旺盛な創作意欲で次々とシーンに投下した2018年は9mmというバンドにとって転機となる一年だったに違いない。

そして完全復活の狼煙をあげた日比谷野音の勢いそのまま、全国を駆け抜けた『カオスの百年 TOUR 2018』は9月29日、Zepp Tokyoで最終日を迎えた。ソールドアウトの場内にファンが臨戦態勢で待ち構える中、おなじみのSEに乗せてサポートのfolca爲川裕也(Gt)を加えた5人がステージに登場する。「9㎜ Parabellum Bulletです。こんばんは!」。カウント一声、イントロが鳴った瞬間に怒涛のような歓声が起こり、ファイナルの幕が切って落とされる。

1曲目は『Lovecall From The World』。前傾姿勢でシャウトする中村。そのままベースを置いてかみじょうのもとに駆け寄りシンバルを叩きつける。間髪を入れずアニメ『ベルセルク』のオープニングテーマ『インフェルノ』へ。高速ナンバーの連打によって会場は早くも熱狂のるつぼと化した。


「特濃な時間を過ごそう!」


今回のツアーでは事前にファンのリクエストを募り、リクエスト上位曲を中心にセットを構成。耳にする機会の少ない曲が演奏されるたびに会場から歓声があがる。『Discommunication』、『Sleepwalk』と1stアルバム『Termination』からのナンバーを立て続けに演奏すると会場の熱気は急上昇する。

「東京!『カオスの百年 TOUR 2018』にようこそ」と菅原。「曲は演奏したら終わっちゃうけど、みんなその中で特濃な時間を過ごしましょう!」といってはじまったのはツアー会場限定CDに収録された新曲『カルマの花環』。会場ごとに収録曲の仕様が異なる限定盤はこの日すでに完売。それとは別にツアー直前に発生した北海道胆振東部地震のためのチャリティCDも販売するなど中止・振替となった札幌公演への気遣いも見せた。

『Vampiregirl』でフロアを沸かせ、すかさず『Wildpitch』を投入。焦燥感をあおるスリリングなナンバーはアルバム未収録のシングルカップリング曲だ。


ふたたびマイクを手にする菅原。デビュー当時のレコーディングをふり返りながら、この後に演奏する『21g』にまつわるエピソードを語る。「11年も眠っていた」曲はツアー限定CDに収録され、今回はじめて陽の目を見ることになった。「アルバムリリースのないツアーでも変わらず来てくれる」ファンに向けて歌う『21g』は初期9mmならではの疾走感あふれるナンバーで、思わずタイムスリップしたような錯覚に陥る。

ツーバスとダウンストロークの波状攻撃による轟音シンフォニー『The Silence』を歌うとMCをはさんで「光の雨が降る、東京の夜に!」と絶叫。ファン投票1位となった『光の雨が降る夜に』では会場に青い光がふりそそいだ。ステージ前方に設置された花道で背中合わせに菅原と滝がギターソロを披露すると会場のテンションは最高潮に達した。

9mmとファンの幸福な関係


ジャジーなイントロからはじまる『キャンドルの灯を』。アップライトベースに持ち替えた中村が弾く4ビートの高速ジャズパンクナンバーから間を置かずに最新作『BABEL』収録の『ホワイトアウト』をまばゆい光に包まれながら歌う。


この日リクエストを中心にしたセットから伝わってきたのは、アグレッシブ一辺倒ではない9mmの楽曲の多彩さ。メタルやオルタナ以外にもクラシックやジャズ、歌謡曲などあらゆる素材を詰め込んだ9mmの音楽をファンは支持し、バンドの側もその期待に応えてきた。2019年に結成15周年を迎える9㎜だが、「安心してついてきて」という菅原の言葉に結成以来築いてきたファンとの幸福な関係が垣間見えた。

爲川のギターソロが炸裂する1stアルバム表題曲『Termination』。デビューEP収録の『marvelous』では身体ごと楽器をふりまわす滝と中村のパフォーマンスも健在。緩急自在なかみじょうのスティックさばきからカットインしてはじまった『Talking Machine』で菅原がマラカスを手に花道で手拍子を促すと、滝は客席にダイブしたままの体勢でソロを演奏。うねり狂うグルーヴが会場を異次元のカオスに変える。

哀愁あるメロディーが映える『ハートに火をつけて』に続いて最後に演奏されたのはリクエスト上位の『sector』。2千人規模の会場を狭く感じさせるほど圧倒的な音の奔流。すさまじい瞬発力でリミッターをふりきるとトップスピードのまま本編を終えた。

全方位に加速する9mmに注目

ステージに戻ってきた5人。15周年のプランについて「たくさん楽しいことをします」と予告すると会場から大きな拍手が送られた。「今日は来てくれてありがとう!これから何回でもこうやって集まりましょう」(菅原)と言い、ツアーファイナルは終結(terminate)した。

「また会いましょう!」満面の笑みでステージを後にしたメンバーたち。客電がついても鳴りやまないアンコールが快心のツアーファイナルを物語っていた。

11年間の歩みを総括し9㎜というバンドの本質を再確認した『カオスの百年 TOUR 2018』。結成15周年に向けて全方位に加速する9mmからますます目が離せない。

TEXT:石河コウヘイ
PHOTO:石崎祥子

公演概要

~9mm Parabellum Bullet presents カオスの百年TOUR 2018〜
9月29日(土) Zepp Tokyo [東京] ファイナル公演

「9mm Parabellum Bullet」公式サイト ニュースページ

2004年3月横浜にて結成。 2枚のミニアルバムをインディーズレーベルからリリースした後、2007年Debut Disc『Discommunication e.p.』でメジャーデビュー。 パンク・メタル・エモ・ハードコア・J-POPなどあらゆるジャンルを呑み込んだ独特な音楽性と、爆発的なライブパフォーマンスで 日本ロック···

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