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【インタビュー】木島ユタカ、「和のこころ3」〜ひといきつきながら〜リリース。新曲『十六夜』の誕生秘話と好きな歌詞とは?

海外民謡のリノベーションという独自のジャンルに挑んできる木島ユタカ。海外民謡に日本語の歌詞を乗せて、聴く人を心地よくさせる。そんな木島ユタカが2018年10月10日に「和のこころ3」〜ひといきつきながら〜をリリース。キャンペーン中に話を伺った。

「和のこころ3」〜ひといきつきながら〜の聴きどころとは?

地元大阪にて「和のこころ3」〜ひといきつきながら〜をリリースした木島ユタカにインタビュー。ライブでも人気の楽曲「ひといきついながら」が、24時間テレビのマラソンを走ったみやぞんへの応援歌としてNMB48の山本彩が熱唱し、思わぬところから注目をされました。アルバムへの思いに加えて、その辺りもお聞きしました。

──和のこころも「3」になりました。今回の聴きどころを教えてください。

木島ユタカ:昨年リリースした「和のこころ2」から海外民謡のリノベーションに取り組んできました。
海外民謡のメロディをそのままに日本語の歌詞を乗せてというリノベーションをしてきたんです。今回はもう一歩踏み込んで、そこに加えて自分で作った新しいメロディを足したアレンジをして、オリジナルの日本語の歌詞をつけることをしました。

昔ながらのメロディと、現代の自分が聴いてきた中で生んだポップスっぽいメロディが合わさったハイブリット感が出せたかなって思っています。


──聴かせていただくと、和のテイストがあるので、日本人にはすっと入ってきますね。

木島ユタカ:そうですね。今回はテンポよく出来上がりました。僕自身もすごくしっくりきていますね。ジャンルも含め色んなことにチャレンジできたという感じです。


──アルバム「和のこころ3」の中にも入っている『ひといきつきながら』は、NMB48の山本彩さんが24時間テレビで、マラソンを走るみやぞんの応援歌として歌われていましたね。



木島ユタカ:一気に『ひといきつきながら』という曲自体が注目されましたね。YouTubeの再生回数がぐんと伸びました。今では10万超えたので、それくらいテレビというのはすごい力を持っているんだなと思いました。


──『ひといきつきながら』はライブでも人気とのことですが、ライブではどういった場面で歌われるんですか?

木島ユタカ:ライブの最後に歌うことが多かったですね。
『ひといきつきながら』っていう楽曲の持ってる応援歌といえば応援歌なんですけど、頑張れ頑張れというよりはそっと誰かの心に寄り添ってくれる歌詞というか、一人じゃないんだよっていうことを伝えながら進んでいく歌詞が僕自身やってきた音楽とマッチしていたので、すごく大事なところで歌わせてもらってます。


──ファンの人もこの曲がかかるとラストスパートだと、更に気合いが入るんですね。

木島ユタカ:そうですね。“あ、最後なのか”みたいな感じだと思います(笑)



──今回のアルバム「和のこころ3」〜ひといきつきながら〜には、完全オリジナル曲が収録されています。その『十六夜』(いざよい)が生まれた経緯を教えてもらっていいですか?

木島ユタカ:作曲がLuzさんという方なんですけども、Unlimited toneというグループのメンバーで、僕も以前フィーチャリングで色んなところを回らせてもらったりしていて、僕のお兄さん的立ち位置になるんです。
そんな音楽仲間の方が作っていた曲を何曲か聴かせていただいて、その中にこの『十六夜』が入ってまして、“この曲めっちゃいいですね”ってことでそこから仕上げていった感じです。


──タイトルが『十六夜』という難しいというか普通の人はなかなか読めない単語と思いますが、そんなことはないでしょうか?

木島ユタカ:ライブではもう2回くらいやったんですけど、最初はバンドメンバー皆が「じゅうろくや」って読んでいたので(笑)、あまり馴染みのない言葉なんでしょうか。
ちゃんと「いざよい」って言葉がありますし、響きがいい日本語だなって思います。


──はい。この言葉をチョイスされるのがすごいなと思います。和の言葉の柔らかさを感じます。

木島ユタカ:綺麗ですよね。美しい言葉だなと思いますね。


──その『十六夜』ですけども、好きな歌詞の部分を教えてください。

木島ユタカ:この歌詞全部好きなのでどこっていうと難しいんですけども、サビの歌い出しの「朧な月の十六夜」っていう部分は歌っていて引っかかる歌詞だなと思うんですが、個人的には冒頭の方の歌詞で「少しずつ消えていく茜色に染まる」の「茜色」ってワードがすごく好きですね。その情景が見えるというか。


──素敵ですね。徐々に時が動いていっている風景を感じますね。歌としては愛する二人が別れた後の歌詞に思えるのですが?

木島ユタカ:だと僕は思っているんですけど。ちょっと悲しげですね。


──実際の木島さんはこの『十六夜』の歌詞みたいに思いを募らせる方ですか?

木島ユタカ:あんまり引きずらないタイプだと思うんですが、ふいな別れだったりするとけっこう落ち込むタイプですね。
そういう恋もありました。そのときは地元に帰ったりしましたね、友達に会いたくなって。誰か慰めてみたいな(笑)


──そういうことから曲が生まれたりもするんですか?

木島ユタカ:もちろんありますよ。僕はけっこう実体験で書くタイプなので。
100%実体験ってわけじゃないですけど、80%くらいの実体験の中に20%加えてっていうような感じで歌詞を書いているので。わりと実体験が歌詞に生きていると思います。


──今後、ますます木島さんの実体験が詰まった歌詞と歌で出てくる可能性がありますね。

木島ユタカ:あんまり恋愛事は書かないようにしようかなと思います(笑)


──そしてライブといえば明日の10月10日はとんぼりフェスにご出演ということで、地元関西でのライブですが意気込みはどうでしょう?

木島ユタカ:先月関西でワンマンライブはやらせていただいたんですけど、今回リリースを受けてなので新曲を数曲やろうかなと考えています。そういう意味では一歩目のライブになるんじゃないかなという風に自分自身で感じています。皆さんにも存分に今回のリリース曲を楽しんでもらえればと思います。


──とんぼりフェスは、インバウンドで日本に来られた外国人さんも聴くという趣旨のライブとお聞きしました。

木島ユタカ:そういう趣旨のイベントが増えていってほしいなって個人的には思いますし、2020年のオリンピックもあるのでそこに向けてどんどん盛り上がって、大阪面白いとこだなって海外の人からも注目を浴びるといいなって。
僕自身も和のこころをやっているので、海外に向けてのことというのは色々とチャレンジしたいなと思っているので頑張っていこうと思います。


──特にリノベーションされている元の国の人からすると“こんなところでこの曲が”ってなりますよね。


木島ユタカ:そうなんです。この間、東京の代々木公園でライブをやったときに、ポーランドの方が僕の出演していたラジオを聴いて来てくださって。そういう元の楽曲の地の人が来てくれるって嬉しいですよね。違う感覚でこっちも喜べるというか。


──海外から日本に来られている人からすると、普段は聴かないですもんね。

木島ユタカ:そうですね。あまり聴かないと思うので。逆に海外の人がこのリノベーションスタイルを見てどういう風に感じるのかなっていうのは、肯定も否定も全て受けとめたいとは思っているので。


──そうですね。歌詞は和のこころですし。実際に、聞かれたことはないんですか?

木島ユタカ:いや、海外の人にじっくりとはないです。ミュージシャン繋がりの人はいっぱい聴いていただいてすごく面白がってくださるんですけど、海外の人はどういう風に感じるのかなって思いますね。自分たちの国のメロディに日本語の歌詞が乗っててっていうのはどういう風に感じるのか。


──明日のライブがきっかけで、そんな機会が増えると良いですね。それでは、最後にUtaTenをご覧の方へメッセージをお願いします。

木島ユタカ:今年の10月4日でメジャーデビュー丸1年となり、2年目に入りました。三味線シンガーということで自分の民謡のルーツも含め和のことをやっているので、日本の文化というか日本の音楽を打ち出していきたいなという風に思っています。
ジャンルを超えた音楽の中で木島ユタカの個性がしっかり出せて日本の音が出せるように、これからもとにかくチャレンジしていきたいなと思っているので、ぜひ応援していただきたいです。よろしくお願いします。



TEXT&PHOTO:苦楽園 京

5歳から父親の影響で『民謡』を歌い始める。    父親との二人三脚、本格的な民謡のレッスンを経て、数々の民謡全国大会で、グランプリを獲得。 透明で艶のある歌声と、民謡で培われた芯の太い歌力が絶妙なバランスで混ざり合い、現代ポップスと"和"を併せ持つその世界観は、唯一無二で聴く人の···

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