TAKUYAが歌詞を書いた『Blue Star』
──それでは、10月24日にリリースされた『I’m Here』と『Blue Star』のお話しに参りたいと思います!今回イメージカラーは青なんですね。KAZ:そうですね。前回は白だったので、今回は先にテーマカラーを決めてから曲を書き始めたんですけど、今回『Blue Star』はTAKUYAが担当しました。
TAKUYA:テーマカラーが先に決まっていたこともあって、青についてどう書こうかな?って思ったんです。
空だったり、海だったり、色々出てきたんですけど、『CANVAS』のミュージックビデオの最後に薔薇が1本出てくるんですけど、それを見ていたら花っていいなって思って。
青い花を色々調べていたら、Blue Starが出てきて。
──花の名前なんですね。
TAKUYA:はい。
KAZ:星じゃないんですよね。
TAKUYA:花言葉で素敵な言葉がいっぱいあって、そこにBlue Starがあったんです。
信じ合う心、幸福な愛っていう花言葉があったのでいいなって。それをベースにしていきました。
JUNPEI:ちなみにドラマの主題歌なんですが、その原作にもBlue Starっていう花が出てくるんです。
TAKUYA:しかもそれ、めっちゃ偶然です。
JUNPEI:本人はそれを知らなかったみたいで。後々調べて“え!”ってなってました!
──天才じゃないですか!!(笑)
TAKUYA:天才かはわかんないですけど(笑)
KAZ:主題歌にも寄り添いながら、僕ららしさを出しながらっていうのが1曲かけたんです。
原作にも結構寄り添ってるよね?
TAKUYA:そうですね。原作も昔好きだった人と偶然会ったっていう始まりで。
KAZ:僕らも台本を読ませてもらったりして、曲作りに携わったんで、そういう意味ではCOLOR CREATIONとしても新鮮だったし、主題歌として書くっていうのとテーマカラーの2個の縛りの中で曲を書きました。
どちらにしてもファンの皆さんに向けて歌える曲になっていると思います。
ファンの皆さんが僕たちを見つけてくれて、それぞれ出会った日も違うと思うけれど、その出会った日をお互い忘れずにしていきたいです。
色んな活動をしてきたけど、これからもこの気持ちを大切にしていきたいという想いもこもっています。
JUNPEI:あと、2曲とも繋がりを持たせているんです。なので2曲合わせて聴いて頂けると、そういう所も含めて楽しめると思います。
──『Blue Star』は情景描写と心情の描写のコントラストが素敵ですよね。
TAKUYA:『Blue Star』は僕の歌詞をベースにしてみんなでブラッシュアップしていきました。『I’m Here』が多くの人に刺さるように抽象的になっている分、『Blue Star』は比喩を多めに入れたりとか。
雨は冷たいイメージだけど、“温かい雨が”とか。逆の言葉を入れてみたりして、比喩にこだわりました。
──「まだ懐かしい心焦がすような」って素敵な表現だと思ったんですが、誰が書いたフレーズですか?
KAZ:僕です。久しぶりに会ったのに、なんか懐かしい君の笑顔的な意味合いです。
──「stay in my life」もめっちゃ良いフレーズですね!
KAZ:英語の部分ってめっちゃ良いんです!RIOSKEが好きな「Let me stay in your heart」って部分は“君の心にいさせて”っていう意味だったり。
──素敵。RIOSKEくんは英語ペラペラなんでしたっけ?
RIOSKE:全然です。英語の部分は割と俺が選ばれたんですよね。
KAZがキャラ変!
──『I’m Here』はシンガーソングライターの宏実さんが作詞を書かれているんですか?
JUNPEI:そうです。ちなみに、裏話をするとレコーディングにも立ち会ってくれました。
──レコーディングでアドバイスなどはもらいましたか?
KAZ:かなり貰いました!!
RIOSKE:アドバイスがすごく的確なんですよ。
──宏実さんものすごく歌上手いですもんね!
YUUTO:めっちゃ上手いです。
KAZ:まず宏実さんが上手いから、仮レコとかも歌ってくださっていて。
RIOSKE:“ここはビブラートが3コぐらい”とか。“このフレーズの終わりは、抑えて”とか。
──エッジ効かせるとかですかね。
KAZ:“KAZくん、そのエッジいいよ…。エッジ入れてそこ…”って言われて「はい!あ~ん」みたいな!
全員:(笑)
RIOSKE:いやらしい言い方辞めなさいよ!!(笑)
──今すごい狙いましたよね?(笑)
JUNPEI:こいつ、そういう所あるんですよ~!
──前回のインタビューで、TAKUYAくんにそろそろ可愛いキャラがきついって言われてましたよね(笑)その後どうですか?
KAZ:だいぶ可愛いですよ!!
YUUTO:いや、きついですね。
KAZ:でも実際、柔らかくふんわり可愛いキャラから抜け出すことをしています(笑)
TAKUYA:そんな感じはする!
KAZ:実際、ちょっとは気付かれない程度に、じんわりじんわりやっているんです。
JUNPEI:どうする?これ書かれたら(笑)
KAZ:え~書かないでくださいっ!!これまだ言ったことないんで!
──いや書きます!!(笑)じんわり変態キャラになっていくんですね。
KAZ:いやいやいや。じんわりカッコいい系になっていきます!!
プライベートでは迎えに行く派?おいでよ派?
──では、『I’m Here』のお話しに戻します!YUUTO:大切な人に会えない人って沢山いると思うんです。上京して家族と離れたり、卒業して友達と離れたり、遠距離恋愛とか色々で。
そういう大切な人に会えない時って不安だったり、孤独に感じたりもすると思うんですが、『I’m Here』はそういう寂しい気持ちを支えてくれるような曲です。
僕も18歳のときに上京してきて、誰も知らない、何も知らない所に来てすごい不安だったことを覚えていて。
あの頃の自分にも聴かせてあげたい曲だし、今そういう状況にいる人を支えられる曲になってほしいです。
RIOSKE:沢山の人に共感してもらえるように、それも考えながら作りました。
KAZ:上京した経験がある人にはかなり刺さるんじゃないかって思います。
僕は聴いた時、彼女と付き合ったまま遠距離恋愛をしているっていう設定に聴こえたんですけど、遠距離恋愛じゃなかったにしろ、大切な友達とかと離れて都会に行ったイメージもわくじゃないですか。
自分達も全員上京しているから、自分自身にもリンクしてくるし。
TAKUYA:あとは、残された側が聴いても刺さる歌詞かなって。
KAZ:「僕はずっと待ってるから」っていう歌詞は、送り出した側としても聴けるのかなって。お母さん世代の人にとっては、子供が上京して、という意味でも良いと思うし。
JUNPEI:この曲でもKAZはエッジを大事にしていて。
TAKUYA:すぐ入れちゃうんですよね(笑)
──(笑)、それを宏実さん直々にアドバイスが頂けるんですよね!デビュー2作目で、こんなに良い曲が頂けるアーティストさんってなかなかいないですよ!
KAZ:曲が良すぎて、自分達の曲ってことを抜きにしても、大好きな曲なんですよ!しかもちょっとバンドサウンドっていうか、トラックとメロディーもものすごく良くて。
サビが毎回ユニゾンだったんですけど、この曲はそれぞれマイクリレーのパートがあるんですよ。
だからライブでは、それぞれの想いがのって、より突き刺さる。今まで全員で歌っていたのとは、少し違う刺さり方はしているんじゃないかと思います。
──この曲の歌詞で、「迷わずここにおいでよ」という内容がありますが、皆さんは友達が悩んでいる時とかは“おいでよ”という派ですか、それとも“俺が行くよ”派ですか?
YUUTO:俺は自分が行きます。
RIOSKE:俺も行くかも。
KAZ:“おいでよ”なんだけど、最後の大サビでは「必ず君を迎えに行くから」ってなるんです。
結局、辛くなったらいつでも待ってるけど、本当にダメなときは俺が行くから!みたいなスタンスが好きだなって思います。
向こうの挑戦だから簡単に行ってしまうとダメじゃん?だからそういうぐらいの気持ちで、頑張って!っていう解釈です。
でもアーティストとしては、東京でいつでも待っているから、地元九州の人来てくださいっていうよりも、俺らが歌を届けに九州まで行くし、全国に行くよって思っています。
MVでは歌詞にフォーカス!
──そして今回のMVには、歌詞が出てくるようになっているんですね!
KAZ:今回も歌詞が素晴らしくて。でもMVがシンプルなので、歌詞を見てもらえれば、より気持ちが伝わるのかなって。
みんなで歌詞、ありなしでMVを見ていたんですが、歌詞ありの方がいいね!ってなって、フォントや位置にもこだわりました。
──そういう部分に対しても皆さんの意見が反映されているんですね。
KAZ:結構そういう所も話しあってますね。
TAKUYA:シンプルだからこそ、ソロのシーンとかもバックボーンが見えてくるかなって思います。
──表現力も前作に比べて上がったように感じました。撮影で印象に残っていることは?
KAZ:その気持ちになりきるのは一番わかりやすい表現方法だから、自分なりの『I’m Here』をこのMVで表現出来たんじゃないかと思います。
撮影では、カメラマンさんが僕らの周りをぐるぐる回って撮ってくれたんです。憧れだったので嬉しかったです。
RIOSKE:テンションあがったよね!!
JUNPEI:僕は太陽光に凄く弱くて、目がチカチカしちゃうんですよ。“撮影始まります”って言われたとき、“頑張る!!”ってみんなで励まし合いながら撮影しました。
KAZ:気持ち込めるフリをしながら、ちょっと眩しいみたいな(笑)
TAKUYA:しかもレフ板がちらちらしてたしね。
──『Blue Star』のMVはどんな感じになっていますか?
TAKUYA:『Blue Star』はマンションの屋上でグランピングをやったり、他の演者さんと共演したりもしました。
KAZ:今まで他の演者さんとの絡みってしたことがなかったんですよ!
TAKUYA:久しぶりに会った友達という設定で、みんなでワイワイしている姿を撮りました。KAZくんが勝手に細かい設定を決めたんですけど(笑)、俺らは高校の友達でサッカー部。僕らとマネージャー達の親友グループが何年ぶりに再会したという感じで。
撮影の時は、初めて会ったキャストさんに“お前、何年経っても変わんねーな!”って言い始めて(笑)。他4人はそういう演技が苦手なので…。
KAZ:初めての演技だったんですけど、男5人と女の子3人だったんですよ。どういう設定かな?って考えたときに、部員とマネージャーという設定を入れてみたら面白いかと。
初めての演技だったから、率先して“お前さ~”って馴れ馴れしく(笑)言ってみたり、あだ名を決めたりして。
YUUTO:そのおかげでメンバーの素の笑顔がいっぱい見れると思うので、『I’m Here』と対照的になっていると思います。
KAZ:たしかに『Blue Star』はめちゃくちゃ笑顔が多い。ドライブシーンもあるしね。
──誰が運転したんですか?
RIOSKE:はい!今回真っ青なJeepに乗ることになって、「ごついJeepを運転するならRIOSKEだな!」ってことになって、俺が運転しました。でも他の人の車だから、怖くて怖くて。しかも普段そんなに運転もしないし、ガクガクでした。メンバーも全員乗っているから、みんなの命は俺が預かってるって思うと怖くて…。
KAZ:俺らは全然のん気にやってましたよ(笑)
──運転シーンの顔に注目ですね!!
TAKUYA:RIOSKEは普段よくやらかすから、みんな覚悟はしてた感じでしたけどね(笑)
KAZ:『Blue Star』はそれぞれ色々な表情のカットもあるしね。MVが見たくなるような楽しいものになっていると思います。
TAKUYA:そもそも『I’m Here』と『Blue Star』の2本を1日で撮ったんですけど、23時間ぐらいかかって。
KAZ:朝4時に起きて、4時半ぐらいに終わりました。
YUUTO:みんなかっこつけてますけど、めちゃくちゃ眠いんですよ(笑)
──朝4時の撮影はやばいですね。
KAZ:ぶっつけ本番みたいな感じの撮影だったので、大変だった。
TAKUYA:しかも『Blue Star』の方が後だったから、『I’m Here』終わりでダラーンとなっているときに、『Blue Star』でワイワイする。カットかかったときの顔がハンパなかった(笑)
KAZ:『Blue Star』でかなり眠いのに、楽しい感じを出さなきゃいけなくて、終わったあとが辛かった(笑)。
JUNPEI:顔がむくんでますからね(笑)
TAKUYA:全員でサビを座って歌うシーンがあるんですけど、それ朝4時ですよ。みんな寝てたので、僕が起こしました!
RIOSKE、TAKUYA、JUNPEI、KAZ、YUUTOの5人から成る、圧倒的歌唱力を誇る次世代のボーカルグループ。 2017年8月にインディーズでリリースしたシングルが3ヶ月で8,000枚以上の売上を記録し、活動開始からわずか10ヶ月でメジャーデビュー。2018年5月のメジャーデビュー後、リリースされたシングル全···